わかさいもとは、北海道の洞爺湖温泉名物のお菓子である。製造元は同地に本社のあるわかさいも本舗。
見た目には小さな石焼き芋をイメージした形であるが、原料は地元洞爺湖周辺の名産である大福豆を使用しており、さつまいもを使用していない(さつまいもは北海道ではあまり栽培されていない)。
「芋よりも芋らしく」ということで、さつまいもを使わずに焼き芋を再現することを目指したお菓子である。中にある芋の繊維は昆布を、表面の焦げは砂糖醤油を使用して焼き芋らしさを表現している。
1923年に、洞爺湖の西にある黒松内町で菓子を製造していた若狭函寿が「やきいも」の名で販売したのが始まりである。1930年に洞爺湖温泉街に移転した際に、自身の姓をもとにした「わかさいも」に名称を変更している。
第二次世界大戦の戦中には全国的に砂糖が不足し、サッカリンやズルチンなどの代替甘味料を使って菓子作りを続ける菓子店が多い中、若狭函寿は代替品を使うことを良しとせず1943年には製造を休止してしまった。当然資金に困窮したが、知人の伝手を頼りに借金をしたり、一人娘のミシンや座布団を売るなどして、戦後の1950年になってやっと砂糖と大福豆を購入し7年ぶりに製造を再開したという。この材料への厳しさは現在でも続いており、主原料である大福豆は毎年厳選したものを使用している。
北海道内での知名度は、テレビCMや観光土産として広く認知されている。
現在は洞爺湖温泉のほか、JR札幌駅、登別温泉、留寿都、室蘭などにも店舗を出している。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
提供: クロ
提供: 周年記念なのに無料1回というゴミ
提供: お布団ゆんゆん
提供: 樹葉 緑
提供: LCA(LuCA-Light)
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/26(水) 13:00
最終更新:2025/03/26(水) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。