アイドルマスターXENOGLOSSIA 単語

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アイドルマスターゼノグラシア

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「あなたのアイドルになりたい…」

アイドルマスターXENOGLOSSIA』(〜・ゼノグラシア)とは、サンライズバンダイビジュアル製作2007年期〜期放映のテレビアニメ作品である。 PROJECT IM@Sの一環として製作され、バンダイナムコゲームスアーケードゲームTHE IDOLM@STER』を「原案」としている。
後のアニメIDOLM@STER』と対すると、いうなれば『世界を救う方のアイマス』。

あらすじ

原因不明の崩壊により生じた欠片「コンペイトウ」群は、衛星上に4本ものオービタルリングを形成し、毎日のように巨大隕石ドロップ」として降り注いで地上に深刻な被害をもたらしてきた。この災厄「ロストアルテミス」により全人口のおよそ1/4を失った人類は、国連導の下で際組織「モンデンキント」を結成し、ドロップ対策と災害に乗り出すこととなった。

――それから時は流れ・・・復107年の地球

はこの100余りもの間、大気圏外ドロップ核ミサイルで迎撃する手法を確立し、かつての繁栄を取り戻しつつある人々の日常を守っていたのだった。しかし法的に大量破壊兵器を所持出来ない日本だけは、ドロップを「iDOL(= immortal Defender Of Legatee 、公式訳は「遺産相続人の永遠の守護者」)」と呼ばれる、特定の資質を備えた女性にのみ操縦できる巨人重機を使って大気圏外での隕石の破壊・除去にあたっていたのである。

そんなある日、アイドル見る一人のごく少女が、とあるオーディションに合格し晴れ上京を果たす。

――これは「人格」を持つ構造体iDOLと、彼らにマスターとして認められた少女、すなわち「アイドルマスター」と呼ばれる搭乗者たちをめぐる数奇な運命物語である。

登場人物

モンデンキントジャパン アイドルマスター課

モンデンキントは、スイスのジュネーヴに本部を置く、ロストアルテミス対策のための際組織を体とし、現在世界中に支部を展開してドロップ処理に関わるあらゆる事業を一手に請け負う多企業である。実は秘密裏に「グランドロッジの」なる僅か数名の集団(CV:上田陽司宮下栄治酒井敬幸中博史)がその実権を握っている。なおモンデンキント(Mondenkind)は独で「子供」を意味し、元ネタはM.エンデの『はてしない物語』である。

本作の舞台となるアイドルマスター課は、モンデンキン日本支部のiDOL実働部隊である。普段マスターたちは銀座にある地下秘密基地の地上擬装である私立玉(ぎょくと)高校生徒として在籍している。なお新宿にある日本本社の役員たち(吉永社長CV:宮下栄治)、横山専務CV:中博史)、佐藤常務(CV:大西))は、現場優先の独断専行で関係各所と度々揉め事を起こす本課をあまり好ましく想っていない。

iDOL

アイドルマスター

整備班

職員

トゥリアビータ(Tria Vita)

テル・ロ・ウ(CV:池田昌子)によって創始されたの組織。モンデンキントが独占しているはずのiDOLをなぜか保有し、カラスCV:石田彰)の揮の下、モンデンキントのiDOLに襲いかかる。

iDOL

アイドルマスター

その他 

XENOGLOSSIAについて

タイトルのゼノグラシア(xenoglossia)とは、ギリシア語で「聴き慣れない異国語もしくは意味不明を話すこと」を意味する一種の超常現象のことで、オカルト分野ではに前世の記憶など常に原因をめる「真性異言」として、キリスト教の文脈で霊の働きによるとされる狭義の「異言」(グロソラリア glossolalia)とは区別されている。またグロソラリアは広義にはゼノグラシアを包括する概念としても用いられる(詳しくは ウィキペディアexitで)。

番組Pは 「『ゼノグラシア』の意味は、妖精や精霊という意味と、神や宇宙の言葉がわかる巫女的存在という意味もあります。」exitと発言している。この発言と原義とを照らし合わせてより厳密に義を解釈してみると、ゼノグラシアとは、秘蔵の盗撮録画コレクションを見せつけることでしか己のんだ情を表現できないポンコツストーカー微笑みを浮かべてり合う口も抱き締めて互いの温もりを伝え合う腕も持たないiDOLたちの心ののことであり、それを理解して彼らと種族を越した情を通わせるマスターたちの類稀な性を集約した表現なのだろう。

ちなみに公式サイトの方では「※ゼノグラシア=妖精」exitと番組Pの解説を更にブッた切った表現がされているせいで、多くのファン混乱を招いている。

ゲーム「THE IDOLM@STER」との関係

本作はアーケードゲームTHE IDOLM@STER」を原案としているが、ゲーム版そのままのアニメ化ではなく、巨大ロボット等が登場する「アニメアイドルマスター」として新しい設定でつくられているため、世界観やストーリー、登場人物の設定や担当声優が全く異なる。

そのため、ゲームTHE IDOLM@STER」の「アニメ化」というよりも「Project iM@S」(メディアミックス作品・番組を含めた総称)内の「アニメーション部門」と言った方が近い。(製作経緯については下記「外部出演」も参照のこと)

また、各キャラの設定・声優の変更等を理由に、原案ゲームファンの間での本作の評価は賛否が分かれている(とは言え、過剰なアンチ粘着行為はファン全体の迷惑となるので注意)。

なお、ラジオ番組やCD漫画等のメディアミックス展開も、内容やキャストが違うため原作ゲーム無印/L4U)系列とXENOGLOSSIA系列に事実上分けて展開されている(ちなみにXENOGLOSSIAの内部でも漫画(脚本: 涼風作画黒崎まいり、全1巻(未完結))とライトノベル富士見ファンタジア文庫版(涼風イラストEin)とHJ文庫版(涼風イラストシコルスキー))ではそれぞれに一部設定がかなり異なる)。

原案ゲームの詳細は「アイドルマスター」の項を、同じくアイドルマスターを題材としたアニメ作品に関してはアイドルマスター(アニメ)参照のこと。

外部出演

2015年12月、『スーパーロボット大戦X-Ωスパクロ)』へクリスマスイベントという形で期間限定参戦を果たした。

これに伴い、坂上陽三プロデューサーアイマス公式ブログexitのほか、スパクロ攻略動画exitスパロボ公式ラジオうますぎWAVE」などへ出演し直々に参戦告知を行った。

そして、同じくX-Ω2017年9月に期間限定参戦する「アイドルマスターシンデレラガールズ」(鋼きらりロボ)に併せ「XENOGLOSSIA」も期間限定再参戦することが決定。exit

2017年2月に参戦した「無尽合体キサラギ」も同時再参戦し、遂にスパロボという舞台においてアイマス3作品がコラボレーションすることとなった。が呼んだかスーパーアイマス大戦』赤羽根P「偉い人が言ったんだからいいよね!」

イベントストーリーでもこの3作品が共演するとのことで、放映10周年にしてXENOGLOSSIAのキャラクターが遂に他のアイマス作品のキャラクターと共演することになった……何故かスパロボで。

制作経緯〜如何にしてXENOGLOSSIAは生まれたのか?

上記項でも述べた通り、XENOGLOSSIAは原案であるゲームから余りにもかけ離れたその作から賛否両論…というより、ハッキリ言ってしまえば多くの批判されてきた作品である。そしてまた、作品にわる偽不明の様々な噂もあり、それらは放映から10年以上経過した今現在でさえ、ネット上で飛び交っている。

しかし、上述したスパクロへの参戦や10周年記念上映会などで、監督長井龍雪氏、及びアイドルマスター総合プロデューサー坂上陽三氏より、当時の制作経緯などについてられた。

まずはじめに、一番最初のアイマス作品であるアイドルマスター(アーケード)が稼働した2005年、このアーケード版が登場するかしないかという時期に既にアニメ化企画は始まっていた。

そしてこの時期は、ナムコバンダイが経営統合した時期でもあり、それに合わせて両社のクリエイターコラボのような作品を制作する話が持ち上がった。そこで、ナムコの『アイドルマスター』という言葉をキーワードに、バンダイ下のサンライズロボットアニメ製作する事となったのである。プロデューサーの古里尚丈によれば、原案ゲームの双方向性やストーリー分岐の要素はアニメでは再現できないことから、忠実にアニメ化したのではオリジナルと同じ土俵に立てないため、悩んだ末にアニメ化依頼を「原案ゲームキャラクターを使用しての『舞-HiME』の製作」であると好意的に解釈して考え、原案ゲームスターシステム的な方向性で用いることを決めたという。

この頃はアイマス自体、これから先どうなっていくのか先の見えない状態であったため、アイドルマスター』という言葉をキーワードにした様々なメディアミックス展開を行う予定だったのだ。

しかし、それらのメディアミックス展開は一つを除いて行われることはなかった……この一つというのが『XENOGLOSSIA』だったのである。

さて、そしていざ制作に入るわけだが、長井監督のところに話が来た際には既に「ロボットアニメ」「恋愛物」ということが決定していたらしく、これが監督二作、設定やストーリーを一から考案するオリジナル作品を手掛けるのは初めてな長井監督は途方に暮れ、手探り状態でがむしゃらに『XENOGLOSSIA』を作っていった。それこそ、ゲームの『アイドルマスター』を気にする余裕もく、ちゃんと詳しく知れたのは『XENOGLOSSIA』の終了後だった。これはシリーズ構成花田十輝も同様で、アイドルマスターアニメ化ということで『センチメンタルグラフティ』のような内容を想定していたら、打ち合わせで初めてロボット物と聞かされて面食らったという。

ほぼ同時期、原案たるゲーム側も庭用アイドルマスター(Xbox 360)開発でてんてこ舞いで、アニメに関してはお任せ状態だったとのこと。つまりお互いがお互い、自分たちのことで手一杯な状態だったのである。

そんな状態だったので、長井監督ゲーム製作チームに初めて会ったのは『XENOGLOSSIA』の第一話試写会。この時監督「怖くて(ゲーム製作チームの方の)顔をまともに見れなかった」とのこと。

しかし、そんな戦々恐々な長井監督の思いをよそに、ゲーム製作チームは「最初からロボットアニメと聞いていたので受け入れていた」らしく、毎回白箱が届くのを楽しみにしていたらしい。

なお放送終了後、ゲーム天海春香役の中村繪里子は「こっちの春香はやらなくてよかった」という趣旨の発言をしている。理由としては、「ゼノ春香ゲーム版の春香とは違うという印を感じた」「もし自分がゼノ春香も演じていたら、ゲームで演じてきたそれまでの春香を否定することになりかねず、それによりそれまでの春香を知るユーザーを戸惑わせることになりかねない」としている。

これら当時の制作秘話に関しては、下記にラジオ及び公式レポートへのリンクを掲載するので、是非とも確認して頂きたい。

『アイドルマスター XENOGLOSSIA』誕生秘話を長井龍雪監督&坂上陽三氏がトーク。『スパクロ』の情報も - 電撃オンラインexit

『9月10日開催「10th Anniversary アイドルマスターXENOGLOSSIA」上映レポート』exit

その後

放送15周年となった2022年4月19日よりアイドルマスターチャンネルにて配信開始!

スタッフ

* サンライズ創立35周年記念作品として、『舞-HiMEプロジェクトでお染みの第8スタジオによって制作された。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 上京ペンギン 花田十輝 長井龍雪 小野学
宅野
竹内浩志(スタジオ・ライブ, キャラクター
大塚健(メカ
第2話 アイドルマスター 小野学 洋介
第3話 アイドルマスター りおん 大坪麿キャラクター
市川敬三(メカ
第4話 餃子アメリカンドッグ 吉田 森下キャラクター
市川敬三(メカ
第5話 冷たい手、温かい手 須美男 宅野 稲吉智重
第6話 高度二万 吉野弘幸 小野学 竹内浩志(キャラクター
大塚健(メカ
第7話 ただいま。おかえり 花田十輝 りおん 大坪麿キャラクター
牟田口裕基(メカ
第8話 コンペイトウ 山田靖智 玉川達文 洋介
第9話 花田十輝 吉田 森下キャラクター
吉田メカ
第10話 不協和音雑音 須美男 玉川達文 宅野 稲吉朝子キャラクター
市川敬三(メカ
第11話 ニヴルヘイム 吉野弘幸 小野学 竹内浩志(キャラクター
大塚健(メカ
第12話 ムスペルヘイム りおん 大坪麿キャラクター
西井正典(メカ
第13話 501号室 花田十輝 玉川達文 稲吉智重
第14話 なんかうごきづらい 森田繁 渡邊哲哉 吉田 森下キャラクター
吉田メカ
第15話 格納庫天国 山田靖智 小野学 洋介
第16話 アイドルアイドル 須美男
花田十輝
長井龍雪 桜美かつし 倉田綾子
第17話 迷子 須美男 長井龍雪
宅野
宅野 しんぼたくろう
高瀬健一
第18話 森田繁 りおん 大坪麿キャラクター
西井正典(メカ
第19話 サヨナラ 花田十輝 小野学 吉村 森下キャラクター
大塚健(メカ
第20話 かえりみち 玉川達文 小泉初栄
第21話 最後の・プリン 山田靖智 渡邊哲哉 稲吉朝子
小渕陽介
第22話 バット 森田繁 長井龍雪 桜美かつし 倉田綾子
第23話 RUN! 花田十輝 松尾衡 玉川達文 稲吉智重(キャラクター
洋介メカ
第24話 八年 大橋誉志 宅野 森下キャラクター
市川敬三(メカ
第25話 渡邊哲哉 稲吉朝子キャラクター
大塚健(メカ
第26話 ペンギン 長井龍雪 桜美かつし
長井龍雪
竹内浩志(キャラクター
西井正典(メカ
洋介メカ

主題歌・挿入歌

前期オープニングテーマ微熱S.O.S!!
歌 : 橋本みゆき / 作詞 : 畑亜貴 / 作曲 : 黒須克彦 / 編曲 : 大久保薫
後期オープニングテーマ残酷よ希望となれ
歌 : 結城アイラ / 作詞 : 畑亜貴 / 作曲編曲 :
エンディングテーマ悠久の旅人〜Dear Boy
歌 : Snow* / 作詞 : こだまさおり / 作曲編曲 : 前澤寛之
挿入歌 『ムーンライトラビリンス
歌 : 橋本みゆき / 作詞 : 畑亜貴 / 作曲 : 黒須克彦 / 編曲 -
挿入歌 『LIVE for LOVE
歌 : 天海春香井口裕香) / 作詞 : 畑亜貴 / 作曲編曲 : 黒須克彦
挿入歌 『のブローチ』
歌 : 天海春香井口裕香) / 作詞作曲 : rino / 編曲 :
挿入歌 『だもん〜初級編〜』
歌 : 高槻やよい小清水亜美) / 作詞 : 畑亜貴 / 作曲 : 田代智一 / 編曲 : 菊

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