アウトランダーPHEVとは、三菱自動車工業が開発・製造しているSUVタイプのプラグインハイブリッドカーである。
アウトランダーPHEVは2代目アウトランダーをベースにハイブリッドシステムを搭載。
それが、"ただのハイブリッドカー"の一言で片付かないのである。世界初のプラグインシステムを搭載した4WD車であるのだ。
プラグインシステムとは、普通のハイブリッドカーとは違い、電気エネルギーを外部から補給することが可能なシステムである。
駆動系に関しては、前輪はエンジン+モーター、後輪はモーターが担当する。バッテリーパックを重心の低い車底部に置き、3つの動力源を独立制御することによって高い走行安定性を実現している。
ステアリングにはパドルスイッチを装備しているが、これは回生ブレーキのレベル調整である(グレードE除く)。この車は全車AT車であり、マニュアルモードは存在しない。回生ブレーキレベルは0~5の6段階であり、0では殆ど回生ブレーキを効かせず長い惰性走行が可能になり、5だと急な下り勾配を安全に下るのに役立つ。
また、メーターパネルにはi-mievやミニキャブミーブと同じく、タコメーターの代わりに"パワーメーター"が搭載されている。一番左端からチャージ→エコ→パワーとあり、エコゾーンをキープしながら走ると一番効率良く走っていることになる。回生ブレーキが作動中はチャージゾーンに針が移動する。
シフトレバーはプリウスやリーフ等と同じくジョイスティックタイプになっている。P(パーキング)はボタン式、スティックを入れる方向でR(後退)・N(ニュートラル)・D(前進)・B(前進+回生ブレーキ)を切り替えることが可能。
全輪の駆動力を均等配分する「4WDロックモード」も装備しており、悪路走破性を上げることが可能。
充電は家庭用電源のほか、カーディーラーや有料道路のサービスエリアやショッピングセンター等にある急速充電器(チャデモ方式)で充電が可能である。所要時間は以下のとおり。
また、充電器が無くてもエンジンで自家発電することでバッテリーに充電することも可能である。
電気だけでの走行は満充電で公称60.2km(JC08モード)、ハイブリッドモードでの走行は公称18.6km/L(JC08モード)、複合燃費は公称67km/L(JC08モード)である。燃料タンク容量が45Lであるので、理論上(燃料満タン・バッテリー満充電)18.6×45+60.2=897.2kmの最大航続距離を誇ることになる。
グレードは以下の5種類。
車両型式名 | DLA-GG2W |
全長 | 4655mm |
全幅 | 1800mm |
全高 | 1680mm |
ホイールベース | 2670mm |
地上最低高 | 190mm |
最小回転半径 | 5.3m |
車両重量 | 1780~1830kg (グレードにより異なる) |
エンジン型式名 | 4B11 |
総排気量 | 1998cc |
気筒数 | 直列4気筒 |
吸排気弁構造 | DOHC16バルブ MIVEC |
内径×行程 | 86mm×86mm |
圧縮比 | 10.5 |
エンジン最高出力 | 118PS/4500rpm |
エンジン最大トルク | 19kgf/4500rpm |
燃料供給装置 | 燃料噴射装置(ECI-MULTI) |
電動モーター型式名 | 前:S61 後:Y61 |
電動モーター定格出力 | 前後とも25kw(33.99PS) |
電動モーター最大出力 | 前後とも60kw(82PS) |
電動モーター最大トルク | 前:14kgf 後:19kgf |
バッテリー | 300V 12kwh リチウムイオンバッテリー |
ハイブリッドモード燃費 | 18.6km/L(JC08モード値) |
バッテリーのみでの航続距離 | 60.2km(JC08モード値) |
複合燃費 | 67km/L(JC08モード値) |
燃料タンク容量 | 45L(レギュラーガソリン仕様) |
ブレーキ | 前:油圧式ベンチレーテッドディスク 後:油圧式ディスク 回生ブレーキ |
サスペンション | 前:マクファーソンストラット 後:マルチリンク式 |
タイヤサイズ | 215/70R16 100H(グレードE) 225/55R18 98H(グレードG以上) |
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最終更新:2024/04/23(火) 22:00
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