アクア(この素晴らしい世界に祝福を!)とは (アクアとは) [単語記事]

アクア様とは、女神である。またライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を！」の登場人物である。

概要

日本で若くして死んだ人間を導く女神で物語の舞台となる異世界においてはアクシズ教の御神体にして、水を司る女神。透き通った水色の髪と瞳、抜群のプロポーションと人間離れした美貌の持ち主で淡い紫色の羽衣を身に纏ったまさに女神の鑑のような御方である。

職業はあらゆる回復魔法と支援魔法を使いこなし、前衛でも問題ない強さを誇る上級職である『アークプリースト』。アクア様ほどの御方であれば死者ですら簡単に蘇生できる。

以下ネタバレ

日本で死んだ若者の案内を担当する女神で本人曰くエリート。数々の死者に所謂チート能力を一つだけ与え異世界に送っている。エリス教が崇拝している女神エリスは後輩。
カズマの死因を馬鹿にし、その投げやりな態度に怒ったカズマにより持っていけるものとして指名され異世界行きに巻き込まれた。

黙っていれば完璧な美少女なのだが天真爛漫、お調子者で能天気、ものぐさで空気を読まない、威勢の良い啖呵を切る割には打たれ弱くて泣き虫で構ってちゃん、などといった女神らしさなど欠片も感じさせない性格でカズマと同レベルのニート気質である。度々女神であることを自称しているが誰にも信じてもらえず、アクア本人も自分が女神であることを忘れているときがある。作中一のトラブルメーカーで問題児だらけのヒロイン達の中で特にカズマの手を一番焼かせている。
けどそんなアクア様を我々アクシズ教徒は愛しております。

地上に降りて力が弱まっているものの一応女神なだけあって能力は総じて高く、中でも魔力が一番高いのだが反対に知力は低く、運に至っては最低レベルである。初期の時点で宴会芸スキルとアークプリーストの全魔法、近接格闘スキルを取得している。
アクアは能力値が最初からカンストしている状態のためいくらレベルが上がっても能力値が変わることは無い。つまり知力も運もこれ以上上がることは無い。勿論ステータスUP魔法もこの２つには効果が薄い。
触れた液体を水に浄化する体質を持っており、本人の意思とは無関係で触れた液体は珈琲だろうが酒だろうが一瞬で水へと変えてしまう。
プリーストとしての実力はかなり高く、特に対アンデッドや悪魔に対しては無類の強さを発揮する。アクア本人も神の敵対者であるアンデットや悪魔を毛嫌いしている。

酒類と宴会が大好きで、たびたび披露される宴会芸はカズマに「もうこいつは芸で食っていける」とまで言わせるほどだが、アクア自身は芸に対してこだわりがあるためか、芸を金儲けに使うことは決してせずお捻りも受け取ることはない。

普段の言動から意外に思われるかもしれないがアクアは料理など家事をこなすことができる。カズマ達が住むことになる屋敷ではトイレ掃除担当。水の女神の浄化作用のおかげなのか屋敷の中で一番掃除が行き届いている。

数々の問題行動からカズマに駄女神呼ばわりされ、挙句の果てに「トイレの女神」「宴会の女神」扱いされることもしばしば。
カズマはアクアのことを美少女とは認めてはいるが異性としては見ておらず、色物枠として扱っている。この二人の関係性をこう例えた人がいる。

「ポケモンのサトシとピカチュウ。但し二人供自分がサトシだと思っている」

「カズマさーん！カズマさーん！！はやくきてーはやくきてー！」

必殺技・能力

ゴッドブロー: アクア様の代表的な必殺技。神聖属性の近接攻撃であり、浄化の効力を持つ。アニメでは拳に白い（アニメ版では炎の様な）光を纏って相手を殴る。アニメでは｢ゴッドブローとは女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳！相手は死ぬ～！！｣と本人が解説している。ただし、ジャイアントトードには通用しない。
ゴッドレクイエム: ゴッドブローの上位技。アニメでは｢女神の愛と悲しみの鎮魂歌｣だと説明されている。魔王軍幹部のハンスを一撃で倒し、毒に侵されたアルカンレティアの源泉を浄化するスゴ技だが、やっぱりジャイアントトードには通用しない。
ターン・アンデッド: アンデッドなどの不浄なる者を消滅させる魔法。魔王の強力な加護により通常の神聖魔法が効かないベルディアにすら、大ダメージを与えられる。
「異世界かるてっと」では、あのアインズを相手にも浄化はできないまでも、ダメージを与えている。
セイクリッド・ターン・アンデッド: ターン・アンデットの強化版。魔法陣から噴出させた光で、アンデッドを消滅させる。
ピュリフィケーション: 直接触れることで水を浄化させる技。湖の浄化クエストでは半日かけて何とか浄化を済ませたが、強烈なトラウマを植え付けられることとなった。
ブレッシング: 対象の幸運値を一定時間アップさせられる。なお、自身にも使用可能だが、本人の元々の幸運値が低いためあまり効果がない。
リザレクション: 蘇生魔法。本来1人につき一度しか行えないが、天界規定を捻じ曲げて（エリスを脅して）カズマを何度も生き返らせている。ただし再生を行える状態で死体が残ってなければ、流石に蘇生は出来ない。
セイクリッド・エクソシズム: 白い炎で悪魔などの邪悪な者を焼き尽くす魔法。人間には全く効かない。
セイクリッド・クリエイト・ウォーター: 洪水レベルの水を発生させる技。まさに人知を超えた神業であるが、やり過ぎてアクセルの街を半壊させてしまい、カズマはさらなる借金を背負うこととなった。
ヒール: 対象の傷を癒す回復魔法。
フォルスファイア: モンスター寄せの魔法。手に青白い炎を灯して、敵の目を引き付ける。
セイクリッド・ブレイクスペル: あらゆる魔法やスキルを強制解除できる。作中では機動要塞デストロイヤーを覆っている結界を破壊している。
花鳥風月: 宴会芸のスキル。本人が気に入っているのか、彼女の持つ数多の宴会芸スキルの中で、最も使用頻度が高い。なお、実用性はゼロである。
ヴァーサイタル・エンターテイナー: 対象を芸達者にする魔法。