アケコンとは (アケコンとは) [単語記事]

アケコンとは

アーケードゲームコントローラー
（またはアーケードコントローラー）の略称。

概要

チュッパチャップスのようなピン型のレバー形状が多く、掴み方／持ち方も個人差がある。

ゲームセンターでプレイするのと同じ感覚が得られる臨場感や、コマンドの入力ミスを防ぐといった目的で格ゲーファンやプロゲーマーにも愛用者が多く、様々なメーカーや価格帯の製品がラインナップされているため初心者向けから上級者向けまで選択の幅が広いのも特徴である。

十字キー式のコントローラーと対比される場合も多い。十字キーよりは断然入力しやすいとはいえ、ゲームジャンルによってはそれ専用の筐体や専用コントローラーに負けるなど万能ではないため適材適所である。（レースゲームなど）

レバーメインで各種スイッチが取り付けられたものはジョイスティックと呼ばれやすい。

基本的には格闘ゲームなどのゲームスティックを指すのが基本的だが、音楽ゲームの場合コンソールのそのどれもが独特で、各種専用のコントローラーが販売される場合がある。別途説明する。

アケコンには主に以下のメリットとデメリットが存在する。
予算や対応するハード、自分の腕前に合わせて最適なものを選ぼう。

アーケードゲームと同じ感覚でプレイできる。
斜め方向などの入力がしやすく、コマンドの入力ミスを防げる。
- 製品によってはスタートボタンの配置を見直し、試合中に意図しないポーズや挑発が出ないよう配慮されているタイプもある。
USB接続なので接続できる機器が多く、無線接続に比べて遅延が少ない。
万一の不具合の際はボタンを交換できる等メンテナンス性が高い。
副次的に、イラストやフィクションといった描写としてゲーマーっぽさが出しやすい。

音楽ゲーム(音ゲー)の場合、概要で説明したとおりその入力デバイスがどれも独特でアーケードと同じような条件でプレイするには単純に市販の専用コントローラーでは縮尺などのそのスペックが合わないことが多く、公式で限定販売されたりオーダメイドで非公式に制作されたりする場合がある。中には自作する強者もいる。

その走りとなるのがBEMANI シリーズで、コナミスタイルの「カスタムファクトリー」で販売されたDDRのアーケードスタイルコントローラーである。これは購入募集者を募り、「購入の確約を一定数得た状態で販売が決定する」というもので当時の販売価格は100名限定で20万円と非常に高価なものであった。

後にbeatmaniaIIDXやpop'n musicでも専用のアケコンが同じく「カスタムファクトリー」にて販売されたが、こちらは単体価格3万とマシにはなったものの、限定販売であったことやスイッチがアーケードとは異なる仕様だったことなどもあり、海外でアーケードと同じスイッチを用いた専用のコントローラーを販売する業者も出始めた。また打鍵音が大きくなりがちなため、静音改造が必要な場合もある。

その後、IIDXのアケコンは「プレミアムモデル」として三和スイッチとは異なるものの、似た触感のスイッチを採用した(三和スイッチと換装は可能)新たなコントローラーを限定販売。さらにスマホ版 IIDXと連動できるようbluetooth対応のエントリーモデルが販売された。SOUND VOLTEXにおいても同様にプレミアムモデルとエントリーモデルが販売された。