アサシンクリードⅣ ブラック フラッグ(Assassin's Creed Ⅳ Black Flag)とは、UbiSoftが発売するオープンワールド&潜入アクションゲームであり、シリーズにおいては6作目にあたる。
現代編ストーリーは前作アサシンクリードⅢの後から始まるが、記憶編は前作主人公コナーの祖父であるエドワードの時代が舞台となる。
現代編主人公は前作までのデズモンド・マイルズから、アブスターゴエンターテイメントの新入社員へと変更された。
主人公は容姿や声はおろか、性別や人種も不明であり、主人公=プレイヤー自身である事が開発陣から公表されている。
記憶編においては18世紀初期の「海賊の黄金時代」を舞台に、前作主人公の祖父であるエドワード・ケンウェイの半生が描かれる。
今回も実在の地を舞台に、アサシン教団とテンプル騎士団の戦いの他、歴史上有名な海賊達が多数登場する。
また題材が「海賊」という事から海戦にはことに力が入っており、広大なカリブ海を自由に航行、小規模の島や漁村などにはシームレスで停泊・移動でき、
島で敵を発見→船に乗って逃げる敵をこちらも自分の船に乗って追撃→そのまま海戦→さらに横付けして乗り込み制圧
といった流れをロードを挟むことなく行うことができ、没入感を高める大きな特徴となっている。
アクションにおいてはⅢがベースになっているが、狙撃兵の追加やカウンターの変更で全体的に難易度が上がっている一方、屋根の上で走っても敵が振り向かなくなり、視界外ならエア・アサシン等をしても気付かないなど細かい点が調整されている。
プラットフォームは世代交代期に挟まれ、PS3、PS4、XBOX360、XBOXOne、WiiU、PC、と多数。
1715年、カリブ海────。
この海域は、大国同士の対立で生じた混乱によって、
ならず者どもが跋扈(ばっこ)する無法地帯と化していた。
成り上がりを夢見た屈強な男たちは、皆揃って海へ出た。
彼らは"海賊"となり、カリブ海で交戦を繰り返すのだった。
そして、ここに新たな海賊が誕生した────。
男の名はエドワード・ケンウェイ。
混沌を嬉々として受け入れ、戦う姿は鬼神そのもの。
さらに船長としてのリーダシップも備えている。
新船長エドワードの登場が、カリブ海の勢力を大きく塗り替える。
以上、公式サイトより引用(http://www.ubisoft.co.jp/ac4/)
エドワード・ジェームズ・ケンウェイ(Edward James Kenway) 日本語版CV:津田健次郎
本作の記憶編における主人公。アサシンクリードⅢでも名前が出ており、デズモンドと現代編主人公の先祖にあたる。
イングランド人の父とウェールズ人の母を持ち、とある理由から大きな財産と地位を築くことに強い執着を持つ。
その為に私掠船の船員からやがて海賊となり、後には海賊船「ジャックドー」の船長である伝説の海賊として名を馳せる事になる。
これまでの主人公と比べてアサシン教団との関係が希薄であり、作中でもアサシン教団とテンプル騎士団双方に対して敵対したり協力したりを繰り返す。
アサシンとしての訓練も受けていないが、天性の才能として高い身体能力と「鷹の目」の能力を持ち、二刀流や複数のピストルを駆使して戦う様は歴代のアサシンに引けをとらない。
気性が荒く、目的の為には手段を選ばない無鉄砲の一方で、一度仲間と認めると決して見捨てない、情に厚い一面も。
モデルとなっているのは実在した海賊「エドワード・ロー」と思われる。
海賊史上で最も残虐な海賊と言われ、作中の台詞「唇を切り取って食わせるぞ」の通り、襲った船の船長の唇を生きたまま切り取って食わせただの、カトラスで数十人の捕虜の首をなで斬りにしただの、捕虜の心臓をえぐり出して食っただの、捕虜をマストに吊るして気絶したら下ろし、気が付いたらまた吊るしただの、とにかく理由もない拷問や殺戮を繰り返した話は枚挙に暇がない。
付近の海を通る船の船員達は、ローの海賊旗(黒地に真っ赤な骸骨)を見ただけで血が凍りついたという。
しかしその一方で、まだローが海に出る前に妻と子を亡くした事で深く悲しみ、その後海賊になっても既婚者は絶対に仲間にせず、襲った船に女子供がいると彼女達だけは無事に港に帰したという意外な逸話もある。
ゲーム的に解釈するなら、残虐なのはお馴染みアブスターゴ社によって歪められた「偽りの歴史」といったところだろうか?
エドワード・サッチ(Edward Thatch) 日本語版CV:廣田行生
後に「黒髭」として恐れられる海賊。一見短気で豪快だが、実は計算高く懐も深い。
エドワードやホーニゴールドとは私掠船時代からの仲間であり、ナッソーの海賊連合を取り纏めるリーダー役。
モデルは言わずと知れた海賊「黒髭」ことエドワード・サッチ(エドワード・ティーチなど諸説あり)。
海賊としてはホーニゴールドの部下から始まり、「アン女王の復讐」号の船長としてカリブ海を荒らし回り、イギリスの軍艦まで撃退し、ついには「海賊共和国」のリーダーを自称するほどに勢力を広げた。
その名の通り長い黒髭に麻の切れ端や火の点いた導火線を編み込み、体中に剣とピストルを吊るしたその印象的すぎる姿は「海賊」の代名詞となり、後の無数の創作の題材となる。
ベンジャミン・ホーニゴールド(Benjamin Hornigold) 日本語版CV:日野聡
イギリス出身の海賊であり、本人もそれを強く意識しておりイギリス船は襲わない。
飄々としていて慇懃無礼、といかにもステレオタイプなイギリス紳士といった性格。
サッチと同様、エドワードとは私掠船時代からの仲間で海賊連合の中心人物だが、良くも悪くも慎重な性格が災いし、他の海賊達との間に徐々に軋轢を産む事になる。
モデルは実在したイギリス海賊ベンジャミン・ホーニゴールド。
海賊として活動した期間は1年足らずでしかないが、彼の船からは黒髭を始めとする多数の有名な海賊が船出している。
海賊の中では温厚な性格だったと言われ、ある船が彼の船に迫られ降伏したところ、乗り込んできたホーニゴールドは「部下が酔っ払って帽子を海に放り込んでしまった」とやや申し訳無さそうに船員達の帽子を要求し、帽子を受け取るとそのまま去っていったという。
ジェームズ・キッド(James Kidd) 日本語版CV:斎賀みつき
高名な海賊「ウィリアム・キッド」の息子を名乗る若い海賊。エドワードにも「まだ若いのに親父よりも残虐らしいな」と言われる辺り、名は知られているようだ。
エドワードがサッチ達と再会した時に既に海賊連合の仲間に加わっているが、その後はあまり深くは関わらず距離を保っている。
ジェームズ本人はある秘密を抱えており、エドワードに接触してくる。
ジェームズ自身のモデルではないが、父親ことウィリアム・キッドは「キッド船長」として有名な海賊。
特に、アメリカで捕まって投獄され、処刑される直前に「ある場所に財宝を隠してある」と叫び、直後に処刑されたという逸話から隠し財宝伝説を産み、「宝島」など有名な創作の基となった。
アメリカでは今でもキッド船長の財宝探しが行われているという。
物語中途からラカムと共に海賊連合に加わる。一見豪快だがその実計算高いサッチに対し、絵に描いたような過激派の海賊。
一時はエドワードと目的を同じくし協力するが、ヴェインのあまりに極端で過激な行動は他の海賊の反目を呼ぶ。
モデルは実在したイギリス海賊チャールズ・ヴェイン。
残酷で強欲、海賊の掟も軽視する海賊と言われ、操舵手だったラカムを含め部下からの評判はよろしくなかったが、イギリス海軍に包囲された際、焼き討ち船を使って単独突破、どこかのターミネーターよろしく帰還を予告して脱出したという辺り、豪胆で腕が良かったのは確かなようだ。
キャラコ・ジャック・ラカム(Calico Jack Rackam) 日本語版CV:中西としはる
ヴェインと共に海賊連合に加わる。物事をあまり深く考えず、今が楽しければそれでいいといった様子の海賊。
公式の説明からゲーム中での言われようまで散々なダメ男扱いだが、洒落者でどこか憎めない伊達男でもある。
モデルは実在した海賊ジョン・ラカム。いつもキャラコ(インド産の木綿)の衣服を着ていた為愛称となった(ジャックはジョンの愛称)。
相当な洒落者であり、衣服だけでなく、「交差した2本のカトラスと髑髏」という凝った海賊旗もラカムの特徴で、現代での海賊旗の代表となっている。
海賊としての経歴は平々凡々で、どちらかと言うとメアリ・リードとアン・ボニーの二人の女海賊を連れていたという逸話の方で有名。
パッとしない経歴ながら人の良い性格で、本人曰く「人を傷付けたことはない」といった逸話から変わった人気があり、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウもラカムがモデルである。
アドウェール(Adewale)
エドワードがジャックドー号を手に入れる際に知り合い、協力した逃亡奴隷。
以降ジャックドー号の副官として、時に暴走しがちなエドワードを冷静に補佐し、(時にキレ気味に)窘める。
DLC「自由の叫び」では主人公として操作でき、散弾砲など専用の装備を扱える。
ハバナの総督にして、記憶編におけるテンプル騎士団を纏めるリーダー格。
鷹揚な態度に反して支払いは渋いようだ(少なくともエドワード的には)。
ウッズ・ロジャーズ
イングランド出身のテンプル騎士で、ジョージ王に反発している。
頬と脚に傷を負った歴戦の船乗りでもあり、後にバハマの総督となり海賊を容赦なく取り締まる。
本来ラスボス格であるはずのトーレスよりも露出が多く、印象も強いのが何とも言えないところ。
ちなみに実在した人物である。
フランス人のテンプル騎士で、騎士団の為に武器などの調達(密輸)をしている。
こちらも影が薄いが、ある種エドワードと海賊連合にとって最も役に立ってくれたテンプル騎士かもしれない。
アー・タバイ
記憶編におけるアサシン教団の長。フードは絶対に外さないアサシンの鑑(?)
エドワードの身勝手な行動に悩まされながらも、何だかんだで見逃してくれる我慢強い人物である。
アブスターゴ・エンターテイメント社の新入社員として入社し、新プロジェクトの為のリサーチを行う。
エドワードを祖先に持ち、アニムスへの適性も高い期待の新人。
現代編における主人公にしてプレイヤー本人であり、流されやすい以外に個性は皆無……の筈が、日記を読むと意外と色々感想が漏れていたりする。
アサシン教団とテンプル騎士団の思惑に挟まれ、振り回される事になる。
現代編主人公の直属の上司であり、プロジェクトの統括やオリヴィエとの繋ぎをこなす女性。
主人公には概ね好意的であり、テンプル騎士団の思惑もよく分かっておらず、プロジェクトに対して純粋に期待を抱いている。
ちなみに社員の間の噂では、ヘアスタイルには相当気を使っているらしい。
アブスターゴ・エンターテイメントのCCOで、立場上テンプル騎士団とも関わる人物だが、あまり多くは知らされていない様子。
度々「テンプル騎士団の思惑」と「エンターテイメント社としてのプロジェクト」の板挟みになり苛立っているのが見て取れる。
後にシカゴの株主総会へ出張した際、とあるビジランテに暗殺される。
アブスターゴ・エンターテイメント社の技術者。主人公が使用するアニムスオメガの調整をしていた。
変人で人付き合いが悪いが、主人公に対しては興味があるらしく、ちょっとしたお願いをしてくる。
主人公であるエドワードが海賊という事もあり、前作のアサシンクリードIIIと比較すると海に関するシステムが大幅に強化されている。ストーリー上でも海賊船「ジャックドー」ほか種々の船を操作する機会は多いうえ、船を襲って積荷を略奪することで資金稼ぎと自分の船の強化を行う。
海戦の流れとしては、まずは敵船との砲撃戦で相手の耐久力を削って停船(無力化)させる必要がある(一部の敵船は停戦せず、撃沈のみの場合もある)。無力化させた後はジャックドーを接舷して乗り込み、白兵戦で敵船員を制圧すれば制圧成功となり、敵船が積んでいた積荷を略奪し、敵船をどうするか(解体してジャックドー修理に使用する or 船員を解放して手配度を下げる or 交易艦隊に送る)を選ぶことになる。
積荷には木材、鉄鋼、布、砂糖、ラム酒の5種類があり、木材、鉄鋼、布はジャックドーの強化素材に、砂糖とラム酒は泊地の港長に売却して資金源に使用可能である。
なお、略奪を重ねると手配度が上がり、一定を超えると手配されて賞金稼ぎに追われることになる。一方、陸上での手配度システムは無くなった。
エドワードの船。罪人としてスペインへ護送されていた時にアドウェールや捕虜らと共に強奪したブリッグ(ブリガンティン)。元々の船名はエルドラド号であったが、エドワードが奪った後にコクマルガラスを指すジャックドーの名前が付けられた。
初期には同格のブリッグと戦うのも覚束ない程度の性能しかないが、強化していくことで戦列艦とも撃ちあえるバケモノのような船に進化する。強化は各武装(およびその砲弾)、装甲、船倉、船員居住区、各種弾薬の貯蔵庫、さらに銛漁用ボート、銛、銛の貯蔵庫と箇所ごとに分かれて段階的に行う。なお、主要装備の最終強化には各装備の最上級の設計図が必要な場合が多い。
通常のプレイで戦う敵船よりも遥かに強力な船と戦うことが出来るミッション。「伝説の船」は全部で4戦できるが、いずれもジャックドーを最大まで強化した状態であってもあっさり負けるほどの強さを誇る。
マップ南東に出現する戦列艦。
幽霊船の如き風体であり、レーダーに映らない。戦闘時には必ず海域が霧で覆われるため見失う可能性が高くなる。
とはいえ、上記の特性以外は特筆すべきことも無いため、通常の戦列艦との戦い方さえ覚えていれば、後は見失わないように操船しつつ叩くだけである。
白色を基調としたロイヤル・ソブリンと、黒色を基調とした軍艦フィアレスの姉妹艦。
戦列艦ながら遠距離攻撃用の臼砲は積んでいないが、そもそもこいつらの側砲はジャックド―の臼砲並みの射程を持つので注意が必要。圧倒的な速力でこちらを挟み撃ちにし、重砲で滅多打ちにして離れる一撃離脱戦法をとる。また、片方を撃沈すると、もう片方は自らに火を放ち、火船となって体当たり戦法をとるようになる。この体当たりはまともに喰らうと一撃で沈みかねない大ダメージを被るため、なんとか回避しよう(なお火船となると防御力も下がるため、こちらの攻撃も通りやすくなる)。
戦い方としては、操船技術を尽くして挟み撃ち状態での敵射撃を回避しつつ、片方撃沈後の体当たり戦法を避けるため、コンビの両方を適度に削っていくのが最も良いだろう。船首の鎖弾で片方の足を止めて連携を狂わせつつ削って行こう。適度に両方削って行って片方を沈めたら、体当たりを受ける前に残った方を全力で沈めよう。
マップ南西に出現する戦列艦。
通常の戦列艦とは桁違いの火力&弾幕&着弾地点表示「無し」の臼砲と、大砲を通さない側面装甲を持つ。また、臼砲だけに気をとられがちであるが、側砲の火力もかなり高い。
戦い方としては、とにかく臼砲を回避して船尾に回り込まないことには話にならない。
臼砲はこちらの進行方向に向けて発射してくるため、基本はフルセイルで航行し、臼砲発射と同時に帆を畳んで機敏に旋回、進行方向を変えて回避しよう。臼砲を丁寧に回避しつつ船尾に回り込み、攻撃を加えていけば勝機も見えてくる。船首の鎖弾を使えば、敵の機動力を落して回り込みやすくなるため、活用しよう。
マップ北西に出現する戦列艦。
内燃機関を積んでるとしか思えない速力で突撃し、一目見てやばいとわかる巨大衝角による体当たり戦法を取る。
ある程度距離がある場合は側砲による攻撃も飛んでくる。
戦い方としては、まず突撃をいなすのが重要となる。突進してくるエル・インポルートに攻撃を加えてやればその勢いを削いで回避しやすくなる。鎖弾を当ててやれば機動力が落ちて相手にしやすくなるため、積極的に狙っていこう。
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最終更新:2024/04/24(水) 16:00
最終更新:2024/04/24(水) 16:00
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