「貴様はガレトクローネのかまどの中で 完成を待つ焼き菓子(フィナンシェ)…
焼き上がりまで、静かにしていろ」
アスロックとはニンテンドー3DSソフト『蒼き雷霆ガンヴォルト爪』の登場人物である。
多国籍能力者連合“エデン”の構成員にしてグリモワルドセブン(G7)の一人。
指先から出るワイヤー状のエネルギーで機械を強化し、コントロールを可能にする“パペットワイヤー”の能力者。
元々はパティシエを志す心優しい少年だったが、後述する能力者差別に遭い夢を挫折。
現在は無能力者への復讐心にとり憑かれ、その胸中に狂気の炎を宿すようになっている。
菓子用語を交えた独特の喋り方が特徴で、作中ではアキュラを「フィナンシェ」、ガンヴォルトを「タルト」と称して
愛機である“ガレトクローネ”と共に襲い掛かってくる。とりわけ無能力者のアキュラに対しては激しい敵対心を見せており、彼を名前で呼ぶことは一度もなく「旧人類(オールドマン)」という蔑称を使用している。
フランスの母子家庭で暮らしていた4人兄弟の長男。口数は少ないが家族想いの心優しい少年として育つ。
実家の暮らしは裕福なものではなく、彼の数少ない楽しみは、年に一度家族で囲む母の手作りケーキだった。
そんな環境もあり、やがて菓子作りに興味を持ったアスロックは、運良く有名な菓子職人の元に弟子入りすることに成功。そこで自身の才能を開花させ、12歳になる頃には優秀なパティシエとして周囲に将来を嘱望されるまでに成長していった。
しかし、ある時些細なことで能力者であることが周囲の人間に露見してしまい、以降アスロックの住む街に何の根拠もない悪評が広まってしまう。その結果、噂を盲信した無能力者の一人がアスロックの実家に放火する事件が発生。その時アスロック自身は菓子作りの修行で家を留守にしていたため直接の被害は受けなかったが、
家にいた母や弟妹たち一家全員が焼死するという惨事となってしまった。
その後、事件を知った菓子職人であるアスロックの師匠は、自身にも災禍が及ぶことを恐れアスロックを破門。
これまでパティシエになるために必死の努力を重ねてきたアスロックだったが、将来の夢も潰えてしまい絶望の淵に追い込まれてしまう。それ以降、アスロックはすべての無能力者を“焼き尽くす”という妄執に囚われ、その胸中に狂気の炎を宿すようになる。
かくしてパティシエの道を挫折したアスロックであるが、優れた菓子作りの腕前はエデンに加わった後も衰えておらず、彼の作る菓子は同じ第七波動能力者である仲間たちに一時の安らぎを与えている。
前作に登場した紫電の“念動力(サイコキネシス)”に近い系統の能力で、ガンヴォルトやテセオのように機械内部のプログラムに干渉するハッキングとは違い、思念を変換した糸状のエネルギーで直接機械を動かしているものと推測される。
糸の繋がった機械は、本来のスペックを上回る力を発揮し、スクラップであろうと強引に再稼働させることができる。
また、機械やスクラップを糸で縫い合わせることで新たな兵器や機械を生み出すことも可能であり、作中でアスロックはエデン内の武器類を束ねて、人形兵器“ガレトクローネ”を製作し自身の愛機としている。
糸で繋がれた機械は遠隔操作することも可能であるが、巨大な機械の場合はアスロックが直に操作しなければ動かせない様子で、アキュラ編で披露するガレトクローネの強化外装“グラントルタ”はアスロックが直接乗り込み、内部から糸を張り巡らせなければ起動させることが出来ない。
愛機“ガレトクローネ”との息の合った連携で攻め立ててくる難敵。
ガレトクローネは体力を0にしても時間経過により何度でも復活するため、本体であるアスロックを集中して狙いたいところ…だが、ガレトクローネは一定時間が経過すると不可避の熱線「ファーネスオブインフェルノ」を放つため発動前にガレトクローネの体力が0になるように調整する必要がある。
スペシャルスキルはガレトクローネを分解して連続攻撃を仕掛ける「ビートアップアントルメ」。各攻撃の順番は
薙ぎ払いのレーザー→自機狙いの2連ソード→フィールドを周回するチャクラム→両拳落下→本体落下→合体
となかなか複雑な構成となっており、それぞれの攻撃に応じた回避手段を覚える必要がある。
また、アキュラ編のみアスロックとの戦闘終了後、ガレトクローネの強化外装“グラントルタ”と戦うことになる。
前作のラスボスを彷彿とさせる圧倒的な巨体を誇るが、スペシャルスキルを持っておらず予備動作の大きい攻撃しか繰り出してこないため、アスロック戦ほどの厄介さはない。しかし、細かなジャンプの使い分けを要求される
「フィユタージュカノン」や、2連続で放つこともある極太の光線「グレイズレーザー」などは、不意の事故で接触しやすいため油断は禁物。
彼のモチーフとなった童話は「ヘンゼルとグレーテル」
グレーテル(兄)がアスロック、ヘンゼル(妹)はとてもそうは見えないがガレトクローネに該当する。ガレトクローネはその巨体と火力エネルギーを蓄積する機関を備えているため、お菓子の家+魔女が焼かれた釜戸のイメージも持っていると推測される。(開発初期の設定画ではオカシハウスゴーレムやヘンゼルロボという呼称だった。)
2016年10月に公式ツイッターで行われたハロウィン壁紙のメインを決める人気投票では、菓子職人という肩書きがハロウィンの要素に合致していたことも追い風となり見事3位にランクイン。1位に輝いたジブリールに手作りの菓子を振る舞う様子が描かれており、アスロック自身もゲーム中では描かれなかった調理服姿を見せている。
掲示板
9 ななしのよっしん
2017/09/21(木) 16:11:18 ID: muLqdHF6VE
どこの陣営だろうがタカ派は動くのなら絶対にしくじっちゃいけない
全体の立場が危うくなるから
でもしくじるのがお約束なんですよね
10 ななしのよっしん
2018/06/24(日) 09:46:32 ID: etOqE2g6Ut
>>3
アキュラ父が死んだのは自身の過激思想のしっぺ返しとも取れるから
過激派の暴走で一方的にやられたこっちとは事情が違うけどね
11 ななしのよっしん
2018/09/07(金) 18:12:49 ID: MMkuG1I/Wq
G7の中で一番好き・・・バトル、キャラ付けの両方をね。
あんな悲惨な過去があったら、憎しみの炎が心を蝕むのも無理はない。
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最終更新:2024/04/24(水) 05:00
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