アセロラとは、キントラノオ科の植物。またはその果実である。ジュースがうまい。
ニコニコ大百科:植物 バルバドスサクラ(アセロラ) |
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分類? | (クロンキスト) ヒメハギ目キントラノオ科マルピギア(ヒイラギトラノオ)属 (APG) キントラノオ目キントラノオ科マルピギア(ヒイラギトラノオ)属 |
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学名? | Malpighia glabra Malpighia→イタリアの自然科学者Malpighiにちなむとされる(「マルピーギ管」や「マルピーギ小体」でおなじみの解剖学者) glabra→無毛の |
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キントラノオ科 Malpighiaceae? | ||
アセロラ |
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このテンプレートについて |
中米~南米に分布する。スペイン語名のアセロラで最もよく知られているが、和名をバルバドスサクラといい、バルバドスチェリーまたは西インドチェリーとよばれることもある。それは、真っ赤な果実がさくらんぼに似ていることと、スペイン人開拓者がこの植物を"cereza(さくらんぼ)"と名づけたことに由来する。
果実は未熟な時は緑色をしており、成熟すると光沢のある鮮やかな赤色になる。その香りはリンゴに似るという。3-9月の非常に長い期間にわたって咲く、白または淡桃色の5弁の花も美しい。
国内ではジャム・ゼリーなどに加工されるほか、清涼飲料水・果実酒・黒酢などの原料になり、健康食品・化粧品などの原料にもなる。
ベトナムではアセロラがよく食べられており、そのまま生で食べるのだが、その時に何と唐辛子塩をつけるのだという。これは「スイカに塩」と同様、対比効果により甘味が増す例である。
太陽を浴びて真っ赤に育った果実には大量のビタミンCが含まれている。可食部100gあたりの含有量は1,700mg、多いものでは3,000-4,000mgを超えるものもあるという。
この量は世界の果物中ナンバー1であり、天然食品の中でも非常に多い部類に入る。かつてナンバー1とされていたグアバの数倍~数十倍、レモンの数十倍~百数十倍というとアセロラのすごさが分かるだろう。
熱帯~亜熱帯で広く栽培される。世界最大の生産国はブラジルで、日本でも沖縄県(特に本部町)を中心に栽培されている。
何しろ果実が非常に傷みやすいので、基本的に生のものは現地で消費されてしまう。加工されていない粒のままのアセロラが食べたければ、冷凍されたものを食べるしかない。
日本には大正時代に初めて導入されたとされるが、確かな記録としては1958年に沖縄県にヘンリー仲宗根(ハワイ大学教授)が導入したのがお初である。商業的には株式会社ニチレイが冷凍技術を用いて初めて導入し、子会社のニチレイフーズの製品「アセロラドリンク」が有名。しかし、ニチレイはアセロラドリンクの製造・販売事業を2010年春をめどにサントリーに譲渡する予定である。[1]マスコットキャラクターの「アセロラちゃん」はどうなってしまうのだろう?
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最終更新:2025/03/28(金) 21:00
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