アタリメ司令とは (アタリメシレイとは) [単語記事]

アタリメ司令とは、任天堂のゲームソフト「Splatoonシリーズ」に登場するキャラクターである。

概要がきよる！

本名はアタリメヨシオ（辺目　義男）。自身のブキ「14式竹筒銃」を杖のように持つイカのおじいちゃん。好物はオハギで、趣味はラップ。

初代「Splatoon」ではハイカラシティのマンホールの下に潜み、怪しい雰囲気を醸し出していた。マンホールは彼の前線基地であるタコツボバレーとつながっており、プレイヤーは彼の後についていくと、「New！カラストンビ隊」の3号に任命され、オクタリアンたちからデンチナマズを取り返すことになる。

一見頼りなさそうな見た目をしているが、実はかつて大ナワバリバトルで活躍した「カラストンビ隊」の隊長を務めていた。胸には4つもの勲章を付けており、かなり活躍していたことが伺える。また、大ナワバリバトルより前にはタコワサ将軍とも交流があり、以前は仲が良かったらしい。ミステリーファイルでは、若き日のアタリメ司令を見ることができ、タコワサ将軍とのツーショットや、旧カラストンビ隊のメンバーの写真を見ることができる。ヒーローモードでは、さすがに高齢のため自ら戦ったりはしないが、プレイヤーに実戦から得た様々なアドバイスをくれる。ああ見えて、実はすごいおじいちゃんなのである。

戦争が終わって長い時が経ち、もはやオクタリアンを信じるイカがいなくなった後も、彼はオクタリアンを知るほぼ唯一の存在として、「New！カラストンビ隊」を結成し、オクタリアンたちの監視を続けていた。が、日干し（長生きのためにインクリングが身体の保存性を高める行為）をしている最中、タコワサ将軍によってオオデンチナマズを奪われてしまったのであった。

実はシオカラーズのアオリとホタルの祖父であり、「New！カラストンビ隊」の1号と2号は彼女たちが務めている。「シオカラ節が好きなものに　悪いものはおらん」が人生の鉄則だったり、二人が歌うエンディング曲「マリタイム・メモリー」では、彼も飛び入り参加している。

Splatoon2では3号と共に奥の岬に調査に行っており、ヒーローモードに登場することはない。ミステリーファイルで、孫娘たちに残した手紙を見ることができる。

しかしSplatoon2のDLC「オクト・エキスパンション」にてまさかの登場。3号と共に8号とタコツボバレーで戦っていたはずが、気がつけば地下世界に迷い込んでいた上、3号とも離れ離れになっていた。アタリメ司令は8号と協力し、3号の捜索と地下世界からの脱出を目指すことになる。

今作でも基本的に特に何もしないが、電車で腰掛けている司令に話すと得意のラップを披露してくれる。

また、ナンタイ山でテンタクルズが3号の無線を拾ったことがきっかけとなり、ヒメやイイダとも交流するようになる。ステージをクリアしていくと見られるようになるチャットログでは、ハイテク機器に不慣れなアタリメ司令とテンタクルズの微笑ましいチャットの記録を見ることができる。

特に、ヒメとはラッパー同士気が合うようで、オクト・エキスパンションのサウンドトラック「Oc totune」に収録されている「Bonus Track(After OCTO)」では、ヒメの携帯電話に着信がかかり、アタリメ司令と会話していることから、二人が携帯の番号を交換するくらいにまで親しくなっていることが伺える。シオカラーズとテンタクルズという二つの人気アイドルと交流を持つアタリメ司令、何気にすごい。

またとあるステージではたくさんのタコゾネスが相手するを見て「ワシの竹筒銃なら 20キルはヨユーじゃぞい！」と言っている。…あれだけの経歴を持っているので、このセリフは強がりではなく本当に可能なのかもしれない。

Splatoon3では司令を3号に譲り、相談役となっている。例によってバンカラ街の隅のマンホールに潜んでおり、またまたいなくなってしまったオオデンチナマズの行方を追っているようだ。郊外のクレーターまでついてきたプレイヤーをNew!カラストンビ部隊隊員3号（ややこしいので新3号と呼ぶ）に任命し、ともに毛の生えた謎のインク「ケバインク」を追ってクレーターに突入することとなる。

ヒーローモード終盤、アタリメはその知識とエキスを全ての黒幕・クマサンに吸収され、スルメのように干からびた、変わり果てた姿となる。
…が、旧3号の涙により蘇生。スルメ姿のままだが元気に（？）復活することとなる。
スルメ化後はイカなる方法かふわふわ浮きながら喋る、マスコットのような存在に。
相変わらず好物はオハギだと語っているが、その姿で食べられるのだろうか…