アファームドとは、SEGAのゲームシリーズ「電脳戦機バーチャロン」シリーズに出てくる主戦闘バーチャロイドとその派生機体のシリーズ名称のことである。
米国の競走馬「アファームド」はこちら→アファームド(競走馬)
アファームドシリーズの他の機体については関連項目の記事を参照。
本項では初代である「電脳戦機バーチャロン(OMG)」に登場する MBV-09 アファームド について記述する。
本機は同時開発となったHBV-10ドルカスと連携することを前提とした運用を想定した機体である。
VR開発計画は「2機種による運用」を前提としていたが、HBV-05ライデンの失敗による
SAV-07ベルグドル開発、戦闘状況の高速化対応の為のTRV-06バイパーシリーズ開発により
計画は頓挫、配備先のD.N.Aは運用に難があるバーチャロイドに不信感を募らせていた。
この状態を打破する為、当初のコンセプトに基づいて開発されたのがHBV-10ドルカスと
MBV-09アファームドである。
MBV-04テムジンは完成度の高い機体ではあったが、主兵装"M.P.B.L-7"の使用に特化した為
他の兵装による運用に問題があった。また高頻度の零距離戦闘、いわゆる近接戦闘が発生することが
重要視され、アファームドは「近接攻撃特化機体」として開発されることとなった。
開発を請け負った第6プラントは若いエンジニア達で構成されていたが、その若さ故か何のノウハウも無いのに
「独自技術でVR作ってやろうぜ!」と意気込んでいた。勿論開発は遅々として進まず、
見かねたDN社上層部はテムジンのスケルトンフレームをベースにして開発するように伝達。
ノウハウどころか実績すら無い第6プラントはその指示に従うしか無かった。
本機の特徴として両腕に取り付けられた"ダイナミック・トンファー"という打撃武器が上げられる。
テムジンの主兵装"M.P.B.L-7"も近接攻撃が可能だが、大型な為市街地戦では有効な活用が
出来ない局面があった。その点"ダイナミック・トンファー"は使用時にのみ展開装備するので
場所を選ばなかった。この他にサブウェポンとして"R-11 ガンランチャー"という
ビームショットガンを装備する。これにより火器の汎用性は低下したが、ドルカスの完成度が
高く充分な火力を装備している為さして問題視されなかった。
見た目が軍人で角刈り風で暑苦しいこと、対応距離が限定的だが、ライデン(HBV-05)のレーザー並みの威力を持つビームトンファーをメインとした近接格闘と、良く漢の機体などと言われるアファ。
前のみ早いダッシュ性能、相殺能力と威力が高いLW(ただししゃがみが即爆でないのが欠点)、近接でこそ広大なレンジと威力で性能を発揮したものの、研究が進むまではRWの使えなさを中心に厳しい機体であるとは言われたが、CWキャンセルターンダッシュ(いわゆる八つ橋)がどの距離でも使用可能な事が発覚すると一気に評価を上げた。
どの方向にもすさまじいスピードで駆け巡り攻撃を回避し、いざ近接となれば例えレーザーが撃てる状態のライデン相手でもダブルロックトンファーの踏み込み時に発生する無敵時間でレーザーを無効化して殴り込み。
仕様を把握していないとガードできない近接攻撃である回り込み近接や、一瞬で位置をずらす翳楼と呼ばれるテクニックで近接の間合いをずらし、ガード→ガードリバーサル近接……の繰り返しの乱舞と呼ばれるテクニックで相手が倒れるまでぶっ叩きに行くという意味不明機体の一つ。更にRWは直撃させるより壁に当てた爆風を当てた方が強いのも意味不明ポイントの一つ。
……と、良いところはあるものの、先述のように特殊入力を多数要求される事から高いプレイヤースキルが求められる機体の一つではある。
逆に言えばプレイヤースキルさえあれば、遠距離の1F大玉横ダッシュ前RW壁当てや八つ橋入力からのDRWで射撃戦が、近接戦は各種トンファー入力で対応できるため、人によっては最強クラスと指摘する人もいる。
ちなみに横ダッシュLWがシケているのはバグではなく仕様。公式設定でもプログラム上ボム投擲時の手が最適化不能だったためと説明されている。
第一世代型を発展させ、VR開発禁止令を破って真っ先に現れた第二世代型である。
開発は第二プラントのトランスヴァール(TV-02)。
RNAの主力機体として活躍し、特にVC.a3年のDNAの第二世代型ライデンの配備が始まるまで天下無双の大暴れをしていたことが電脳戦機バーチャロン・オフィシャルストーリー#2.42『One-Man Rescueで描かれている。
開発はTV-02だが設計はSM-06である。FR-08と対立する事になった時点で資金供給が絶たれたSM-06は
限定戦争市場参入を画作したが、手元にあるVRがバイパーⅡしか無く生産ラインもDN社時代に改修させられていたので自プラント製VRアファームドの量産が出来ない状態。TV-02はDD-05と共に量産プラントとして建設中だったが、設備完成と同時にO.M.Gが勃発、稼働しないまま倒産の危機。そのさなかでSM-06のエージェントと接触。ライセンス契約を結び開発ノウハウを受ける。量産については生産ライン建設用資材は確保済みだったので特に問題は無かった。
亙重郎氏のTwitterのMomentによるとTV-02傘下のVR専門ファクトリーがVR開発禁止令に猛反発、勝手にVR作ってDNAの戦闘興業に乱入して鬱憤晴らししてたようで、それらのグループ同士が互助+支援団体参入によりRNAが誕生した。だがファクトリーが割と小規模だったこともあり量産能力のキャパシティーが低く、充分な供給が行えなかったそうである。
(なおTV-02はこの事態を黙認していたが後日公に認めた)
コンパクトなフレームにハードポイントを活用して様々なオプション装備によって戦術適合させてゆく
スタイル。
元々第1世代機の仕様でドルカスと連携が決まり火力面が不要となって省かれたハードポイントが
本来の用途の為に復活、当面1機種で対応する必要があったので格闘型から遠距離支援型まで様々なバリエーションを生み出した。
トップランナーとして火星で好き勝手商売を始めた旧MV-03ことアダックスに起因したブラックマーケットに対し、その抑止力として国際戦争公司(いわいる審判ポジの組織)がRNAを仲介してTV-02に発注したモデル。
先代譲りの高い整備性を誇るため運用部隊からの評価は高い。
掲示板
16 ななしのよっしん
2020/06/07(日) 13:24:49 ID: SNsaUOYO3i
何だかんだ結局「アファームド(競走馬)」造るから馬民しゅきv
バイパーIIやバルバスバウ辺りの着地をホバトンで
辻斬りするのが、初代アファームドの醍醐味の一つ。
後のシリーズではストライカーやJGやTDに流れたけど、
やっぱり初代アファームドは別格である。
17 ななしのよっしん
2020/07/25(土) 23:21:47 ID: vqUW419AUi
こいつつい最近までTV-02製だとおもっていたけど、SM-06が開発したんだな…
YouTubeのほうでOMGの大会があったんだけど、自分の知っているアファームドとまるで違う動きしてて呆然とした
アファームド対アファームドはオラタン以上の機動戦でおったまげた
18 ななしのよっしん
2022/07/24(日) 13:53:49 ID: 2/Pd9YqKER
尚、バーチャロンの開発においてはアファームド開発担当スタッフがプログラマーの石畑氏(イッシー・ハッター軍曹のモデルになった人物)であり、彼はバーチャロンには近接格闘が必要だと亙氏に熱弁。
終業後、夜な夜な開発中のアファームド(当時は武器にコリジョンマーカーを付けた程度だったらしい)を近接格闘オンリーで動かしていた。
そしてやられる度にガッデーム!(後にハッター軍曹のセリフとして採用)と叫んでたり、とにかく楽しそうにプレイしているのを見て、亙氏は近接格闘を採用・実装を決定したという。
余談だが、アファームドだけ起き上がり時のトンファーのモーションが二つ設定されている。
出典:SEGA AGES2500 電脳戦機バーチャロン取扱説明書記載
亙 重郎氏執筆のコラム「電脳戦記バーチャロン」より。
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最終更新:2024/10/15(火) 08:00
最終更新:2024/10/15(火) 08:00
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