アフリカタテガミヤマアラシとは、ネズミ目ヤマアラシ科ヤマアラシ属に分類されるアフリカ大陸に生息するヤマアラシの仲間である。
砂漠地帯を除く北アフリカや南アフリカ、地中海南部などに生息するヤマアラシの仲間で、サバンナや森林地帯のほか、標高2000mにもなる高地にも生息する。体長は60㎝から83㎝ほど、体重は13㎏から27㎏ほど。
黒や黒褐色の体毛に覆われていて、白と黒がまだらにある針状の体毛は硬く尖っていて抜けやすい。額から背中にかけてこの針が生えており、たてがみのようにみえることからその名がついた。この針の長さは35㎝にもなり、一般的な動物の体毛と比べた場合、とても太い。危険が迫ると尻尾を振って音を出し、仲間に知らせたり威嚇したりする。それでも引かなかった相手には、針のような毛を逆立てて後ろ向きに突進する。
前脚に4つ、後ろ脚に5つの指があり、前脚をうまく使ってものをつかむこともある。主に夜行性で、嗅覚には優れているが、目が小さく、視力は弱い。昼間は自分で掘った穴や他の動物が掘った穴、岩の隙間などで休む。見ためとは裏腹に、泳ぎもうまい。
主に草食性で草や木の根、樹皮や球根、果実などを食べるが、昆虫なども食べることがある。また、動物の骨をかじることもある。噛む力が強いので、枝も噛み砕いて食べてしまう。
日本においては比較的多くの場所の動物園で観ることができる。動物園ではサツマイモやニンジンなどの他、煮干しを与え、かじり木も用意することが多い。
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最終更新:2024/04/25(木) 19:00
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