アフロ・ビート

アフロ・ビートとは、音楽のジャンルの一種である。

概要

アフリカの音楽にファンク・ジャズ・ソウルのエッセンスを加えたもの。アフリカのパーカッションを用いたプリミティブなビートと攻撃的なブラスサウンドが特徴。

もともとアフリカ生まれの音楽であるためか、アメリカにおいても黒人やヒスパニックといったマイノリティーがアフロビートのバンドメンバーには多い。

歴史

60年代後半にナイジェリア出身のミュージシャン、フェラ・クティが自らの音楽を「アフロ・ビート」と名付けたことに端を発する。

彼は国内の政治・宗教やヨーロッパで味わった黒人差別などへの怒りのメッセージを、自ら率いるバンドの演奏に乗せて叫んだ。次第に、彼はミュージシャンとしてだけではなく、下層階級のために戦う活動家としてカリスマ的な人気を得ていく。

アフリカから始まったこのムーブメントは、その政治性を帯びた歌詞と力強いサウンドが注目をあび、徐々にアメリカやヨーロッパ、日本にも浸透していった。

現在では、レベルミュージックとしてだけではなくダンスミュージックとしても評価されており、クラブ用にミックスされたものも多数リリースされている。

関連動画

タモリのこの曲は日本の代表的なアフロビートであると評価する向きもある。（歌詞の内容はさておいて）

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代表的なアーティスト

• フェラ・クティ
• フェミ・クティ（フェラ・クティの息子）
• トニー・アレン
• オシビサ
• マヌディバンゴ
• ANTIBARAS

関連項目

• 音楽関連用語の一覧