アブラムシ(蚜/油虫)またはアリマキ(蟻牧)は、カメムシ目アブラムシ上科に属する昆虫の総称である。多くの場合、害虫とされる。
体は3ミリ程度ととても小さく、基本的に飛んだり跳ねたりすることもなく、植物の上で集団でじっとしている昆虫である。
おとなしい昆虫ではあるが、植物のつぼみや茎、葉に口針を刺して師菅液を吸うことで生育を阻害するため害虫とされている。
また、アブラムシの排泄物はすす病の原因となる菌を引き寄せるので、これも植物を枯らす原因になっている。
アブラムシの生態は、メスだけで繁殖できる単為生殖であるが、その際はメスしか産まれない。
産まれたメスは既に胎内に子を宿した状態であるため、単為生殖を繰り返して爆発的に増殖する。
しかしながら、越冬できないため、秋から冬にかけて突然発生するオスと交尾して卵を作る。
その卵は冬を越して、暖かくなったころに孵化するが、その卵からはメスのみが産まれる。
年中植物に寄生しているが、4~6月や、9~10月の繁殖期を迎えるとたくさん現れるため、園芸やガーデニングを趣味とする人々をしばしば悩ませる。
なお、別名はアリマキ(ant cow)と言い、アリの好物となる甘い排泄物をアリに与えて天敵(てんとう虫など)から守ってもらうという共生関係を築いている。
あのねのねの楽曲『赤とんぼの唄』では、足を取ったら柿の種になり、羽をつけたら赤とんぼになると歌われている。もちろん、実際にそんなことはないので、よい子は真似してはいけない。
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最終更新:2024/10/04(金) 07:00
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