アポロガイストとは (アポロガイストとは) [単語記事]

アポロガイストとは『仮面ライダーX』や『仮面ライダーディケイド』などに登場する敵キャラクターである。

概要なのだ

仮面ライダーX

第8話より登場したGOD 秘密警察第一室長で、Xライダー最大のライバル。普段は白スーツ姿の男性だが、「アポロチェンジ！」の掛け声と共に怪人体に変身する。総司令の命令でGOD怪人を監視する、言わばお目付け役であり、怪人達からは大いに恐れられている。

性格は冷静かつ非情で、Xライダーに敗れた怪人を容赦なく処刑する場面もあったが、一方で礼儀を見せることもあり、再生怪人が立花藤兵衛（おやっさん）の店を荒らした時は修理代を払っている（もっとも『神敬介の香典』という扱いであったが…）。

第14話でXライダーとの一騎打ちに挑むが敗北。潔く負けを認めて敬介と握手を交わす…ふりをして、腕に内蔵していた爆弾で彼を道連れにしようとしたが、あえなく失敗。1人自爆して散っていった。

その後、再生手術を受けて再生アポロガイストとして復活。以前よりもパワーアップしており、兜やマントのデザインも若干変化した。しかしこの手術は不完全であり、残された寿命はわずか1カ月しかなく、しかも本人がこのことを知ったのは、手術のやり直しができる博士を自らの手で始末した後だった。

最後の手段として、Xライダーのパーフェクターがあれば生き長らえることが可能と知り、Xライダーに最終決戦を挑む。激闘の末、Xキックを喰らって爆死。今度こそ完全に消滅した。

シリーズで初めて登場した悪のヒーローとも言えるライバル的存在の怪人であり、そのポジションは『BLACK』のシャドームーンや平成シリーズの悪のライダー達に引き継がれていった。

仮面ライダーディケイド

「RXの世界」（第26話）より登場。基本的な設定は原典である『X』と同様であり、元々はGOD 秘密警察捜査一課第一室長であったが、後にGODは大ショッカーに統合され、現在では大ショッカーの幹部として活動している。劇中ではクライシス帝国に大ショッカーへの勧誘を持ちかけていた。自称「迷惑な存在」。語尾に「～（な）のだ」をつけて話すことが多い。
これについては『X』の第16話において登場した際の台詞「迷惑な存在なのだ」を強調したためともとれる。

既にXライダーとの戦いで一度倒されており、再生手術を受けて復活したが、やはり残された寿命は短く、頭部につけたパーフェクターで他人の生命エネルギーを吸い取って延命を図っていた。
このパーフェクターはXライダーの変身アイテムとはデザインが大きく異なるため、別物である模様。原典における「延命のためにパーフェクターを手に入れようとする」行動を別方向に解釈した結果ととれる。

ディケイドによってパーフェクターを破壊された後は、「ライダー大戦の世界」でファンガイアのクイーン・ユウキ（ソーンファンガイア）と結婚してファンガイアの力を入手し、スーパーアポロガイストにパワーアップ。同時に世界の融合を加速させる能力も手に入れた。しかしユウキはディケイドによってあっけなく倒されてしまう。
「わずかな間だけでも結婚できた分、どこぞの強面刑事に勝ったのだ」

最後は夏海を新しい「花嫁」として攫い、『ディケイド』のオリジナル怪人を一部を除き復活させて最終決戦に挑むが、ディケイドとディエンドの連携の前に敗北した。

人間体にはガイという名前が与えられているが、劇中では未呼称。

その他の作品

ゲーム作品においては、多くが『ディケイド』以前に発売されたものであるため、『X』での人物像を引き継いでいる場合がほとんどである。一方、『ディケイド』以降に発売された作品では『ディケイド』における設定が反映されていることもあり、例えば『オール仮面ライダー　ライダージェネレーション』では、外見・口調こそ『X』のものだが、『ディケイド』での武装も使用する。
『グレイトバトルフルブラスト』では『ディケイド』における設定で登場。最終ステージではスーパーアポロガイストが、Uキラーザウルス・ネオ、プロヴィデンスガンダムと共に事実上のラスボスとして立ちはだかる。