アメフラシ 単語

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アメフラシ

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アメフラシとは、

  1. 足網後鰓類の楯類に属する軟体動物の総称。
  2. 1.のうち、アメフラシ科アメフラシ属の種(狭義のアメフラシ)。学名はAplysia kurodai
  3. 雨降らし - 文字通り、映像制作等の為に人工的に(を模した)を降らせること、又はそれに使用される機材。
  4. あめふらし - 『ドラゴンクエスト』リーズに登場するモンスター。
  5. あめふらし(ポケモン) - 『ポケットモンスター』リーズに登場する特性の1つ。
  6. あめふらし - グリム童話の1つ。
  7. あめふらし - 長野まゆみの小説

ここでは1.と2.について解説する。

概要

見たはデカいナメクジっぽいが[1]巻貝仲間(足類)であり、小さくなった殻が体内に残されている。広義には同じく殻の退化した巻貝であるウミウシの1グループとして扱われている。

他のウミウシべると体が大きめで色合いは地味な傾向にある。日本で見られるアメフラシはだいたい15cm前後だが、カリフォルニア湾などに分布するAplysia vaccariaという種は99cm記録があり最も大きい巻貝仲間だと言われている。

ふだんの生息域は1m〜3mほどの浅瀬。餌は藻類。産卵期に当たるからにかけて大量に磯場に現れ、素麺(ウミゾウメン)と呼ばれる錦糸のような黄色塊状のを一匹数万個単位で産みつけていく。このは二週間ほどで孵るのだが、例によって他の生物の格好のエサでもあり多くは孵らない。雌雄同体であり、雄の生殖器は頭、雌の生殖器は背中にあるので、一方の個体がもう一方の個体の背中に頭を乗せ、縦に連結するような形で交尾する。繁殖期にはしばしば3匹以上連結している光景が見られる。羨ましい人もいるかもしれない。

名前の由来はいくつかあるが、体(鰓下腺)から放出する紫色(種によっては違う色)の体液がの中ではのように見えるから、というものが有名。この分泌物は餌由来の成分で出来ており、天敵から身を守るために役立つ。

食べることも出来るが基本流通はしていない。アメフラシ自体の味はあまりなく、フカヒレのように食感を楽しむもののようだ。先述したも地域によっては食用に回されこれまた独特な食感で一部の人を虜にしている。

英語では「Sea hare(の野ウサギ)」、中国語では「」といい、これは頭の突起をウサギに見立てたもの。なお、別の巻貝仲間としてウミウサギガイというグループがあるが関係ない。

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関連項目

脚注

  1. *余談だが、アメフラシ科にはウミナメクジ(Petalifera punctulata)というそのまんまな名前の種もいる。
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