散りゆくは群雲〔むらくも〕、
咲き乱れるは桜花〔おうか〕……
今宵、散華する武士〔もののふ〕がため、
せめてもの手向けをさせてもらおう!
アラン・リシャールとは、日本ファルコム製作ゲームの『空の軌跡』の登場人物である。
普及版・PSP版FCならびにThe3rdでのCV:三浦祥朗。あの変態仮面紳士・ブルブランと同じ声優である。
ちなみに、中の人いわく「リシャールの方が演技入っている」とのこと。
性別:男
年齢:34、The3rdでは35
所属:リベール国軍元情報部責任者(階級・大佐)、現『R&Aリサーチ』所長
アネラス・エルフィードやアリオス・マクレインと同じ八葉一刀流出身で、五の型・《残月》という剣術(型としては、おそらく居合に近いもの)を使う凄腕すぎる剣士。
さすがにアリオスならびに棒術カシウスにはまだまだ劣るようだが、彼も《剣聖の後継者》として空の軌跡キャラでもかなりの強さを誇る。しかもまだインフレ中。(ふっ、まだまだ未熟……)どの腕で未熟とか言いやがりますか?
作中の呼称は軍所属当時の階級から大佐と呼ばれ(私はもう大佐ではないのだが……)、プレイヤー達からはそれに加え、髪型+ジョブ得物+性能から『チートたまねぎ剣士』だの、もっと縮めて『たまねぎ』(困ったことに半公式ネタ)だの、かなりひどい呼ばれ方をされていることも。(まぁ、そこはほら、レンが言及しちゃったし、性能もアレだったし、ね?)
さりげなく空の軌跡PC内では「35歳」と最年長(そのせいで同じく30代のジンさんの影がさらに薄く……)。
第一章にて、主人公エステル・ブライトの父、カシウス・ブライトの後継者として注目を集める、リベール国軍のエースとして登場。その後もエステル達の旅で姿を見せ、その存在をプレイヤーに焼き付ける。
終章にて、彼の本音が吐露される。エステルやヨシュアに送る、彼のカシウスへの畏敬の念がよく見れる。
OPを見て、なんとなく察せると思うが、FCでの黒幕である。真の黒幕はまた別にいるのだが、FCでの事態を全て裏で操っていたのは彼ということになる。
リベールの国情を憂い、常にリベールのことを考えるあまり『情報』という『力』を求めた結果、ある人物に唆され記憶までいじられて、知らずのうちに《見喰らう蛇》に駒として利用され、国家転覆を起こしかけた上に《輝く環》の第一封印を開放してしまう。
このことを彼は今も深く後悔し、今の彼の決心を固めるきっかけとなった。
ある場所で、彼と対峙することになる。
高いSPDやSTRが目立つ。アーツキャンセルに加え小円範囲の光輪斬、気絶付加かつディレイの少ない光鬼斬、同じく隙も少ない上に多段ヒット故セピスボーナスで悲惨な目に遭う光連斬、単体Sクラフトとしてもかなり威力が高い残光破砕剣などをそろえ、さらにホワイトゲヘナのアーツでプレイヤー達に多大なダメージを負わせる。
……が、正直彼自身はあまり脅威ではなく、むしろ取り巻きのフォトンジャッジ×2の方が、広範囲爆撃+超火力のアトミックミサイル、射程無限のAAキャンセラー、封魔効果のあるドンキーミサイルと、かなりウザい要素揃い踏み。
気絶対策をしてこの二体を倒し、さらに全員の体力を一定以上保ってさえいればそれほど難敵ではない。
むしろ単体では、ボスとしてはかなり弱い方かもしれない。というか、公式の攻略本にカノーネやロランス少尉の対策が書いてあるのに、リシャール対策が書かれていない時点で、そこまで脅威ではないことが明らかである。あのトロイメライの前哨戦ボスとしては十分すぎる性能だと思うが。
その後も、トロイメライ相手に立ち回ってなんとかしていたし、決して噛ませ犬ではないことを記しておく。
第三章にて、部下のカノーネ元大尉の情報部再決起作戦で、頑なに黙秘権を行使し、彼への忠義を貫く彼女に諦めを着けさせるべく、カシウスに頼み込んで彼女の許へ駆けつけた。
彼の一声をきっかけに、カノーネは泣きながら全てを明かした。カノーネさんマジ純情。もうお前ら結婚しろ
さらに、第八章にて王都に危機が迫っていることをカシウスから告げられるやいなや、彼やシード中佐と共謀し、カノーネや情報部の部下達と共に導力停止現象さなかの王都で、強化猟兵や執行者相手に立ち回る。
これをきっかけに恩赦が降り、一部部下は昇格を望めないと知りながらも軍に戻り、しかし彼は『ある考え』の許、カノーネはもちろん何名かの部下とともに、海港都市ルーアンにて『R&Aリサーチ』という民間の調査会社を立ち上げた。
……が、ここまで見てわかるように、敵としてはもちろん、味方サイドにスポット参戦すらしていない。まぁ、それでも十二分な存在感がある辺り、さすが大佐である。(私はもう、大佐ではないのだがね……)
プレイアブルキャラに昇格!やったね大佐!! (だからもう大佐じゃないんだって……)
彼に関するエピソードも追加。一つはアネラス・エルフィードの剣術を試すためにカシウスに頼まれて、彼女の相手を務める。
もう一つが、彼の現在の職業である『R&Aリサーチ』のエピソード。どうやら、碧の軌跡に登場する『赤い星座』について調べているもよう。
また、彼の今のリベールへの想いが明かされる。それは、決して消えたわけではなく……
空の軌跡PCで誰が強い? とThe3rdまでプレイ済みの人々に問えば、ジンさんを挙げる人もいるが、だいたいの人が大佐の名前を挙げる。
その「チートたまねぎ剣士」とまで言われるほどやりすぎな性能は以下である。
1.戦術オーブメントのラインが1-4・1-5-6-7-2-3、属性制限が中央の火のみで最大連結が6。ATSも高め。つまり、貴重な火属性アーツ要員。
2.それでいてSTR・HP・DEF・SPD、全てにおいて優秀な数値を誇り、前衛の方がはるかに強い。
3.クラフトのディレイが移動よりもはるかに短い(特に真・光鬼斬と真・光連斬)。これに、黒耀珠+ゼムリア武器+ペチねこスーツ+シューペリア3+クロックアップ改(相手によってはクロックダウンも)+CP回復アイテム(+フォックステイル。相手によっては遅延攻撃も)+Sブレイク=ずっと大佐のターン!+桜花残月、相手は死ぬ(ハード以下限定)。
4.初期Sクラフトの残光破砕剣は空属性で、弱点の(空属性補正が1.4倍以上かかる)敵には、下記の桜花残月より大ダメージを与えられる。
5.The3rd屈指の問題児にして、単体Sクラフト最強と名高い秘技・桜花残月。装備・オーブメント・クリティカルなど様々な条件が揃うと、作中最高の火力をたたき出す。これも大概なほどディレイが短い。しかも、発動前のポエム(このページ冒頭のアレ)といい、演出と言い、格好よすぎる要素が揃い踏み。(でも実際に有用なSクラフトは、体力吸収が便利なエステルの絶招・太極輪。ラスボス達の雑魚殲滅に便利な全体攻撃Sクラフト持ちのヨシュア、アガット、ジョゼット達、唯一のATS依存攻撃で回復と攻撃の使い分けに悩むクローゼのサンクタスノヴァ、そして説明不要のチートネギであるケビンのグラールスフィアなど)
6.これにより、桜花残月→ゼラムカプセル→桜花残月→ゼラムカプセル→桜花残月→ゼラムカプセル→桜花残月→(一ループしたら)ヘブンズキス→ゼラムカプセル→桜花残月……。この繰り返し+他キャラ最強武器&SPD・STR底上げ装備のSクラフト=ラスボスは結界を張る前に死ぬ。
……なぁにこれぇ。
これはひどいという単語すら生ぬるく感じる。いくらFCのボス時代があまり強くなかった上に名前負けしているとはいえ、強化しすぎである。
むしろこの場合、それに加えてプレイヤー補正(クロックアップ改とかゾディアックとかゼムリア武器とか最速装備とか)でさらに強くなってしまったのかもしれない……
あくまで注釈するが、これでも大佐は『器用万能』であって、全体的な性能は上の下から中の上(十分チートじゃねーか! は今更である)。
他の要素でもっと突出したキャラが多数おり(アーツは姫殿下・皇子・レン・ケビンが、行動力はヨシュア・ミュラー・レン、物理関係でもオーバルギアティータとか龍神功ジンさんとか強化親父剣アネラスとか)、パーティによって役を使い分けることが重要視される。だいたいの人は前衛特化スタイルだろうけど。
まぁ、あえてリシャールの弱点を挙げるなら、FCの頃から言われているように『広範囲攻撃を持たない』ことくらい(それもアークプロミネンスやアビスフォール、ダークマター改を入れれば補える? 言っちゃいかんことを……)で、活躍の舞台はほぼ単騎決戦ならびにボス戦になる。
ラスボス戦で彼を使う場合は、他メンバーに最低でも大円、可能なら全体攻撃クラフト持ちあるいは直線(笑)をメンバーに入れておくことを推奨する。まぁ、疑似雷光撃こと、クロックアップ改+真・光鬼斬で柱破壊は事足りたりするが……
その『強すぎる愛国心』が良く解るシーン それではみなさんご一緒に 3:40~
PSP版(ラスボスの体力を見ればわかるが、難易度ノーマルである)
ラスボス「そういうゲームじゃねえからこれ!」一同「そういうゲームだからこれ!」
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最終更新:2024/03/28(木) 19:00
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