アリエン・ロッベン

アリエン・ロッベン（Arjen Robben, 1984年1月23日 - ）とは、オランダのサッカー選手である。ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン所属。ポジションはFWまたはMF。よく「ロッペ（Pe）ン」と表記されるが正しくは「ロッベ（Be）ン」である。

概要

2000年にオランダ・エールディヴィジのフローニンゲンで16歳でプロデビューを果たし、頭角を現す。2002年にオランダ・エールディヴィジのPSVアイントホーフェンへ移籍。2002-2003シーズンには33試合12得点を記録しエールディヴィジにおける最優秀選手賞であるヨハン・クライフ賞を受賞した。

2004年にイングランド・プレミアリーグのチェルシーへ移籍。負傷や病気、フォーメーションの適応に悩まされ、在籍3年間でシーズンフル稼働ということは無かったものの、2004-2005、2005-2006シーズンのリーグ連覇に貢献した。

2007年にスペイン・リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーへ移籍。ここでも活躍を見せ、2008-2009シーズンには29試合7得点を記録したものの、シーズン終了後にクリスティアーノ・ロナウド、カカの獲得資金捻出のためにヴェスレイ・スナイデルと共に放出候補となり退団した。

2009年にドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンへ移籍。加入1年目の2009-2010シーズンからレアル・マドリーでの鬱憤を晴らすかのように自己最多となる16得点を挙げ、UEFAチャンピオンズリーグでも準優勝に貢献。奇しくもUEFAチャンピオンズリーグ決勝の相手は共にレアル・マドリーを追われたヴェスレイ・スナイデルが所属するインテルであった。以降も慢性的な負傷に悩まされ続けているものの、高レベルでのプレーを披露し続けており、2012-2013シーズンのクラブの3冠達成にも大きく貢献した。

代表

2003年にオランダ代表デビュー。EURO2004、EURO2008、EURO2012、2006 FIFAワールドカップ、2010 FIFAワールドカップ、2014 FIFAワールドカップなどの国際大会に出場。

2010 FIFAワールドカップでは負傷を抱えながらの参加となったが、決勝トーナメントに入ると本領を発揮し貴重なゴールを連発。決勝のスペイン戦ではイケル・カシージャスとの重要な1vs.1を外してしまったが、オランダの準優勝に貢献した。

2014 FIFAワールドカップでは初戦から前回大会決勝のカードで因縁のあるスペインと激突し、自身の2得点を含む5-1の完勝を挙げる。その後も大会を通して活躍し、準決勝のアルゼンチン戦でPK戦の末敗れたが、3位決定戦では開催国のブラジル相手に3-0で勝利を治めた。

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関連項目

• サッカー
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