アリョールとは、1994年8月5日ゲームメーカーのアルトロンより発売された、スーパーファミコン用ゲームソフトである。
ファミコン等で発売した動画パズルゲームのきね子の流れをくむゲームで、動いている絵のバラバラのピースを枠に当てはめていく。きね子は一面ごとに決められたテーマがあったがアリョールは全体に大きなストーリーがあり、その一場面がステージになってるのが大きな特徴。
アルトロンによる前作に当たるソフトにオリビアのミステリーがある。そちらは音楽・システムともにあまりに荒削りというか未完成というか、問題の多いゲームだった。しかし続編のアリョールはその問題点はほぼ改善され、かなり快適にプレイができる。非常に独特なイラストとなんとも不思議なストーリーはそのままだが、それはこのシリーズの個性。
音楽は全体的に素晴らしい。ロシア風民族音楽調で、ステージ毎に全て違う曲。始まりの準備体操、夕暮れ、指名手配ポスター、バッドエンドのステージ&エンディング等が特に良曲と思う。曲名は不明。緊迫したシーンの曲は一部聞き苦しいこともあるが、場面には合っていて焦る焦る。
舞台はロシア。主人公は自分を《ぼく》と言う緑服の謎の白マスクをかぶった爆弾の扱いに長ける元囚人。ヒロインは《彼女》と呼ばれ巨大飛行機《アリョール》のパイロットになりたくて、飛行機を盗もうして捕まった銃の扱いに長けるやはり元囚人。青い制服みたいな衣装を着てる。ともに名前は不明。また、このゲームはオプションでの切り替えにより日本語と英語の二種類の言語でプレイが可能である。日本語モード中のテキストでは《彼女》と言ってはいるが、二人の関係は恋人関係にはないように見える。しかし、英語版のテキストでは《my girlfriend》と言っている場面があり、《ぼく》と《彼女》の関係は一見そうは見えない奇妙な恋人関係であると思われる。
出所した二人はアリョールに乗るため、いきなり銀行強盗するは、不正に乗り込むは、それでいてそのアリョールを爆破しようとする過激派に会うと、何とか阻止しようとする正義感も持ちあわす。生粋の犯罪者ではなく心の底から純粋にアリョールが好きで、行動力のある《彼女》と、それに協力する巻き込まれ方の《ぼく》の道中劇。物語は《ぼく》の一人称で語られる。
ストーリーは一本道に見えるが、最後の最後でマルチエンディング。
パズルにかかった時間により4つの終わりがあり、それぞれベスト、ノーマル、バッド、全滅。筆者のおオススメはバッド。一見の価値ありの因果応報ラスト。
掲示板
6 ななしのよっしん
2017/09/03(日) 23:53:41 ID: d6mIeMkLM9
うわー、自分が書き込んだの7年も前なのか。TEIKOKUMANIAなる人物はアルトロンの社長さんなのかね?
オリビアのときも舞台はロシア的な何かだったな(ウラルとチャリヤビンスクという地名が出てくる)。
7 ななしのよっしん
2019/07/06(土) 00:08:10 ID: FGXaHupGt2
8 ななしのよっしん
2020/09/09(水) 23:26:09 ID: OwC6cOWNCJ
switchのSFCに出てきてほしいけど、権利関係とかの問題あんのかな
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/23(火) 17:00
最終更新:2024/04/23(火) 17:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。