アルカナハート3とは、株式会社エクサム(チームアルカナ)が開発・販売を行う2D対戦格闘ゲームである。
『アルカナハート2』の続編。
概要
前作から2ヶ月後を舞台とした続編。新主人公ヴァイスを含め3キャラクターを追加、さらにアルカナに加えガイストと呼ばれる存在(人工的な生命体)が追加された。
パワーゲージとホーミングゲージの統合、フォースゲージの追加等システム面が前作に比べ大きく変化している。また火力が増しており、ワンチャンから一発逆転といったことが起きやすくなっている。
2010年冬にPS3/Xbox360へ移植。発売はアークシステムワークス。世紀末ゲーや前作家庭版みたいにはならなかったが、スコアアタックのボスとして前作の隠しボス「パラセ・ルシア」が登場し、全国の聖女を絶望に叩き落としたりはした。
アルカナハート3 LOVE MAX!!!!!
2012年10月26日にNESiCA×Live用として「アルカナハート3 LOVE MAX!!!!!」の投入を発表。バランス調整と同時に多数の新技や新システムが追加されたアルカナハート3となる。発表時は今冬稼働とされていたが、実際の稼働は2013年5月8日となった。
2014年5月29日にPS3/PSVITAに移植。発売は同じくアークシステムワークス。家庭用発売前日にはエクサム×アークと合同でのニコニコ生放送を実施した。
アルカナハート3 LOVEMAX SIX STARS!!!!!!
2014年12月4日より「LOVE MAX!!!!!」と入れ替わる形で配信開始。新キャラクター兼ラスボスとして天之原みのり、血のアルカナ「イコル」が追加。家庭用「LOVE MAX!!!!!」をベースにキャラクターカラーとステージが追加され、バッドエンディングへの分岐が廃止された。
2017年12月13日にSTEAM版が配信開始。
アルカナハート3 LOVEMAX SIXSTARS!!!!!! XTEND
クラウドファンディングで実現した「SIX STARS!!!!!!」のアッパーバージョン。新キャラクターとしてピストリクス系29号とダークハートが登場、命のアルカナ「パラセルシア」が使用アルカナに追加。
発売までに株式会社エクサムの活動休止(チームアルカナは存続)、シリーズの生みの親さくらいとおる氏の逝去などが重なり大幅にリリースが遅れたものの、2021年4月30日にSTEAMで配信開始。exA-Arcadia基板でアーケード版も発売予定。
ストーリー
関東一円に発生した次元の歪みを利用した、アンジェリア・アヴァロンの原初復古の企み――後に各国聖霊機関において「関東大事変」と呼ばれる事件の収束から、およそ2ヶ月が経過していた。
そんな頃、某大戦時に欧州で魔族の技術供与を受けていた「ドレクスラー機関」が、世界各地での活動を再開する。日本に潜伏していたドレクスラー機関は、西欧聖霊庁により壊滅され、西欧聖霊庁ローゼンベルク支部として再構成された。
その直後、日本各地に大規模な次元の歪みが大量に観測される。あまりにも不自然な異変にドレクスラー機関の暗躍も囁かれ、日本聖霊庁は事態の収束に乗り出し、御苑女学園の一部の聖女たちも立ち上がる。
同じく、ローゼンベルク支部の聖女たちも活動を開始するが、その中にドレクスラー機関によって後天的に聖女の能力を与えられた戦処女(ウァルキュリヤ)の姿があった。
――――日本沈没まで、あと6日。
システム面における前作からの変更点
- アルカナゲージ
- 前作までのパワーゲージとホーミングゲージが統合されたようなモノであり、ホーミングキャンセルや超必殺技等に行動に使用する。赤ゲージが最大値、緑ゲージが現在値を表しており時間経過によって最大値まで回復。ゲージが最大値の状態で攻撃等の行動を行うことで最大値を上昇させることが出来る。
- フォースゲージ
- エクステンドフォース、アルカナブレイズ、アルカナバーストを使用する際に消費されるゲージ。時間経過により回復し、100%の時のみ使用することが出来る。
- エクステンドフォース
- ABC同時押しで発動。アルカナ毎の特殊効果(前作までのアルカナフォースのようなモノ)やアルカナコンボの使用可能ルート増加など様々な効果が得られる。
- アルカナブレイズ
- アルカナ召喚による特殊行動を行なう。3ではエクステンドフォース中のみ使用出来る。
- アルカナバースト
- CE同時押しで発動。相手を強制的に吹き飛ばすことが出来る。ギルティギアシリーズの『サイクバースト』、弾幕アクションゲーム(東方萃夢想 など)の『霊撃』のようなもの。
- シンプルモード
- 格闘ゲーム初心者のための操作変更。キャラクターセレクト前にノーマルモードとこちらを選択出来る。一部の特定動作が出来なくなるかわりに、ボタンを押下するだけで簡単に連続技や必殺技を使うことが出来る。
今作からの追加キャラクター
- ヴァイス(-)(CV:沢城みゆき)
- ドレクスラー機関によって育てられた、戦処女(ウァルキュリヤ)。愛乃はぁとに代わる、本作品での主人公。
- ヴァイス(Weiß:ドイツ語で「白」)という名は機関によって与えられたコードネームであり本名は不明。戦闘員として訓練されていた為か感情の起伏が乏しく、中間デモや勝利後メッセージを見る限り、社会復帰に苦労しているようである。
- 性能は癖の少ない技が多く、初心者から上級者まで安心。しかし、にんじん暴発は勘弁。3.00時代は、エクステンドフォース中に5C>4Bを繰り返す通称ヤクザループが話題になった。
- 契約ガイストは剱神(テュール)のガイスト「ゴットフリート」。3の新システムであるエクステンドフォースを発動すればするほど打ち上げやふっとばしが早くなる。
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- えこ(-)(CV:辻あゆみ)
- 高い聖霊力や落書きを実体化する能力の為、ドレクスラー機関によって捕獲されていた少女。漢字表記は「絵心」
- 前作最年少のドロシーをさらに下回る、5歳の園児。
- 突進技や対空技などが揃っているが、癖が強いため上級者向け。
- 契約アルカナはバグ 運のアルカナ「シャーリグラーマ」。運がよければ属性効果が発動する。また、サイコロを投げ、出目の数だけ爆発を起こす技を持ち、その固め性能から爆のアルカナとも呼ばれる。3.00時代にはムテキングバグもあった。
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- カズ(-)(CV:細谷佳正)
- えこの能力によって実体化したえこの兄。本名は「カズヒロ」。
- コミカルな外見であるが、性格は非常に紳士的である(えこ曰く「じぇんとるめん」)。
- ミケ、ディウー・モール、マルコシアスに続く4人目の男性(?)キャラ。
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- シャルラッハロート(-)(CV:松岡由貴)
- 「3」のボスキャラクター。ヴァイスと同じくドレクスラー機関によって育てられた、戦処女。ヤンデレ。
- シャルラッハロート(Scharlachrot:ドイツ語で「紅」)という名も機関によって与えられたコードネームで、やはり本名は不明。組織崩壊後、ヴァイスやえこと同じくペトラに保護されていたが、突然失踪し現在行方不明。
- 最初は使用できないが、コマンド等で使用できるようになる恒例のタイムリリースキャラクター。そのコマンドは、キャラクター選択画面ではぁと>ヴァイス>リリカ>冴姫>上部ランダム>ペトラ>頼子>舞織>上部ランダムの順番で、それぞれの場所でスタートボタンを押すというもの。14歳組のおっぱいの大きさ順。
- 鎖を使った攻撃はリーチが長く、相殺も発生しないため、中距離から遠距離戦が得意。しかし、機動力が低く、体力が減れば減るほど被ダメージが増える逆根性値のせいで防御性のは低い。
- 契約ガイストは顎獣(フェンリル)のガイスト「バルドゥール」。通称ゾイド、バルちゃん。ゾイドが大砲をぶっ放したり、散弾を撒いたりする。エクステンドフォース中には常時待機するようになり、技の発生が早くなるが、振り向いてくれないため、相手に裏に回られると無力に。本作屈指のロマンアルカナである。
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- 神霊兵器ラグナロク
- 「3」のストーリーモードのラスボス。ドレクスラー機関の技術で造られた巨大兵器。聖女の集めた5つの聖霊石を得て、起動準備を開始する。馬鹿でかいロボット。
- 普通の戦闘ではなく、飛び道具や護衛機の攻撃をかいくぐり、5つの聖霊石を壊すアクションゲーム。
- タイムオーバー勝利すると、日本沈没の全然ハートフルじゃないバッドエンディングが見られる。
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関連動画
対戦動画
初心者向け解説
MAD
家庭用公式
システム解説
ぶるらじ
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関連生放送
関連チャンネル
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク