アルタイル・イブン・ラ・アハド 単語

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アルタイルイブンラアハド

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アルタイル・イブン・ラ・アハド(Altair-Ibn-La'Ahad)とは、UBIソフトゲームAssassin's Creedシリーズに登場するキャラクターである。

概要

主人公デズモンドマイルズの先祖にして、最初に彼がアニムスで記憶を見ることになるアサシン

アサシンクリード」及び外伝ブラッドライン」のメイン操作キャラクター日本では未発売だがⅠの前日談となる「アルタイルクロニクル」でも主人公を務めている。また、「アサシンクリードⅡ」「アサシンクリードリベレーション」にも登場。

に落ちるとシンクロ解除となることから、一部では「泳げない」と噂されている。しかし「アルタイルクロニクル」ではからに飛び込んで泳いでまでいったりするイベントもある。
公式の設定によると、 シンクロ解除の原因はアニムスの不具合によるものであり、アルタイル自体が泳げないわけではないとの事。
因みにこの不具合は後にアニムスのバージョンアップとともに修正された。 

のエツィオに対し、「伝説アサシン」と呼ばれる。

日本語版の声優小西克幸

生い立ち

1165年生まれ。クリスチャンとムスリムの間に生まれ、両ともにアサシンであった。サラディンシリア統一戦争マシャフがイスラム軍と交戦した際、ウマルが戦死。とも幼い頃に死に別れているようで、と過ごした記憶をほとんど持たないまま、教団の大導師アル・ムアリムに引き取られてアサシンとしての教育を受ける。10歳の時、の救出任務に失敗して逃亡していたアフマド・ソフィアンが彼のの前で懺悔し、自害。この記憶アルタイルの心に深く刻み込まれ、またアフマドの自殺が彼の息子アッバスとの間に埋めがたい確執を生むこととなった。

アルタイルアサシンとしての才覚ましく、若干25歳にして最高位の「マスターアサシン」の位を得る。また彼には常人にはない特殊な直観を持ち、わずかな跡からターゲットの場所を見抜くことができた。仲間たちから「」と呼ばれたその技アルタイルはひそかに磨き続けたが、一方で自分が他人と違う所を自覚しており、仲間にそれを悟られることを恐れてもいた。大導師には全幅の信頼をおかれており、若くして師範となったことも相まって傲慢さからくる問題行動が多く、教団内部でも敵が多かったが、ラーフのような友人がいたり、カダールのように若いアサシンたちから尊敬されていたりもする。

※以下、シリーズネタバレを含む箇所があります。反転してご覧ください。

 「アサシンクリード」

1191年、大導師の命で秘宝奪還にやってきたアルタイルら三人は、エルサレムソロモン殿でテンプル騎士団と遭遇する。マリクの再三の忠告にもかかわらず、独断で行動したアルタイルは見事返り討ちに遭い、仲間と分断されたまま一人マシャフへ戻る。その後、マリクが命からがら秘宝を手にしてテンプル騎士団から逃れてきたため、アルタイルは教義に背いて仲間を危険にさらした罰としてマスターから見習いに降格処分となる。

本来なら処刑が妥当なところを、大導師から名誉挽回の機会を与えられたアルタイルは9人の要人の暗殺を命じられる。十字軍将軍イスラム武器商人、学者、一見なんのつながりもないようなターゲットたちの間に目に見えない何かが存在していることを感じ取ったアルタイルは次第に任務に対し疑念を抱く。今までは命じられるままにこなしていた任務について、自らその意義を考えることによって彼は精的に成長を遂げていく。初めは彼を憎んでいたマリクも、アルタイルが変わったことを知り、のちに和解。以後二の友としてアルタイルを支え続けることとなる。

実は大導師こそがテンプル騎士団と通じた裏切り者であり、さらには騎士団との協定も破って秘宝を独り占めするため、「リンゴ」のことを知る9人の暗殺をアルタイルに命じていた。そしてアルタイルも用済みとなったら消すつもりであり、最後のターゲットからそのことを聞かされたアルタイルは急ぎマシャフに戻る。秘宝のを使って襲い掛かってくる大導師を見事打ち負かしたアルタイルは、わずか25歳にして、教団の新しい大導師となった。

ちなみにのエツィオがマスターアサシンになった時は40代、リベレーションでは大導師の立場にいるが、「もしもこれが自分だったら重責に耐えられないだろう」という発言をしていることから、いかにアルタイルの昇進スピードが速かったかがうかがい知れる。

「アサシンクリード ブラッドライン」

アサシンクリード」から1年後、キプロスでテンプル騎士団が怪しげな動きをしているという情報をつかんだアルタイルは、騎士団のもくろみをつぶすため、を探しに行き、そこでテンプル騎士団長サブレの影武者を務めていたマリアと思わぬ再会をする。アルタイルのせいで騎士団での居場所がなくなったマリアは彼を恨んでおり、(アルタイルの方はなんだかんだでその後もマリアの身を案じたり、気に入ってそうな節はあるが)りかかってくるもこれを軽くいなす。捕えたマリアとともにキプロスへ向かう中、哲学についてったり、このころからリンゴ研究は始まっていたようである。

危機を救われたり、アルタイルり強い説得を聞いて次第にマリアも彼に心を開いていき、騎士団の脅威を駆逐したのち、二人はキプロス結婚式を挙げて新しいアサシン教団の拠点をここに築いた。そしてラブシーンへと至る。

「アサシンクリード リベレーション」

 エツィオが印章を手に入れるたび、られることのなかったアルタイル人生の一部が明らかになっていく。

ブラッドライン以降、アルタイル教団の発展とリンゴ研究を注ぎ、二人の息子にも恵まれ較的穏やかで幸せな日々を送っていた。だが東の大陸モンゴルが勢を伸ばし、これを脅威とみたアルタイルは妻と上の息子のダリムを伴ってチンギス・ハーン暗殺のため、長いに出る。そして10数年後、再びマシャフに戻ってきた時には幼馴染のアッバスソフィアンが実権を握り、マシャフに残っていた息子セフが暗殺された上、その容疑をかけられたマリクもまた殺されてしまった。息子友を奪われたアルタイルは怒りをにじませたまま、アッバス相を問いただしに行く。(Ⅰの小説版「The Secret Crusade」では麻袋に入れたマリクの首を見せつけられて憤怒のあまり、リンゴコントロールを失ってしまう。ゲームではマリクはすでに殺されたことになっており、そのようなシーンは存在しない)結果マリアも命を落とし、ダリムとともにマシャフを逃れた彼は、めのためにその後何十年もマシャフを訪れることはなかった。

1248年、83歳になったアルタイルマシャフに帰還する。アッバスに不満を持つ若いアサシンらの話に加わり、彼らに守られながらアッバスに会いに行く。(余談だが、この時に協を申し出てくれる若いアサシンマリク息子のタジムである)アッバスからお前リンゴのために全てを失ったと罵られるが、アルタイル昂することなく多くを学んだと反論。リンゴから学んだものの一つ、ピストルでアッバスを射殺した。かつては友だった二人だが、アッバスは最期までアルタイルの言葉を信じようとはしなかった。

1257年、モンゴルの脅威がすぐそこまで迫っており、アルタイルリンゴでこれを一時的に排除すると、立つポーロ兄弟に写本を託す。ダリムと最期の別れを告げ、独りマシャフの地下へ降りていく。長い階段を降りた先には図書館があり、の台座にリンゴを置いた後、彼は椅子かけてゆっくりと休んだ。享年92歳。眠れ、安らかに。

功績 

 写本をはじめ、リンゴから得た知識をもとに数々の発明や良を行っている。

アサシンブレード良→を切断しなくても装備できる。またを仕込めたり、防御もできるようになった。

アルタイル→軽くて丈夫。デザインもなかなか格好良い。でも弾には勝てなかったよ…。

暗殺技術など→写本には実に味のある絵で描かれている。

 その他

名前の由来について。 アルタイルとは大鷲座の1等名前である。アラビア語で「飛翔するもの」などの意を持つ。イブン・ラ・アハドは「son of none」(日本語訳ではの子)となる。

を亡くして以来アル・ムアリムに育てられたが、彼から父親としての情は与えられず、あくまで「才のある子」としか自分を見ていないことに気付いていた様子である。アルタイルは生涯を通してリンゴ研究を続けていたが、師と同じように秘宝の魔力に魅入られることをずっと恐れていた。あまりに彼の苦悩が大きいので、マリクマリアからはリンゴを破壊するよう言われたが、リンゴから得られる知識が教団の発展のために必要であると理解しており、リンゴの誘惑に耐え続けた。

アサシンクリード」では情報提供者からアウダは見つかったかと聞かれる。彼女アルタイル人でリンゴなどと同じ聖遺物聖杯」そのものだったが、テンプル騎士団にさらわれ、殺されたようである。「アルタイルクロニクル」は生前の彼女との話だが、こちらでは名前がアドハになっている。

 実はエツィオとは血のつながりがないと公式ツイッターで発言された。日本UBIスタッフがその発言を知らないのか、リベレーションの初回特典の冊子ではしっかりエツィオはアルタイルの子孫と表記されている。

デズモンド16号アルタイルの二人の息子のうち、セフの系である。ダリムには妻も子どももおらず、セフは20歳そこそこで結婚しており、殺された時には子どもがいた。つまりのあのシーンは実は二人だった。 そのわりには16号の顔がダリムとよく似ているような気がするが…。

アッバスアルタイルの1歳下で、父親自殺については初め知らされていなかった。ともにアル・ムアリムに引き取られてから遇の似ていた二人は友になったが、自分を置いて失踪した父親を思うあまり、次第に精衰弱していった。友人の悩む姿を見かねたアルタイルは悩んだ末、自殺のことを告げた。アッバスを見捨てたのではなく、きちんと責任を果たしに戻ってきたことを伝えるつもりだったが、彼はこれに逆上し、アルタイル嘘つきと呼んだ。以後、二人は反しあうようになった。

Gavinchiのゲームキャラランキングで30位にランクインした。(エツィオは35位)

 

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