アレキサンドリア・ミートとは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』に登場する超人であり、ミートくんのフルネームである。アニメにおける声優は、松島みのり。Ⅱ世では吉田小南美。令和版では上坂すみれ。
キン肉王家に仕える少年超人。超人強度50万パワー。
地球で暮らしていたキン肉マンことキン肉スグルに、彼がキン肉星の王子である事を伝え、故国の危機を救うために迎えに来た。結局キン肉マンが地球に戻ってからも引き続き「王子」と呼んで仕え続けるお目付け役。作品のマスコットでもある。
ガタイがいいキャラクターが多い作品では珍しく、二、三頭身の姿とオデコのママ「にく」マークがトレードマーク。現在の画風では分かりにくいが、大きな目では無く、大きい眼鏡をかけている。胸にはキン肉族と同じKINマークがあるが、学研の図鑑によるとキン肉族の血を引いており、キン肉王家に養子として迎えられたのもそのためとのこと。
基本的にセコンドを務め、リングに上がる事は無い。王位争奪編では相手側が調子に乗っていた事やパーツが抜かれていたのもあったがミキサー大帝に勝利した。
戦闘要員ではないため、七人の悪魔超人編ではバッファローマンにバラバラにされて人質にされたり、他の媒体でも人質にされたりしている。
「マッスル・リターンズ」で成長した姿が描かれていたが、黒歴史になった模様。
『キン肉マンⅡ世』では、超人保存装置に入ってキン肉ハウスで眠っていたため前作の頃と同じ見た目で登場。スグル以上に問題児であるキン肉万太郎の世話役兼セコンドとして気苦労の絶えない日々を送っている。なお、万太郎のことは「Ⅱ世」と呼んでいる。
テレビアニメでは、何かとアホな行動を取るスグルやキン肉真弓らに対して顔を大きくして怒ることが定番となっており、貴重なツッコミ役となっている。唯一ナチグロンに対しては敬語を使わず、相棒や友達のような関係となってキン肉マンのお目付け役として互いに苦労を分かち合っている。
連載開始第1話から登場。ダメ超人として人々からバカにされ続けているキン肉スグルのもとに、キン肉星からの使者として登場。スグルをキン肉星へ連れ戻そうとするが、スグルはこれを拒否。そこで、カプセル超人・ゴーリキとのプロレス勝負で勝つことを条件に突きつけるものの、スグルはこれに勝ってしまう。その後、スグルを牛丼で釣り、キン肉星を占拠していたキング・トーンと戦わせるが、スグルがこれに負けてしまったことで地球へ帰還。以後、キン肉ハウスでスグルと同居することになり、お目付け役として身の回りの世話をすることに。
その後、アメリカの超人テリーマンと出会い、怪獣やキン骨マンと戦ったり、住江幼稚園の保母・二階堂マリに可愛いがられるなどの日々を過ごす。
スグルが超人レスラーとしての道を歩むようになったことで、自身もセコンドを務めることが多くなる。もっとも相手にビビって逃げ出そうとするスグルを説得するなど、苦労は絶えない。スグルがロビンマスクに勝利して第20回超人オリンピックに優勝した後は、アメリカ遠征にも同行。
第21回超人オリンピックでは、大会マスコットや聖火ランナーを務めていた。スグルが準決勝でウルフマンと対戦する際には、解説者のタザハマヒロシからパンツを脱がされるというセクハラを受けている(ミートくんの親衛隊がタザハマ氏に制裁を加えている)。
超人オリンピックV2チャンピオンとなったスグルの前に7人の悪魔超人が現れ、スグルに挑戦状を叩きつける。スグルがなかなか承諾しなかったことから、バッファローマンによって身体を頭・両腕・両足・胴体・腰の7つにバラバラにされ、10日間以内に全て取り返さないと生き返らない事に。しかもバラバラになったパーツはそれぞれ悪魔超人が1体ずつ持ち、人質に取られることとなった。
スグルと仲間のアイドル超人たちの活躍によって身体のパーツを取り戻し、最後の部分となった首の部分もスグルがバッファローマンに勝利したことで取り戻し、無事復活する。
テレビアニメでは、幻となってたびたびスグルの前に姿を現し、激励したりアドバイスを送ったりしてそれなりに出番が与えられていた。
「黄金のマスク編」では、正義超人たちが超人パワーを奪われてしまった中、スグルとともに超人パワー減少から逃れていたため行動を共にし、スグルのセコンドに復帰。
「夢の超人タッグ編」では、トーナメント・マウンテンに選手しか入れなかったこともあり、目立った活躍は無かった。
テリーマンやロビンマスクといった正義超人たちが公平な立場を取らなければならなかったことから、スグルの王位継承を支持する唯一の超人となり、レスラーとしてキン肉星王位継承サバイバル・マッチに出場することとなる。そのため、キン肉マン・チームはスグルとミートの2人だけで戦わなければならなかった。
熊本城でおこなわれた1回戦の飛翔チーム戦では、スグルが2人を倒したものの、中堅のミキサー大帝に敗れてしまい、大将としてリングに立つこととなる。体格やパワーの小ささ、実戦経験のなさから無謀な戦いと思われたが、長年間近でスグル達正義超人の戦いを見てきた経験により、ロビンマスクのテクニックとテリーマンの速攻を身に着けており、奮闘していた。ミキサー大帝に捕まり、パワー分離器に放り込まれそうになるが、ミート式火事場のクソ力によって脱出。最後は、スグルが事前に抜いていたネジの穴の部分を狙ってスグルの得意技であるバックドロップを放ち、ミキサー大帝を粉々にしたことで大金星を挙げる。しかし、試合で受けたダメージは大きく、その場に倒れ込んでしまう。
続く副将のキング・ザ・100トンとの戦いでは、一方的に痛めつけられ、ジェットローラー・シーソーによって天井にぶつけらそうになる。だが、駆けつけてきたテリーマンとロビンマスクによって助けられ、後のことを2人に託して、役目を終える。
姫路城での準決勝では、先鋒としてリングに立ち、技巧チームのザ・マンリキと対戦。しかし、ミキサー大帝を倒した必勝パターンが破られると、マンリキのスクランブル・バイスによってKOされてしまう。さらに、姫路城の秘密の抜け道に落とされそうになるが、復活したウォーズマンによって助けられ、選手交代となる。
知性チームとの対戦となった大阪城での決勝では、マッスル・スパークの特訓によって負傷したテリーマンに代わって中堅に選抜される。先鋒のキン肉マン対サタンクロス戦で、サタンクロスの卑劣なやり方に我慢できず乱入しようとするが、サタンクロスの忍法・魔界沼に沈んでしまう。サムソン・ティーチャーに救われたことで一命は取り止めるものの、そのまま病院へと搬送され、戦線を離脱する。
その後、キン肉真弓の特命によってキン肉星第8病院へと向かい、運命の王子たちの心臓のレントゲン写真を取って来る。しかし、この様子を盗聴していた知性チームに真弓たちと共に捕まり、リングサイドで拘束されたまま決勝の行方を見守ることに。
キン肉星大王として即位したスグルの命によって指示で正義超人軍として地球に留まり、スグルのお目付け役兼セコンドの任を解かれていた。完璧・無量大数軍との抗争が勃発すると、単身マックス・ラジアルと戦うテリーマンのセコンドを務める。
その後、地球に戻ってきたスグルが現役復帰しリングにあがったことでスグルのセコンドに復帰。なお、スグルが大王に即位した後も、スグルの希望もあってこれまで通り「王子」と呼んでいる。ピーク・ア・ブー戦ではいち早くピークが急成長超人であることを察知し、スグルに大技を使用しないようにアドバイスを送っている。
冒頭でエアーズロックでの戦いの片づけを手伝ってい、ノックからスグル以外の超人のセコンドに就かなかったことについて質問されている。
その後、お土産を買っている間にキン肉星へ戻れなかったスグルと一緒にいたことで大魔王サタンの張った結界から逃れ、オメガ・ケンタウリの六鎗客と戦うウルフマンたち正義の五本槍の応援のためにサクラダ・ファミリアへ向かう。
運命の王子vs六鎗客の戦いでは、スグルに同行し、スワローズ・ネストでのパイレートマンとの戦いでは引き続きスグルのセコンドを務める。
「超神編」では、ザ・マンの指示によって超神たちの行き先へと向かうスグルに同行し、イタリアのコロッセオに到着。そこでゴッドセレクテッドとマイティハーキュリーズのタッグマッチを見守る。
リアル・ディールズの一員としてバベルの塔へ向かったスグルを見送った後は、コロッセオに残り試合を観戦していたが、スグルのやる気を引き出すために"超神”マグニフィセントによってバベルの塔6Fリングへと召還され、スグルのセコンドを務めることになる。マグニフィセントがプリンス・カメハメのルーツだと知らされスグルが怖気づいた際はすぐに檄を飛ばす名参謀ぶりを発揮。さらには、致命傷になるはずの技を受け続けている割にスグルのダメージが少なすぎることから、スグルが無意識のうちにマグニフィセントの動きのクセを見抜いていることを予測。スグルに反撃のきっかけを与える。
スグルが新必殺技「キン肉バスターイモータル」でマグニフィセントに勝利した後、マグニフィセントから自分を倒した超人と認められ、スグルと共に塔の最上階へと転送される。
スグル達と共に刻の神の陰謀を聞かされると、超人墓場へと戻った後、スグルと共にアメリカ・カリフォルニア州のモハーヴェ砂漠へ到着する。その後、正体不明のキン肉マングレートがスグルのタッグパートナーとしてエクサベーター&ザ・ガストマンと戦うことになるが、グレートの不思議な言動やマスクの側頭部から鍵穴のようなものが浮かんだことで不信感を持つようになり、試合後にグレートに対して正体を問い詰めようとするが、グレートのことを信じるスグルに諫められる。
地球に再び危機が訪れることを予見したミートは、キン肉ハウスにて自らの身体を冷凍保存し、30余年の永い眠りについていた。ヘラクレス・ファクトリーを卒業し地球に派遣されたキン肉マンの息子・キン肉万太郎の手により目覚めさせられ、以後、万太郎を「II世」と呼んで万太郎に仕え、再び正義超人の頭脳として働くこととなる。
新世代超人は、アホが多いため、先代よりもツッコミに回ることが多く、苦労の絶えない日々を過ごしていた。チェック・メイトを前に万太郎が逃げ出したときは、王位争奪戦でミキサー大帝と戦ったときのコスチュームを着て、自ら戦おうとしていた。
ノーリスペクト最後の1人・ボーンコールドとの戦いを前に、今までずっと明かされていなかった出生の秘密が明らかになる。両親は自分を産んですぐに亡くなり、施設に二人の姉と預けられたが真弓の目に留まり拾われたとこれまで聞かされていたが、実は、乳児の頃から卓越した頭脳を持っており、真弓はそれを正義超人のために役立てようと両親を説得してミートを育て上げたのだった。そして、その実の父親がシュラスコ族族長ミンチだった。だが、ミンチはミートの目の前でボーンコールドによって殺されてしまう。
今まで知らされていなかった出生の秘密を知ったことに加え、父親を殺されたことでさすがにショックが大きく、万太郎のアドバイスもできないまま逃げ出してしまう。しかし、ボーン・コールドを追って来たキン骨マンの言葉でセコンドに復帰。
最終予選「二人三脚でZEI ZEI!」でロシアのロボ超人・イリューヒンによって強引にパートナーにさせられてしまう。ミートはイリューヒンに協力し、アドバイスを送ることで予選突破に貢献する。イリューヒンは握手を求めるが、手を払いのけた。だが、準決勝においてケビンマスクと戦ったイリューヒンが地上30mあるスカイキューブ・リングから投げ落とされてしまう。ミートは、体を張ってイリューヒンを助けるが、その際に大怪我を負い決勝で万太郎のセコンドに立てなくなる。
決勝当日、チェックメイトとガゼルマンの強力によって病院を抜け出し、会場へと足を運ぶ。しかし、一足遅く、万太郎はケビンマスクに敗れてしまう。
超人オリンピック優勝を逃した万太郎が姿を消した中、ミートは度々自分が切断される悪夢にうなされ始める。そして与那国島に現れたジェネラル・バラストにバッファローマンと共に向かうが、悪魔の種子の罠によって一人上陸。身体を頭・胴体・両腕・両足の6つに分けられ、16日後に恐怖の将へ貢がれてしまう事に。
かつて7人の悪魔超人にやられたことと同じピンチに陥るが、駆けつけた万太郎と悪行超人しか通れないパラストのゲートバリヤーを通過したケビンマスクらアイドル超人軍が奮闘。最後は、万太郎が再生(リボーン)・アシュラマンを倒したことで無事体のパーツを全て取り戻す。
宇宙超人タッグ・トーナメントが開催された1983年にタイムスリップした時間超人を追うため、タイムワープの原理を解析。彼らの残したエキゾチック物質を探索させ、時空船製作の指揮を執る。ミート自身は対消滅の危険があるため時空船には同行できず、自分の記憶や知識を記録した眼鏡を過去のミートに渡すことを万太郎たちに頼む。
当初、伝説超人と同様に20世紀ミートも万太郎ら新世代超人を敵対視していたが、前述した眼鏡をかけたことによって21世紀ミートと記憶を同化する。だが、石頭なスグルはミートの言うことをまるで信用せず、それどころか勘当されてしまったため、そのまま新世代超人に協力することになる。後に万太郎を自分の息子だと信じてくれたスグルと和解。ネプチューンマンとマンモスマンに「宇宙超人大全」を奪われてしまうことはあったが、21世紀ミートの記憶を万太郎のマッスル・スパーク特訓に役立てる。
ちなみに、21世紀ミートは、万太郎のことを「Ⅱ世」と呼ぶのに対し、20世紀ミートは「万太郎さん」と呼んでいる。
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最終更新:2025/12/09(火) 19:00
最終更新:2025/12/09(火) 18:00
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