アレキサンドリアとは以下のものを指す
全世界(アメリカやギリシャなど)にあるが有名なエジプトのものについて記述する。
アレキサンダー大王が、遠征しながら各地に作っていったギリシア風都市の一つ。エジプトを開放した際、ファラオの称号を戴いて同地に建設することとなった。
アレキサンダー大王の死後は、その部下の一人だったプトレマイオス1世がファラオの座を継いでプトレマイオス朝を開き、その首都とした。一時は人口100万人を上回ったとも言われ、「世界の結び目」と呼ばれるほどの重要都市となった。
……が、プトレマイオス朝滅亡後はエジプト自体が独立を失いキリスト教徒に荒らされたりカラカラ帝の虐殺などで徐々に衰退していった。現在でも現首都のカイロには規模では遠く及ばないが、それでも会社の本社が置かれたり宗教的に正教会の偉い人がいたり重要な都市である。日本で言うと京都か。
地球連邦軍およびティターンズ所属。連邦軍としては初のミノフスキー粒子散布下戦およびモビルスーツ戦を前提として設計された艦艇である(ペガサス級であるとする説もある)。
重巡洋艦とされる。これはMS搭載数が既存のサラミスより上であったためである。従って、ジオン軍のチベとは関連性はない。
名前の由来は上述の地名からである。ただし、どのアレキサンドリアかはハッキリしていない。シリーズにはアル・ギザと言うエジプトの都市名があるため、エジプトではないかとする説が有力。
ミノフスキー粒子散布下戦やMS開発に遅れを取った連邦軍は、当然に各種艦艇についてもジオンの後塵を拝していた。一年戦争時後半に至りV作戦を発動し、ペガサス級強襲揚陸艦を完成させることでようやく同等以上の実力を有する艦を得たが、本格的な量産に至ることはなく、勝敗に寄与したのはサラミス級巡洋艦にMS戦能力を付与した改造艦であった。
勝利した連邦軍であったが、大量に発生した余剰艦艇と軍縮要請によりペガサス級の建艦にはブレーキがかけられてしまう。
また、軍上層部もレビル将軍ら良識派(MS戦派)の戦死により再び守旧派の手に落ちる。MSの活躍は忘れさられ、MS搭載能力を排除したマゼラン改級やサラミス改級(のちの改級と区別して0083型とも)を再竣工させた。
極め付けは大型宇宙戦艦「バーミンガム」の竣工であり、こちらはMS戦能力そのものが存在しなかった。この極端な軍備の代償は0083年のデラーズ・フリートによる核攻撃により、「バーミンガム」の撃沈と参加艦艇の過半数の喪失と言う悲劇で贖われることとなる。
一連の事件の教訓をいち早く取り入れたのがティターンズであり、ちょうどその頃に竣工し主力として接収されたのが本級である。
(以上が定説だが、連邦の艦隊戦偏重主義には異説があり、単に砲術戦能力とMS戦能力を艦ごとに役割分担させるドクトリンであったと言われる。事実、アレキサンドリアの竣工は0083年であり、バーミンガムとは両輪の輪であったとも考えられる。また、ペガサス級がいわゆる金食い虫であることは事実であり、コンペの結果としてアレキサンドリアが量産艦としての建艦を勝ち取ったとも)。
全長や横幅については不明である。354メートル説があるが、これは0153年に登場した姉妹艦のガウンランドであり、建艦当時の船型を維持していたのか不明な部分がある。ただ、300メートル前半とされるアーガマと並んだ場合、それ程の違いは見られないため、概ね350メートル説を取るのが通説のようだ。横幅はムサイの設計を継いでいるため、エンジンルームを入れて100メートル前後はあると思われる。
エンジンは熱核ロケット2基であり、艦橋と平行する形で船体から独立して配置されている。これはムサイと同設計であり大きな影響を受けていることが分かる。また、本級以降はこのタイプのエンジン配置が連邦・反連邦問わず主流となった。
武装は主砲が連装4基、カタパルトデッキの横に上下左右1基ずつ装備されている。また、エンジンブロックにも単装の副砲がそれぞれ1基ずつ確認できる。
対空砲は連装4基、単装4基。重巡洋艦としてはやや物足りないが、1門も存在しなかったムサイよりは向上している。MS搭載機数が多く、集団での艦隊戦を主眼においているため、この程度に抑えられたようだ。
主兵装はMS搭載能力であり、計12機のMSを運用できる。これはサラミス後期型の四倍、ムサイの三倍と巡洋艦としても非常に画期的であった(一年戦争時のマゼラン級改やネルソン級軽空母と同等)。
この強大な搭載能力を有効に活用するため、カタパルトは上下左右4基から発進できる独特な形式が取られている。しかし、これは反面では大気圏内での使用を考慮していない証左でもあり、汎用性では同時期のアーガマより劣っている(ただし、アーガマも当初は想定されていなかったが)。
船型は前述のようにムサイに近く、サラミスなどの連邦艦艇の影響は部分的であるが、主砲及び副砲はサラミス改級のそれと共通のものが使用されている。カタパルトの面積が全体の三分の一近くを占めており、正面から見ると板チョコのように平べったい外観をしている。
ティターンズ結成以前から建艦が進められていたが、ティターンズとその首領であるジャミトフ・ハイマンの影響力拡大により新型艦である本級は優先的にティターンズに配備された。特にジャミトフは経済官僚出身であったため、配備に関し多大な裏工作が存在したことが推測される。
エゥーゴとの内戦、いわゆるグリプス戦役の開始時については諸説あるが、本格化はエゥーゴによるガンダムMK-Ⅱ奪取作戦にあるとされる。当時から主戦域周辺に配備されており、エゥーゴ旗下のアーガマと戦闘を繰り広げている。その後も艦隊旗艦を務めたが、旗艦職はのちに竣工したドゴス・ギアに譲った。しかし、主力は依然として本級であり、グリプス戦役終盤のメールシュトローム作戦時はドゴス・ギアの大破により艦隊旗艦に返り咲いた。
サラミスと比べた場合、後期型や0083型はもちろんのこと、改型と比べても圧倒的な搭載能力と発進能力を有していた。このため、実戦部隊の間では好評であり、エリートであったティターンズを象徴する艦艇と軍内部でも思われていたようだ。ただし、一般部隊への配備は遅れてしまい、本来の目的であったサラミスとの更新は実現できなかった。
ティターンズ所属であったため、グリプス戦役で多くが戦没し、残存艦も地球連邦に再接収され細々と命脈を保っただけのようだ。
一応、本級を再び量産してサラミスを更新する案も出たが、無重力での使用が前提であるため将来的に標準装備となると予測されたミノフスキークラフトの装備が難しいこと、宇宙用艦船の発達が目覚ましい時期であったため数年内での旧式化が予測できたこと、この発達の影響でサラミス改の性能が改善されたこと、そして何よりティターンズ色が強くエゥーゴ出身の将官から毛嫌いされたことにより、いつしか完全に忘れ去られた存在となってしまったようだ。
最終的に、サラミスの後継艦はより高性能かつバランスが高いクラップ級が勝ち取ることとなる。
連邦初の当初設計からのMS専用艦と言う栄誉に輝きながら、歴史上は大変に不遇な艦となってしまった本級だが、エンジンの配置はラー・カイラムやクラップ級にも受け継がれ、その面影を見ることができる。また、カタパルトの仕様もネェル・アーガマに先駆けている。
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最終更新:2025/03/28(金) 19:00
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