アレキサンドリア 単語

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アレキサンドリア

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曖昧さ回避

アレキサンドリアとは以下のものを

  1. アレキサンドリア - 都市名前アレキサンダー大王に由来。世界中に数に存在する。アレクサンドリア、オレクサンドリーヤイスカンダルとも。有名なものは記事上部で記述するエジプトのもの。
  2. アレキサンドリア - ぶどう(マスカット)の一種「マスカット・オブ・アレキサンドリア」のこと。
  3. アレキサンドリア - 機動戦士Zガンダムに登場する架の艦艇または艦級。この記事下部で説明。

1の概要 

世界アメリカギリシャなど)にあるが有名なエジプトのものについて記述する。

アレキサンダー大王が、遠征しながら各地に作っていったギリシア風都の一つ。エジプトを開放した際、ファラオ称号を戴いて同地に建設することとなった。

アレキサンダー大王の死後は、その部下の一人だったプトレマイオス1世がファラオの座を継いでプトレマイオスを開き、その首都とした。一時は人口100万人を上回ったとも言われ、「世界の結び」と呼ばれるほどの重要都市となった。

……が、プトレマイオス滅亡後はエジプト自体が独立を失いキリスト教徒に荒らされたりカラカラ帝虐殺などで徐々に衰退していった。現在でも現首都カイロには規模では遠く及ばないが、それでも会社の本社が置かれたり宗教的に正教会の偉い人がいたり重要な都市である。日本で言うと京都か。

1の関連項目


3の概要

地球連邦軍およびティターンズ所属。連邦軍としては初のミノフスキー粒子散布下戦およびモビルスーツ戦を前提として設計された艦艇である(ペガサス級であるとする説もある)。

艦種と名前

重巡洋艦とされる。これはMS搭載数が既存のサラミスより上であったためである。従って、ジオン軍チベとは関連性はない。

名前の由来は上述の地名からである。ただし、どのアレキサンドリアかはハッキリしていない。シリーズにはアル・ギザと言うエジプト都市名があるため、エジプトではないかとする説が有力。

建艦までの経緯

ミノフスキー粒子散布下戦やMS開発に遅れを取った連邦軍は、当然に各種艦艇についてもジオンの後を拝していた。一年戦争時後半に至りV作戦を発動し、ペガサス級強襲揚陸艦完成させることでようやく同等以上の実力を有する艦を得たが、本格的な量産に至ることはなく、勝敗に寄与したのはサラミス巡洋艦MS力を付与した改造艦であった。

勝利した連邦軍であったが、大量に発生した余剰艦艇と軍縮要請によりペガサス級の建艦にはブレーキがかけられてしまう。
また、軍上層部もレビル将軍ら良識MS)の戦死により再び守旧の手に落ちる。MSの活躍は忘れさられ、MS搭載力を排除したマゼラン改級やサラミス改級(のちの改級と区別して0083とも)を再工させた。
極め付けは大宇宙戦艦バーミンガム」の工であり、こちらはMS力そのものが存在しなかった。この極端な軍備の代償は0083年のデラーズ・フリートによる核攻撃により、「バーミンガム」の撃沈と参加艦艇の過半数の喪失と言う悲劇で贖われることとなる。

一連の事件の教訓をいちく取り入れたのがティターンズであり、ちょうどその頃に工し力として接収されたのが本級である。

(以上が定説だが、連邦の艦隊戦偏重義には異説があり、単に砲術力とMS力を艦ごとに役割分担させるドクトリンであったと言われる。事実、アレキサンドリアの工は0083年であり、バーミンガムとは両輪の輪であったとも考えられる。また、ペガサス級がいわゆる金食いであることは事実であり、コンペの結果としてアレキサンドリアが量産艦としての建艦を勝ち取ったとも)。

性能

全長や横幅については不明である。354メートル説があるが、これは0153年に登場した姉妹艦のガウンランドであり、建艦当時のを維持していたのか不明な部分がある。ただ、300メートル前半とされるアーガマと並んだ場合、それ程の違いは見られないため、概ね350メートル説を取るのが通説のようだ。横幅はムサイの設計を継いでいるため、エンジンルームを入れて100メートル前後はあると思われる。

エンジンは熱核ロケット2基であり、艦行する形で体から独立して配置されている。これはムサイと同設計であり大きなを受けていることが分かる。また、本級以降はこのタイプエンジン配置が連邦・反連邦問わず流となった。

武装はが連装4基、カタパルトデッキの横に上下左右1基ずつ装備されている。また、エンジンブロックにも単装の副がそれぞれ1基ずつ確認できる。

対空砲は連装4基、単装4基。重巡洋艦としてはやや物足りないが、1門も存在しなかったムサイよりは向上している。MS搭載機数が多く、集団での艦隊戦を眼においているため、この程度に抑えられたようだ。

兵装はMS搭載力であり、計12機のMSを運用できる。これはサラミス後期の四倍、ムサイの三倍と巡洋艦としても非常に画期的であった(一年戦争時のマゼラン級改やネルソン級軽空母と同等)。

この強大な搭載力を有効に活用するため、カタパルトは上下左右4基から発進できる独特な形式が取られている。しかし、これは反面では大気圏内での使用を考慮していない左でもあり、汎用性では同時期のアーガマより劣っている(ただし、アーガマも当初は想定されていなかったが)。

は前述のようにムサイに近く、サラミスなどの連邦艦艇のは部分的であるが、及び副サラミス改級のそれと共通のものが使用されている。カタパルト面積が全体の三分の一近くを占めており、正面から見ると板チョコのようにべったい外観をしている。

配備と実戦

ティターンズ結成以前から建艦が進められていたが、ティターンズとその首領であるジャミトフ・ハイマン力拡大により新艦である本級は優先的にティターンズに配備された。特にジャミトフは経済官僚出身であったため、配備に関し多大な裏工作が存在したことが推測される。

エゥーゴとの内戦、いわゆるグリプス戦役の開始時については諸説あるが、本格化はエゥーゴによるガンダムMK-Ⅱ奪取作戦にあるとされる。当時から戦域周辺に配備されており、エゥーゴ旗下のアーガマ戦闘を繰り広げている。その後も艦隊旗艦を務めたが、旗艦職はのちに工したドゴス・ギアに譲った。しかし、力は依然として本級であり、グリプス戦役終盤のメールシュトローム作戦時はドゴス・ギアの大破により艦隊旗艦に返り咲いた。

サラミスべた場合、後期0083はもちろんのこと、改べても圧倒的な搭載力と発進力を有していた。このため、実戦部隊の間では好評であり、エリートであったティターンズ徴する艦艇と軍内部でも思われていたようだ。ただし、一般部隊への配備は遅れてしまい、本来の的であったサラミスとの更新は実現できなかった。

姉妹艦

アレキサンドリア
ネームシップ。艦長はガディ・キンゼー少佐グリプス戦役には当初から参戦し、アーガマを大変苦しめた。ティターンズの艦隊旗艦も務めたが、最終的にはドゴス・ギアに譲っている。
0087年8月、敵MS撃により艦を破壊される被害が出る。即座に復帰できたが、この戦闘により揮を執っていたジャマイカン・ダニンガン少佐が戦死している。以後はガディの揮のもと、0088年メールシュトローム作戦まで奮戦。決戦時にコロニーレーザーの照射を受けて消滅、ガディや乗組員も戦死を遂げた。
なお、30バンチ事件を揮した艦も本艦であるとする説がある。
アル・ギザ
ティターンズ所属。デラーズ紛争を戦い抜いたアルオンの元クルーパイロット戦後配属された艦。
ハリ
艦長はテッドアヤチ。対空砲を削って副を増やす艦隊戦を意識した独特の艦である(アレキサンドリアの後期とする説がある)。
しく地球連邦正規軍所属だが、なし崩し的にティターンズ側について戦闘を行っている。メールシュトローム作戦に参加。消息は不明。カミーユエマを看取った漂流艦は本艦であると言う説がある。
ガウンランド
地球連邦軍所属。三脚構造がされるなどの近代化改修を受けている。また、ミノフスキークラフトを装備しているが、下部カタパルトなど重力を前提とした装備の有は不明である。
い段階でリガ・ミリティアに協力し、カイラスギリー戦に参加。リモートコントロールされ艦隊の囮やになる役割を果たした。撃沈されることもなく、ラビアンローズ(ドック)入りしている。
ロンバルディア(級)
高速巡洋艦。本来は本級の発展であり、別艦とする説が強い。個艦火力を削った上でMS搭載数を増強、速度を生かして敵艦隊に接近すると言う思想で作られた艦である。ジャミトフ・ハイマンハマーンの会談に使用された。
アスワン
ADVANCE OF Ζ-ティターンズの旗のもとに』にて登場。コンペイトウ(旧ソロモン)が港。物語主人公の所属部隊「T3」(ティターンズテストチーム)の母艦。艦長はオットー・ペデルセン大佐
試作MS・MA・支援装備やテスト機材が豊富に搭載されているため、格納庫及び艦ブロックが大化している。メールシュトローム作戦に参加し同戦で撃沈。

後継艦

ティターンズ所属であったため、グリプス戦役で多くが戦し、残存艦も地球連邦に再接収され細々と命脈を保っただけのようだ。
一応、本級を再び量産してサラミス更新する案も出たが、重力での使用が前提であるため将来的に標準装備となると予測されたミノフスキークラフトの装備が難しいこと、宇宙用艦の発達が覚ましい時期であったため数年内での旧式化が予測できたこと、この発達のサラミス改の性が改善されたこと、そして何よりティターンズ色が強くエゥーゴ出身の将官から毛嫌いされたことにより、いつしか全に忘れ去られた存在となってしまったようだ。
最終的に、サラミスの後継艦はより高性かつバランスが高いクラップ級が勝ち取ることとなる。

連邦初の当初設計からのMS専用艦と言う栄誉にきながら、歴史上は大変に不遇な艦となってしまった本級だが、エンジンの配置はラー・カイラムクラップ級にも受け継がれ、その面を見ることができる。また、カタパルト仕様ネェル・アーガマに先駆けている。

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