アレクサンドル・チェレプニン(1899~1977)とは、20世紀前半に活躍したロシアの作曲家である。
彼の父ニコライ・チェレプニン、彼の息子イワン・チェレプニンもまた作曲家である音楽一家であった。
サンクトペテルブルクで生まれた。父親はのちにバレエ・リュスの指揮者も務め、加えてリムスキー=コルサコフ門下であったため音楽家になるには都合の良い環境であった。彼はサンクトペテルブルク音楽院で学ぶもロシア革命を機にフランスへと亡命する。当時のパリは、印象派のモーリス・ラヴェルやフランス6人組、イーゴリ・ストラヴィンスキーやセルゲイ・プロコフィエフが活躍していた刺激的な時期であった。
チェレプニンはその後自らのアイデンティティを求めて各地の民謡採取へと向かい、エジプトやアルメニアを経て中国、そして日本へと向かう。彼は両国のメロディや音階に魅せられ、その素材を生かし、一方で才能ある若手作曲家たちに様々なノウハウを提供した。その代表例が伊福部昭や早坂文雄である。
彼は前衛的とは言えない作風だったため、20世紀後半になると評価はやや落ちたものの、昨今はニコライ・メトネルらと同様再び脚光を浴びている。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 17:00
最終更新:2025/12/09(火) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。