アレハンドロ・ホドロフスキーとは、チリ出身の映画監督である。
ロシア系チリ人。代表作は「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」「サンタ・サングレ」など。
カルト映画の巨匠として知られ、一般的にはあまり評価されない「変な映画」が好きな映画ファンたちからは、絶大な人気を得ている。
活動拠点のアメリカにおける「カルト映画」と呼ばれる作品群の先駆けを作った人物である。
代表作の「エル・トポ」は通常の映画館で上映するには内容がドギツ過ぎるとの理由で、なかなかアメリカ国内での買い手がつかず、アングラ系のマイナー映画館での限定上映となった。ところがこの映画館での上映が評判を呼ぶと、デニス・ホッパーやピーター・フォンダ、果てはジョン・レノンといった有名人までもが鑑賞に訪れるようになり、『夜にみんなで集まって、大麻を吸いながら頭がハイになった状態で楽しむ映画』として一躍有名になった。
その後、この映画を気に入ったジョン・レノンが映画の権利を買い取り、ニューヨークの一流シアターでも上映されるようになったが、やはり一般受けはせず、僅か3日で打ち切られた。
この一件がきっかけで、アメリカ映画界(の超マイナーな配給会社)では「第二のエル・トポ」を探す動きが始まり、これが後につづく「ミッドナイト映画」「カルト映画」と呼ばれるアメリカ映画界独自の文化の発展へとつながった。
本人は監督以外にも脚本・主演・作曲と、映画作り全編に携わっており、そのため非常に監督自身の作家性が強く反映された作品が多い。一方で寡作であり、何度かB級大作映画の企画も立てていたが、そのほとんどが頓挫している。
2013年には、およそ20年ぶりの新作「リアリティのダンス」を発表し、相変わらずのカオスな作風と共にその健在ぶりをアピールした。
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最終更新:2024/04/20(土) 05:00
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