アンジェラ・アキとは、日本のシンガーソングライターである。女性。
「英会話のイーオン」こと「株式会社イーオン」代表・安藝清とイタリア系アメリカ人の母の間に生まれたハーフ。
徳島県板野郡で生まれる。12歳までを徳島で、中学時代を岡山で、高校大学はアメリカの学校に通っていた。
2005年9月14日、シングル「HOME」でメジャーデビュー。 ピアノ弾き語りのスタイルを特徴とするアーティストである。
ちなみに、オリコン1位を複数回獲得し、紅白歌合戦に連続出場経験がある徳島県出身者は現在のところ彼女ただ一人だけである(最初の紅白出場自体も徳島県出身者としては40年以上ぶりという快挙だった)。
アンジェラ・アキは関西人であるため、常に何か喋っている。そのため、ライブ中は歌っているとき以外はほとんど喋り倒しているため、いつも前フリは驚異的なほどに長くなってしまうことで知られる。
その驚異的な前フリの長さが『とんねるずのみなさんのおかげでした』における人気コーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権大会」において松岡智子、柴田由美子のコンビにネタにされたため、その面白さが爆発的に全国に広まることとなった。
ちなみにアンジェラ自身もそれがネタにされていることを承知しており、「そんなことやっていないと思って(自分が出演したテレビ番組の映像を)見返してみたら、やってた」と発言している。
ちなみにアンジェラが英語の歌詞をいちいち解説しながら皆と一緒に歌うコーナーはアンジェラのライブにおける名物コーナーとして有名である。これもネタにされていることについて、アンジェラ自身は「そういうコーナーなの」と発言している。
トークの長さは自称他称ともに「女さだまさし」と言われている。彼女がさだまさしの生番組に出演した際、3時間のライブのうち2時間は喋っているとさだに打ち明けると、同じくトークが長いことで有名なさだに「それは長すぎる、僕でも3時間のうち1時間しか喋ってないのに」と突っこまれていた。
彼女を語るにあたって、忘れてはならないのが弾き語りスタイルである。
元々アメリカでのインディーデビュー時はバンド形式で、ギター&ボーカルが主であったが
日本に帰国して以後はピアノ+ボーカルという、2004年~2005年当時では
かなり珍しい部類に入るスタイルでデビューしている。
特にインディー盤の『ONE』は全編ピアノと本人の声以外の楽器は使われていないという
実験的かつ最も自身のスタイルを的確に表現した作品であり、必聴である。
その後、1stアルバム『Home』の時期でもCD版はあくまで商品としての作品であり
ライブ版の演奏はその時だけのものというスタンスにこだわり
CDで彼女の曲を知った者が先述のMCと同じく、ライブバージョンとスタジオバージョンとの違いに
驚いたという声もあった(演奏時間が長くなる、逆に1番のみの歌唱、CDに無い歌詞が追加など)。
2007年からはクリスマス前に日本武道館でピアノ弾き語りコンサートを行うのが恒例となった。
ちなみに第一回では外がニュースになるほどの記録的豪雨という悪天候で(これはライブDVDの発言で確認可)
「雨女アンジェラ」を象徴するエピソードの一つである。
ニコニコユーザーにとって「隠れた名曲」として名高い『モラルの葬式』をはじめとして
シングルでは発売していないアルバム作品の中には実験的作品が1~2曲必ず収められている。
『HOME』や『手紙』といったメッセージ性や『サクラ色』『始まりのバラード』といったラブソングが
注目されやすいが、実は実験的な作品が多いことは意外と知られていない。
この兆候はインディー盤『ONE』からで、「Warning」という曲は非常に単純なコードのみで作られている。
『Home』では元々X JAPANの『ART OF LIFE』を意識して作られたという『宇宙』という『モラルの葬式』の原型ともいえる作品が収録されている。 なお、『ART OF LIFE』を意識していただけあって、『宇宙』の原曲は30分以上ある大作だったらしい。
3rdアルバム『ANSWER』では、それには及ばないものの『レクイエム』という10分超の作品を送り出しており、やはりこれもストーリー仕立ての実験的要素が目立つ作品である。
4thアルバム『LIFE』はアルバムそのものが実験作ともいえる作りで、それまで封印していた英語曲を敢えて半分収録し、さらに日本語曲も半分にするという挑戦的な作品となった。これは、この頃よりジャニス・イアンに改めて師事し、将来的にグラミー賞への挑戦も視野に入れているからとのこと。
5thアルバム『WHITE』ではニコニコ動画のニコニコ生放送に出演するというプロモーション面での実験のほか、楽曲面では昭和歌謡のカバーである『津軽海峡・冬景色』を弾き語り収録する。
6thアルバム『BLUE』は先行シングルをアルバム1週間前に発売という、事実上のノンシングルアルバムとして発表した(通常、シングル盤はアルバムのプロモーションを兼ねる為複数作発売するか、アルバムとは期間を空けることが通例)。1曲目『アイウエオ』から同じ音を繰り返し、「言葉」を成長させるという独特の世界観を著したほか、「In My Blood」ではレディー・ガガ調のロックテイストな楽曲まで収録されている。
『手紙』『輝く人』の後、大きなヒット作は無かったものの、宇宙兄弟のテーマ曲になった『告白』やアルバムセールスは割と好調で、ライブ活動も口コミで上記のような『面白いライブ』ということが広まって大型会場でもチケットが入手できないこともしばしばあるぐらいに全国区のシンガーとなっていたが、2014年初頭に突如アメリカの音楽大学への留学を発表。
実は数年前より通信教育で大学講義を受講していたが、自身最大の目標としているグラミー賞への挑戦や『10年後に現在と同じレベルに留まるのではなく、今以上のレベルアップが必要』という考えからである。
この他にも海外からミュージカル劇の作曲依頼なども舞い込むようになり、過去楽典的な勉学を一切行わず(大学卒ではあるもの、経済学部卒で音楽大学ではない)、ほぼフィーリングのみでの作曲だったこれまでと同じようにはいかなくなった、という事情もあるという。
こうして2014年8月の全国ツアーファイナルの武道館公演を以てして一切の日本国内での音楽活動を休止することが発表された。時を同じくしてオールタイムベストアルバムを発表し、これまで頑なに拒んでいた素顔(眼鏡を外した写真)をジャケット写真とした。この時に初めて素顔のアンジェラ・アキを見たファンも多く、意外に美人との評が多かった。
かくして一旦のラストツアーとして2014年のTAPESTRY SONGSツアーは始まり、無事8月4日に千秋楽を迎えた。このツアーではお約束的なコントコーナーや合唱コーナーも設けられ、ピアノトリオと弾き語りを織り交ぜた正に国内集大成ともいえる内容だった。最終演目となったのは、自身初の弾き語り武道館公演で新曲として披露した『サクラ色』だった。ラストMCでは感極まって号泣し、「音楽は自分にとって繋がり」の言葉を残し、「サクラ色の時代をずっと忘れない」と歌い終えると深々と頭を下げ数秒間顔を上げず、笑顔でステージから去っていった。
大学生となっている数年間、しばらくは新作が聴けないが、よりレベルアップしたスーパーアンジェラ・アキが再び観られることだろう。
音楽大学のカリキュラムを修了後、東京ディズニーシーのミュージカルや他のミュージシャンへの楽曲提供を散発的に行う以外には日本国内での目立った活動は無く、本人の新作が待望視されるも音沙汰は無いままだった。
徳島出身ミュージシャンとしては後発の米津玄師が大ヒットを連発する中、次第にアンジェラの名前が聞かれなくなって久しいくなった2023年11月22日、突如として10年ぶりの国内活動再開を発表。
翌年に上演される舞台『この世界の片隅に』の音楽を担当することが公表され、その劇中で使われる「この世界のあちこちに」を2024年2月7日に発売することが発表された。
掲示板
63 ななしのよっしん
2021/05/01(土) 09:07:08 ID: EtPHOF/lLu
使ってる当事者からしたらそうかもだけど、よそから見れば全部ひっくるめて関西弁でいいよ
興味がない人に軽トラと軽ダンプの違いを語られてもウザいだけだろ
64 ななしのよっしん
2021/06/24(木) 10:35:20 ID: V2ehVCkgu0
いじめられっ子を励ます歌を歌っているが、実は本人は子供の頃いじめっ子側だったという
65 ななしのよっしん
2023/05/04(木) 19:37:23 ID: XmKilVLSsa
たしかに、という曲を使った
ヤマジュン愛の名言集は妙に記憶にこびりついてる
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/22(金) 21:00
最終更新:2024/11/22(金) 21:00
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