アンティ単語

アンティ

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アンティとは、以下のような意味である。

  1. ポーカーにおいてラウンドの参加時に強制的に支払いを要される賭けのこと
  2. 転じて、トレーディングカードゲームにおいて、互いにカードを賭けてやる遊び方。もしくはその賭けに出されたカードのこと

1の概要

アンティは、要するにラウンドの参加をしたときに支払いを要されるチップである。通常、カジノにおいてはこのチップディーラーが取るが(なお、このアンティだけがディーラーの収入になる)、それ以外では勝利者がアンティも含めて手に入れる。

たとえばあるテキサスホールデムトーナメントのある時間においては「スモーブラインド600・ビッグブラインド1200・アンティ100」となっているが、各人が100ずつ出したあと、スモーブラインドが600、ビッグブラインドが1200を出してビッグブラインドの次の人からベットを始める、ということである。仮に参加者10人でビッグブラインドよりも前の人が全員フォールドした(降りた)場合、ビッグブラインドは自分の賭け1300とスモーブラインドの賭け700、それとほか8人の賭け800の合計2800を手に入れることになる。

なお、チップが大幅に減少していてアンティが払いきれない場合、強制オールインになる。その場合、メインポットは一番払える額が一番少ない人の部分までで、それより上はサイドポットになる。

2の概要

アンティは、ゲームの勝敗によりカードの所有権が移転するルールのことである。
当然ながら「勝者が敗者のカードを得る」と言うものが基本で、採用すれば対戦にリスクリターン、そしてスリルし、エンターテイメント性を大きく高める事が出来る。また、マジック:ザ・ギャザリング』では「レアカードはアンティで奪われるリスクがあるから強い」という説明がされており、アンティの存在がデッキ構築にもを与える事が考慮されていた。

アンティは多くの場合、山札(ライブラリー)の一番上から1枚を使う場合が多い(ただし、『マジック:ザ・ギャザリング』においては作為に1枚選ぶとある。まあライブラリーの1番上が作為なのでそれを使うのが一番楽だが)。ただし、当然であるがトーナメントシーンではアンティを使うことはない。

特に『マジック:ザ・ギャザリング』においてはアンティに関するカード明期に9種類印刷されているが、当然その収録されているカードセットが利用できるフォーマットにおいて禁止カード定されている。

そして、アンティのルールは法的な問題もある。特に董品カードが多く存在する『マジック:ザ・ギャザリング』においてこんなルール持ち出したらほぼ間違いなく賭博罪に問われるだろう。

漫画遊☆戯☆王』作中のゲームマジック&ウィザーズ』では「デッキ内で最も価値の高いレアカードをアンティに定する」というルールが存在しており、トーナメントシーンにおいてもアンティルールが適用されている。同作中においてもレアカードは高額取引されていた為、アンティの存在はイカサマ恐喝詐欺などトラブルの温床となっていた。その一方、城之内克也真紅眼の黒竜を始めとしたライバルの代名詞的なカードを得て強になっていく経緯など、デュエリストの成長やデュエルを通じた徴として肯定的に描かれる事もあった。

上記漫画原作とした『遊戯王OCG』でも明期にはアンティに関する公式ルールが明記されていたが、こちらは漫画とは異なり「勝者はシャッフル後の山札から一番上のカードを得られる」というマジック:ザ・ギャザリング』に準拠したものだった。

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最終更新:2024/03/19(火) 20:00

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