アンディ・ロディック 単語

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アンディロディック

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アンディ・ロディック(Andy Roddick)とは、アメリカの元テニス選手である。2012年オープンを最後に引退した。

概要

1982年生まれでロジャー・フェデラーの1歳下にあたる。この世代を代表するビッグサーバーで、2004年記録した249km/hのサーブ史上最速のサーブとされる2011年クロアチアイボ・カルロビッチに抜かれるまで史上最速のサーブとされてきた。2000年代後半に入ってからはエース数などでカルロビッチに遅れを取っているが、1stサーブの入る確率ダブルフォルトの少なさ、2ndサーブでのポイントへの結びつきなどからビッグサーバーの代名詞としてロディックを挙げるは強かった。

四大大会では2003年の全オープン優勝したほか、4回の決勝進出があるが、いずれもフェデラーに敗れている。特に2009年ウィンブルドン決勝ではフルセットで最終セット16-14という戦を演じたが、惜しくもあと一歩及ばなかった。

若い頃はビッグサーブとフォアハンドの強打を軸に戦っていたが、キャリア後半はストロークの回転量を増やし、ラリーをつなぐ方向にシフト。かつての迫くなって格下相手に取りこぼすことが増えたというもあったが、2002年から2010年までフェデラーとともに年末ランキングTOP10内を維持しており、一定の成功は収めたものと思われる。2011年2月のメンフィス大会で通算50回の決勝進出&30回優勝を達成したが、その後は精を欠きついに年末ランキングTOP10から陥落してしまった。翌2012年も年初から大会序盤での敗退が相次ぎ、一時は30位台までランキングを落としてしまう。ウィンブルドン直前のイーストボーン、ロンドン五輪前のアトランタの両大会で優勝して20位台前半まで浮上したものの、全オープン大会期間中、30歳の誕生日となった8月30日にこの大会限りでの現役引退を発表した。同大会4回戦でファン・マルティン・デルポトロに敗れたのが最後の試合となった。

引退後はスポーツ番組のコメンテータとして活躍している。また2014年にはマーディ・フィッシュとのペアで全オープンダブルスにスポット参戦するとの情報が流れた。フィッシュは10代の頃からの友だが近年は心臓疾患に苦しんでおり、彼を励ますためだという。フィッシュは翌2015年、全オープンを最後としての引退を表明。このダブルスでのスポット復活はロディック自身も最後にシングル優勝を挙げたアトランタの大会で実現した。

フェデラー全盛期の最大の被害者

フェデラーとの対戦成績は3勝21敗。21敗のうち四大大会決勝が4回、準決勝が3回、通常の大会の決勝が3回。負けるのが悪いと言ってしまえばそれまでだが、フェデラーがいなければもう少し大きなタイトルを獲れただろうと思える数字である。負けた後のコメントも前向きなものが多かった。2人の対戦は2012年3月のマイアミ大会3回戦でロディックが3勝を挙げたのが最後となった。

2010年楽天オープンでの珍事

2010年楽天オープン、準々決勝ガエル・モンフィス戦での出来事。1stサービスリターンエースを食らったロディックはチャレンジを要(一応説明しとくとCG解析によるラインジャッジの確認を1セットで3回まで要できる。イメージが沸かない方はビデオ確認みたいなものと思ってください)。通常チャレンジシステムを使うのは「自分が打ったボールアウトと判定された」/「相手の打ったボールインと判定された」ときだが、このときのロディックは「自分が打ったサーブが入ってなかったんじゃないか」と確認を要したのである。1stサーブだったのでサーブが入ってなかったなら2ndサーブを打ち直すことになり、リターンかったことにできるわけだ。モンフィスリターンがきれいに決まっていたため会場はざわついたが、ロディックのどおりサーブが入ってなかったことが確認されるといつも以上に大きな拍手に替わった。かつて某掲示板で「(テニス的に)頭良さそうに見えて頭悪い」と言われていた選手とは思えないクレバーさである。このチャレンジにはネット上でも「こんな使い方はじめて見たw」というが多かった(筆者もその一人)。マジ重なものを見せてもらいました。

問題のチャレンジは下記動画の10:18辺りで確認できる。

なお試合は6-7(5),6-4,6-7(6)で惜しくも敗れたが、最後までブレークは許さず大いに持ち味を発揮した。約3時間に及ぶ熱戦は今大会のベストマッチに挙げる人も多かった。

主な実績

関連動画

ビッグサーバー ロディックを徴する動画

フェデラー戦の映像

2009年ウィンブルドンは決勝に注が集まりがちだが、準決勝のアンディ・マレー戦も好試合だった。試合後にったところによると四大大会での決勝進出はほとんど諦めていた[1]らしい。勝利後、を流すシーンファンには感慨深いものがあった。

最後の試合後に投稿された惜別動画

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関連項目

脚注

  1. *ロディック「グランドスラムの夢はほとんど諦めていた」exit
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