アントマン(Ant-Man)とは、マーベル・コミックに登場するスーパーヒーローである。
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アントマンとは、体を縮小させて戦う能力を持つヒーローである。
体を縮小させるほかにも、アリを操るヘルメットを使用することで様々なアリを味方にして、移動や飛行、攻撃に用いる能力を持っている。
また体のサイズを逆に巨大化させることも可能。この場合はジャイアントマン(Giant-Man)と呼ばれる。
スーツとヘルメットさえあれば誰でもアントマンになることは可能なので、アントマンとして活動した人物はハンク・ピム博士、スコット・ラング、エリック・オグレディなど複数存在する。ピム博士はスーツを開発した人物だが、あとの二人はそのスーツを盗んで使った人物であり、やがてアントマンとして認められて活動するようになった。
最初にアントマンになったのは化学者のヘンリー・ハンク・ピム。
物体の大きさを自由に変化させる特殊粒子「ピム粒子」を発見したピムは、自身を実験台として実験を行い、極小サイズに体を縮めることに成功する。ピム粒子を狙う敵と戦うために特殊なスーツとアリを操るヘルメットを開発して、初代アントマンとなった。
アベンジャーズが創設された際は初代メンバーとして参加している。
また奥さんのジャネットはサイドキックのワスプとして活躍する。実は「アベンジャーズ」という名前を付けたのは彼女。
ピム博士はトニー・スターク(アイアンマン)と並ぶ発明家という側面も持っており、あのウルトロンを開発してしまった人物でもある。そのせいで「エイジ・オブ・ウルトロン」ではウルトロンを開発する前に何とかしよう!とウルトロンに支配された未来から来たヒーローに命を狙われる羽目に…。
他にも統合失調症になって別人格のイエロージャケットとして活動していたことがあったり、自分が活躍するためにあえてロボットを作ってアベンジャーズを襲わせたり(後にバレる)と、メンタルが弱い人物として描かれることが多い。
2代目のアントマンとなるスコット・ラングを主な主人公にして、初代アントマンのハンク・ピム博士なども織り交ぜつつMCUにおけるアントマンのオリジンを描く。
マーベル・シネマティック・ユニバースの12作目として制作された。当初はフェーズ3に入る予定だったが、フェーズ2最後の作品として扱われることになった。
とある罪を犯して収監されていた冴えない中年親父のスコットは刑期を終えて出所し、犯罪からきっぱりと足を洗って一からやり直すことを決意する。しかし前科者ということで世間の目は厳しくまともな職に就けず、さらには離婚した妻からは愛娘に近づかないでほしいとまで言われてしまう。
金に困ったスコットは悪友からの誘いを断り切れず、ある豪邸に盗みに入ることを決意する。持ち前の電子技術や科学知識を活かして巨大な金庫を開けることに成功するものの、そこにあったのは古びたスーツとヘルメットだった。
スーツとヘルメットを持ち帰ったスコットが試しにそれを着てみると、体がわずか数センチのサイズに縮小してしまう。何とか元に戻ったスコットだったが、盗みがばれて警察に捕まってしまう。しかしスーツの持ち主であるハンク・ピム博士の手引きで警察の手を逃れることに成功する。実はピム博士はある理由から、スーツを盗むことが出来る勇気と知恵がある人物を探すテストを行っていたのである。
スコットはピム博士から、「アントマン」となってある任務をこなしてほしいと依頼されるのであった。
スコット・ラングをポール・ラッド、ハンク・ピム博士をマイケル・ダグラス、ピム博士の娘ホープをエヴァンジェリン・リリーが演じる。また、ヴィランのダレン・クロス(イエロージャケット)をコリー・ストールが務める。
他のMCU作品に比べてコメディ要素が多くなっている(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは別として…)。また一児の父であるスコットが娘のために奮闘するという「家族の絆」も大きなテーマになっており、MCU内では一風変わった作風を持つと言える。
MCUにおけるアントマン(ピム博士)は、元S.H.I.E.L.D.エージェントとして活動していたものの、サイドキックのワスプとの別れやハワード・スタークとの折り合いの悪さなどの原因からS.H.I.E.L.D.を脱退したというオリジンが設定されている。ピム博士はハワードの息子であるトニー・スタークも信用しておらず、アベンジャーズとは距離を置いている。
映画内の出来事は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』とほぼ同時期に起こったものとして描かれており、作中ではソコヴィアが浮上していることが語られている。他にも、『エイジ・オブ・ウルトロン』の最終決戦にいなかったファルコン(サム・ウィルソン)の行動が描かれる。
ファルコンと戦った経験や、ピム博士からトニー・スタークに対する不信感を聞かされていたこともあり、キャプテン・アメリカ側としてスカウトされた。
今作ではスーツが新調され、さらに巨大化する能力も追加されている。
スコットはキャプテン・アメリカの大ファンらしく、キャプテン・アメリカ側で戦えることを光栄に思っている。一方で全く無名だったこともあり、ラフト刑務所でトニーと面会した際は「君は誰だ?」とスルーされてしまった。
身長1.5センチ 最強のヒーロー&ヒロイン!
「こんな相棒、アリ?」
イエロージャケットの野望を阻止し、シビル・ウォーにも参戦したスコット。彼は、ヒーローでありながら愛娘、キャシーの父親という2つの役割の両立に苦戦、日々悩んでいた。そんな彼にホープとピム博士は、とある緊急の任務を持ち込む。かくしてスコットはワスプとなったホープとともに戦いながら、彼女と博士の過去の秘密に迫っていくことになる…
時系列は、「シビル・ウォー~」の後の話で「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」以前。スコットはシビル・ウォーで逮捕されたのち、自宅での軟禁状態となっているところからスタート。そこにピム博士とホープが過去に量子世界に迷い込んだピム博士の妻ジャネットを救出するための協力を頼むところから物語は動き出す。そして、エンディング後のパートにて「インフィニティ・ウォー」のラストと重なる。前作のエンドシーンでピム博士から新型のスーツを紹介されたホープは、本作より2代目ワスプとしてスコットと活動することになる。
ヴィランには自らを透明にでき、物体をすり抜ける能力を持つゴーストが登場。こちらはコミックから性別が女性に変更され、ハナ・ジョン・カーメンが演じる。また、前作で量子世界に迷い込んだ初代ワスプことジャネットをミシェル・ファイファーが担当。前作にも少しだけ出演していたが、本作にて本格的に関わることになる。
アベンジャーズ前作「インフィニティ・ウォー」で出番がなかった分、今作ではアントマンは物語のキーマンとして活躍する。
アベンジャーズがサノスに敗れ、宇宙の生命の半分が失われてから5年。世界はいまだ深い悲しみに包まれていた。しかし、そんな世界に量子世界に閉じ込められていたスコットが5年ぶりに帰還する。
スコットにとってはわずか1時間ほど量子世界に閉じ込められていただけだったが、外の世界では5年の月日が流れており、さらにサノスによって世界の人口の半分が失われていたことを知る。幸いにも指パッチンから逃れていた娘キャシーとは再会できたものの、スコットは世界が負った傷の大きさに愕然とする。
スコットは世界を救うため、自分の時間跳躍が使えるのではないかと、アベンジャーズたちに協力を求めるのだった。
単独映画第3弾。2023年2月17日に日米同時公開。当初は7月公開予定だったが、2022年4月の発表で『ザ・マーベルズ』と入れ替わる形で2月に繰り上がった。
2022年7月のコミコンで、本作からMCUはフェーズ5に突入することが発表された。同日に公開されたポスターではアントマン、ワスプに加え、3人目の紫スーツの人物が並び立ち、背景には本作のヴィラン征服者カーンの姿も見える。また、巨大な顔から小さな手足が生えたヴィラン「モードッグ」も本作に登場することが確定した。
2022年10月に公開された予告映像ではアントマン一行が量子世界の異形の街に迷い込むシーンが明かされており、スコットとヴィランの征服者カーンが対峙するシーンも出されている。
征服者カーンは今後の『アベンジャーズ』作品「カーン・ダイナスティ(原題)」「シークレット・ウォーズ(原題)」にも登場することが予想されるため、ここでのアントマンとの因縁が一体どうなるかも期待したい。
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