アンドロメダ星座の瞬

アンドロメダ星座の瞬とは、車田正美の漫画『聖闘士星矢』の登場人物。

概要

アンドロメダ星座の瞬
年齢	13歳
身長・体重	165cm・51kg
誕生日	9月9日
血液型	A型
出身地	日本
修行地	アンドロメダ島

守護星座にアンドロメダ星座をもつ青銅聖闘士(ブロンズセイント)。
担当声優は堀川亮(初代)、粕谷雄太(二代目)、冬馬由美(幼少期)、神谷浩史(Ω)。
ミュージカルの担当俳優は(91')、篠谷聖(11')、西村ミツアキ(二代目)

異母兄弟に星矢、氷河、紫龍、邪武、那智、市、檄、蛮、星華。
父母完全一致兄弟に一輝。

アンドロメダ島でダイダロスの下で修行を受けサクリファイスによる聖衣継承の儀を経て、聖闘士の資格を得る。
兄の一輝はデスクイーン島で悪魔の様な師に拷問のような修練を積まされていたが、瞬は人格者の師と姉弟子に恵まれる。

その性格は誰が評価しても闘いに向いてないとされ、実際自身の甘さから何度もピンチを招いている。
絶対絶命の危機には兄の一輝が助太刀してくれるが、かと言って瞬が弱い訳ではなく、むしろ兄も認める実力者。

兄同様、聖闘士になった瞬間からその強さは常軌を逸しており、アンドロメダ島旅立ちの日、師に自身の小宇宙の片鱗をみせ、
聖闘士の資格を得たばかりであるにも関わらず、自分より上の階級である白銀聖闘士である師の聖衣を破壊した。
また十二宮での戦いにおいても紫龍が自爆技、氷河が師の導きによって勝利を得たのに対し、聖衣を砕かれ生身になりながらも
黄金聖闘士であり完全な敵対者であるアフロディーテを自身の実力で破るという青銅にあるまじき快挙を成し遂げている。

瞬は世界一闘争に向いていない性格であったが、そんな戦闘面においてマイナスの作用でしかない性格を差し引いても、要所ではきっちり仕事をしており、実力の高さが伺える。

また、数奇な運命に翻弄され、この時代のハーデスの肉体に選ばれる。ハーデスに選ばれるのは「この世で最も心の清らかな者」である。

私服ではサスペンダーをしているのだが、原作のある場面で上半身裸の上にサスペンダーをつけている姿を披露した。おまけに目の前に姉弟子のジュネがいるのにである。紫龍ほどではないが露出狂なのか？

続編では乙女座のシャカから次の乙女座の後継者に指名されている。

身に付けた聖衣

• アンドロメダ星座の青銅聖衣
• 乙女座の黄金聖衣
• アンドロメダ星座の神聖衣

初期のアンドロメダ星座の聖衣はビックリする程、鎧としての防護面積が少ない。
防御担当のサークルチェーンの能力を差し引いても、このザル同様の聖衣で十二宮突破した実力は恐るべきものである。

必殺技

作中の最大数の技を誇り、用途に応じて攻撃方法を使い分ける。

• 星雲鎖(ネビュラチェーン)

  アンドロメダ瞬の左右に装着された鎖の名称、及び代名詞とも言える必殺技。
  相手に向かって放ったり、防御陣形を敷いて侵入者を撃退したりと応用性の利く技。
  また。意思を持っており、鎖で文字の形を取り聖衣の主に報告する。
  あまりに強い殺気を持つものには自動で襲い掛かろうとする猛犬の様な鎖である。
  瞬の技のほとんどはココからの派生技である。

• アンドロメダ星雲(ネビュラ)

  自身を中心に鎖を敷き防御陣形をとる。
  この防御陣形はいつでも攻撃可能な攻防一体の陣で、うかつに侵入しようものなら数万ボルトの電撃を与える。
  電撃を避けようとして頭上から攻撃すれば、一斉に鎖が反応し迎撃する。
  頭上からの攻撃には一番激しい攻撃を加えるため、あまりに実力差があると、この陣を敷かれただけで詰む。

• サンダーウェーブ

  瞬の主力技と言える攻撃手段。
  鎖が雷のように飛来し攻撃を加えるが、真骨頂はその追尾能力にある。
  気配を消した相手はもちろんの事、空間を飛び越えて一撃を加える事がある。
  なお、まれに相手の正体を特定する証拠品を奪ってくる事があるが、役に立つ事は無い。

• グレートキャプチュアー、スパイダーネット、キャスティングネット、スパイラルダクト、ブーメランショット、ワイルドトラップ

  ネビュラチェーン最大の応用技。決してその場の思いつきでは無い。
  恐らくは、ここにでた技以外にも、用途に応じた技があるのだろう。
  その理由は、この技達はスキュラのイオの放つ聖獣拳に対抗する為放った技であるが、
  常識的に考えて、6種の技を持っていたら聖獣拳に偶然全部対応できた、とは考えにくい。
  なので多分、魚をモチーフにした技がきたら、釣りや網の形をしただろう。
  マングースをモチーフにした技があれば、コブラに変形したかもしれない。
  アンドロメダ島の修行は、生物学の勉強から始めるのかもしれない。

• ネビュラストリーム、ネビュラストーム

  作品中のパワーバランスを崩壊させた問題技にして、アンドロメダ最大の奥義。
  この技を放って倒せなかった相手はおらず、不敗の拳となっている。
  「苦労して相手の武器を破壊したら、素手の方が強かった」と言う、相手の精神も折る効果がある。
  「わかるかい？俺にとって武器の使用はむしろ相手を気遣ってるということさ」
  ちなみにこの技は、やろうと思えばいつでも繰り出せて、しかも黄金聖闘士であろうとも打ち倒す。
  この技を、十二宮突破の最後の最後まで温存してきた事に誰もが驚嘆した。
  つまり瞬は黄金聖闘士であろうとも手加減をしながら闘えるのである。
  この事実は星矢登場人物最強議論を大いに混乱させ、また瞬に手加減された、と言う事実は魚座の株を下落させる一因にもなっている。
  技の手順として、ネビュラストリームで相手の動きを封じる。相手への説得(聞き様によっては酷い侮辱)を行う。
  それでも抵抗する相手にはストリームをストームに変化させ、戦闘能力を奪う。

勝敗

瞬はイマイチ強さの把握が出来ないキャラである。
ボスクラスの敵を撃破したと思えば、並の相手に不覚をとる。
ここで勝敗を一覧にし、強さを確認してみよう。

内容についての解説。

• 瞬殺：相手をゴミ屑の様に一瞬で倒す。
• 圧勝：横綱相撲。相手を寄せ付けず。
• 優勢：終始有利に闘う。
• 辛勝：何とかギリギリ勝ちを拾う。
• 相打ち：ダブルKO
• 痛み分け：何らかの理由で決着付かず。
• 逆転負け：追い詰めるが、逆転負けを喰らう。
• 完敗：手も足も出ず負ける。
• 逆瞬殺：ゴミ同然に倒される。

対戦相手	決まり手	勝敗	内容	一輝の助太刀	備考
ケフェウス星座のダイダロス	ネビュラストーム？	○	圧勝		ネビュラストームはセブンセンシズに目覚めなくても使える技なのか？
一角獣星座の邪武	ネビュラチェーン	○	圧勝		主人公格と目された邪武の運命を決めた非情の一戦。
ブラックフェニックス	ネビュラチェーン	○	瞬殺		兄とそっくりなブラックフェニックスではあるが瞬殺した。
鳳凰星座の一輝	眼光→拳圧→飛び蹴り	●	逆瞬殺		主人公格と目された邪武を一瞬で倒した瞬を一瞬で倒す。
ブラックキグナス	ブラックブリザード	●	完敗		聖衣未装着とは言え氷河に助けられなければ死んでいた。
ブラックアンドロメダ	ネビュラチェーン	○	圧勝		星矢を守りながら闘った上で圧勝。
龍星座の紫龍	ボディブロー	○	瞬殺		不意打ちとはいえ紫龍を倒す。
鳳凰星座の一輝	鳳翼天翔	●	逆瞬殺		見開きの鳳翼天翔で吹き飛ばされる。
地獄の番犬星座のダンテ	ネビュラチェーン	○	瞬殺		一輝が有る程度ダメージを与えていたが格上の白銀聖闘士を瞬殺。
ペルセウス座のアルゴル	メドゥーサの盾	●	逆瞬殺		戦闘中に背中を向ける異常事態に警戒できなかった。
カメレオン星座のジュネ	不明	△	痛み分け		鞭でぴっぱたき、マスクを外す行動に出る。しかしその後瞬に抱えられていた。
牡牛座のアルデバラン	張り手	●	逆瞬殺		黄金聖闘士の壁は厚かった。
双子座のサガ(遠隔)	サンダーウェーブ	○	辛勝	有り	遠隔操作とは言えサガに一撃を加えた。
乙女座のシャカ	カーン→ネビュラチェーン反射→天魔降伏	●	逆瞬殺	有り	首をポトリと落とされる寸前であった。
魚座のアフロディーテ	ネビュラストーム、ブラッディローズ	△	相打ち		全国の魚座の恨みを買った。相打ちといっても最終的に瞬は治療の結果蘇生し、アフロディーテは死亡した。
スキュラ　イオ	グレートキャプチュアー→天秤座双節根	○	優勢		決して思いつきの技ではない！
リュムナデスのカーサ	サラマンダーショック	●	逆転負け	有り	目の前で変身した相手を倒せないのは頂けない。よく似たブラックフェニックスは瞬殺したのに…。
セイレーンのソレント	ネビュラストーム	○	辛勝		ネビュラストームを使わなければ倒せないソレントの実力はアルデバランを瞬殺できる。
牡羊座のシオン	うろたえるな小僧―――！！	●	逆瞬殺		見開きのちゃぶ台返しで倒される。
バレンタイン、シルフィード、ゴードン、クィーン	一斉攻撃	●	逆瞬殺		冥王軍は瞬がハーデスの器である事を周知徹底させるべき。
天英星バルロンのルネ	ファイヤーウィップ	△	痛み分け		グロ注意
琴座のオルフェ	ストリンガーノクターン	●	逆瞬殺		黄金に匹敵しエイトセンシズに目覚めた青銅二人を瞬殺できるオルフェ。
タナトス	エネルギー波	●	逆瞬殺	有り	力量の差があり過ぎました。
ヒュプノス	エターナルドラウジネス	●	完敗		神聖衣を装着したは良いが、それまでだった。
ハーデス(真)	アテナ、一輝、氷河、紫龍達との連携技	○	辛勝		神と神聖闘士4人の計5人懸かり。
【冥王神話　ND】
ラクスムーン	クリムゾンバイパー	●	完敗		最高の追尾能力をもつネビュラチェーンが避けられてしまった。
牡羊座のシオン	クリスタルウォール	●	完敗		黄金とは言え新任のシオンに手も足もでず。ハーデスとの聖戦を経験し、黄金聖闘士の必須条件であるセブンセンシズを超えるエイトセンシズまで目覚め、神衣まで発動させたお前はどこいったんだ。
牡牛座のオックス	張り手	●	逆瞬殺		座したオックスに張り倒される。ハーデスとの(ｒｙ
双子座のアベル	逃走	△	痛み分け		水鏡の介入により決着付かず。遠隔操作では無い双子座との戦闘結果がどうなるかは気になるところ。
蟹座のデストール	沈黙の棺	○	辛勝		水鏡、天馬と3人がかりでも絶体絶命まで追い詰められる。天馬の機転が無かったらどうなっていたか・・・。
獅子座のカイザー	ネビュラチェーン→地面に叩きつける	●	完敗		連戦で疲れているのだろうか？技すら出してもらえなかった。しかもカイザーは手加減気味であった。

総合戦績

30戦11勝16敗4分4一輝

確かにアフロディーテやソレントといったボスを倒しているが、負けすぎである。
しかも、負けた内容が悪すぎる。
本当に闘いには向いていない様である。

真の実力を出せば殆どの相手に勝てそうであるが、性格も実力の一部。
やはり闘いには向いていないのだろう。

しかし瞬はそれで良いのかも知れない。
血生臭い神々との闘いにおいて、その高潔な思想は一種の希望でもある。
常に不殺を心がける清らかな魂を持ち続けて欲しいものである。

あと一輝は意外と助けに来ていない。
イメージとして一輝召還が仕事のようなきがしてしまうが、さほどでも無いようだ。

関連項目

• 聖闘士星矢
• 聖闘士星矢 冥王神話
• 週刊少年ジャンプ
• 鳳凰星座の一輝