アンノウンとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーアギト』に登場する怪人の総称である。超越生命体とも、ロード怪人とも呼ばれる(後者は劇中未呼称)。
未確認生命体の壊滅から2年後に出現した、新たな人類の脅威。
人類とロード怪人の創造主である闇の力は、アギトの力を感知して平成の世に復活。ペットのように可愛がっていた人類がアギトの力で自身を超越する事を恐れた彼は、使者(ロード怪人)に覚醒した人間を殺害するよう命じた。劇中では超能力と呼称され、覚醒の前兆として不可解な現象が発生するという。その力を鋭敏に嗅ぎ取り、アンノウンは殺害を実行する訳である。殺害の魔手は当人だけに留まらず、その家族やお腹の中の胎児にまで及ぶ。一家皆殺しという徹底的なものであり、1人殺害されると警察は親族全員に護衛を付けている。殺人を実行する時は、どのアンノウンも闇の印を切る特徴がある。逆にアギトの力を持たない人間を殺害する事は禁じられており、もしこの掟を破ると闇の力から制裁を受けてアンノウンが殺される。ただし、警察官や仮面ライダーG3のように目的の邪魔をする者に対しては応戦する。
どの個体も戦闘能力が高く、拳銃が通用しない。そして単純な殴打で人間を殺害できるが、物理法則を無視した特殊能力を有している事もある(壁の中に人を埋め込む、床を透過させて屋上から1階まで墜落死させる等)。基本的には徒手空拳で戦うものの、戦況に合わせて頭上の白い輪から武器を取り出す場合も。また未確認生命体とは違い、徒党を組んで複数人でアギトに挑むケースも確認されている。物語序盤では人外の存在である事を強調するためか、「銃弾が届く前に粉砕される」「カメラに一切映らない」設定があった。だが物語が進むにつれて消滅した。
上級種であるエルロード以外は基本的に言葉は話さない(できないというわけではなく、下等な存在と見ている人間の言葉を使うのを嫌うためという設定がある)。一部のアンノウンには「クイーン」と呼ばれる女性型がおり、同族の指揮を執る。
アンノウンには○○(アンノウンのモチーフとなった動物の英名)ロード・××(動物のラテン語名)・○○(個体名)という固有名があるが、作中で呼称されることは無かった(スタッフロールには記載されている)。その他の設定も劇中描写では足りないほどに作り込まれており、当時は出演者も理解していなかったらしい。ちなみに、津上翔一役の賀集利樹は出演後大学に進学し、神道を学んでいく中で「アンノウンとアギトの関係に似ている」と感じたそうだ。
アンノウンによるアギトの力を持つ者の殺害方法は現実では到底実現不可能な方法でなされており、これは前作「仮面ライダークウガ」の怪人グロンギの殺害方法が生々し過ぎると注意を受けたための対策である。だからと言って木とかコンクリートの壁に埋め込んで殺すのはもっと怖いと思います
『仮面ライダーディケイド』では、「アギトの世界」で登場。バッファローロード タウルス・バリスタに率いられたフォルミカ・レギアとフォルミカ・ペデスが原作同様アギトの力を持つ人間を狩っていた。ただ原作との相違点として未確認生命体が未だ活動しており、無関係の人間まで殺すためか未確認生命体もアンノウンの標的にされている。劇中でズ・メビオ・ダがペデスに殺害されている。
声:山野井仁(ルテウス、アルビュス、トリスティス) / 西川宏美(マギストラ) / 宗矢樹頼(キュアネウス、ルベオー)
ヒョウ型。序盤と中盤に3種ずつ、合計6種類が登場。ルテウス(黄) / アルビュス(雪) / トリスティス(黒)、マギストラ(黒) / キュアネウス(青) / ルベオー(赤)の個体名を持つ。この内後半のマギストラは「クイーン」である。武器としてアルビュスは「傲慢の弓」、トリスティスは「貪欲の槍」、マギストラは「信託の杖」、キュアネウスとルベオーは「強欲の剣」を持つ。
前半の三体はアギトやG3が最初に戦ったアンノウンで、ルテウスは少年とその家族を木に埋めて殺害、その後アギトの「ライダーキック」で倒されている。残り二人はオーパーツの起動に尽力し、そしてアギトにより二体とも倒された。
後半の三体は「あかつき号」の関係者である榊亜紀を襲撃。アギトに妨害され、キュアネウスが死亡。しかし、その後マギストラが亜紀の殺害を達成した。ルベオーはその前にギルスの「ギルスヒールクロウ」で倒され、マギストラもアギトの「ライダーキック」で葬られた。
ちなみに平成ライダー2作目の本作にヒョウ型の怪人が最初に登場するのは、昭和ライダー2作目である「仮面ライダーV3」にて最初に登場したのがハサミジャガーである事のオマージュである。本作には他にもV3のオマージュと思われる点がいくつかある。
カメ型。陸亀のテレストリスと海亀のオケアヌスの二体が登場。ジョジョのセッコのごとく、土の中を泳いで移動することができ、超能力者を地面に引きずりこんで殺害していた。丈夫な甲羅を持ち、アギトの「ライダーキック」すらも防ぐ芸当を見せる。しかし、仮面ライダーG3の「GG-02サラマンダー」の直撃でテレストリスが死亡、残ったオケアヌスも再び「ライダーキック」を受け、耐えられずに爆死した。
ヘビ型。コブラ型のマスクルス(♂)とメデューサ型のフェミネウス(♀)が登場。それぞれ「審判の杖」と「邪眼の鞭」という武器を持って戦う。
次元の穴を開くことができ、そこに超能力者を落とし、高所から墜落死させる方法で殺害していた。
マスクルスは仮面ライダーギルスの最初の対戦相手となり、「ギルスヒールクロウ」で死亡。一方のフェミネウスは、「闇の力」の意に反して普通の人間を殺害した為、彼の命令で自ら命を断った。
声:塩野勝美(クロッキオ) / 米本千珠(イントンスス) / 千田義正(ルスクス、カルウス) / 藤田瞳子(カノッスス)
前半、中盤、後半に三度にわたって登場した、カラス型の超越生命体。最初に登場したのがクロッキオ、中盤に登場した三体がそれぞれイントンスス・ルスクス・カルウス、そして後半に登場したのがカノッススである。このうち、中盤のイントンススが「クイーン」である(同型のカノッススは単独で出現した為、クイーンかどうかは不明)。この三体はさらに「漆黒の槍」「屍の刀」「骸の鎌」という武器を使う(カノッススも「漆黒の槍」は所持していたが未使用)。
クロッキオとカノッススは超高度からの頭突きという豪快な手段で超能力者を狙っていたが、中盤の三体は「あかつき号」関係者を狙っていた。
クロッキオはアギトをも圧倒する力を見せ付けたものの、初めてフレイムフォームに変身したアギトのフレイムセイバーで一刀両断されてしまう。
中盤の三体は相良克彦をターゲットとし、クイーンであるイントンスス自らが行動。襲撃時にアギトに阻まれた為、ルスクスが加勢に来るもアギトのトリニティフォームの前に敗れる。残ったルスクスも再びアギトと戦闘になり、カルウスの加勢があったものの、トリニティフォームにより二体とも葬られた。
最後に登場したカノッススは、クロッキオ同様の手口を使うも殺害に失敗してしまう。最期はギルスとアギトに挟撃され、ギルスの「ギルスヒールクロウ」で爆死した。
第9話・10話に登場したタコ型超越生命体。個体名はオクティペス。陸地に巨大な水溜りを発生させ、超能力者を溺死させる手段をとる。
最初は北條透が装着した仮面ライダーG3と戦闘となり、「GG-02サラマンダー」の一撃で爆散するも、パワーアップして再生を遂げる。そして再度のG3との戦いでは今度は圧倒する。しかし、乱入してきた仮面ライダーアギトの「ライダーキック」により、細胞一つ残らず消滅した。
シマウマ型。黒いノクティスと白いディエスの二体が登場。触れた人間をミイラ化させ殺害する能力を持つ。
始めにノクティスが超能力者の殺害を開始するが、北條G3との戦闘になる。パンチでG3をノックアウトした後、駆けつけたアギトをディエスとともに撃退するなど活躍した。しかしその後、再び同じ人間を狙ったノクティスはアギトの「ライダーキック」で爆死した。
ディエスは「あかつき号」関係者の殺害を任務とし、篠原佐恵子を標的にする。しかし、現れた仮面ライダーギルスの「ギルスヒールクロウ」により倒された。
サソリ型。個体名はアクティア。「冥府の斧」と「冥王の盾」で武装し、攻守に優れる。毒針を用い、24時間かけて超能力者を殺害していた。
風谷真魚をターゲットにしてしまった為、仮面ライダーアギトと戦うことになる。最初の戦いではフレイムセイバーをもはじき返し、毒針で圧倒したが、そこでは決着が着かなかった。
そして再度真魚を狙ったため、再びアギトと戦闘になる。今度は「ライダーキック」を弾き返すものの、マシントルネイダー スライダーモードを用いた「ライダーブレイク」には盾が耐え切れず、そのまま爆死した。
手には斧、そしてサソリの描かれた盾を持ち、自身もサソリに似たその姿は「仮面ライダーV3」のデストロン大幹部・ドクトルGを彷彿とさせる。
ジャッカル型の超越生命体。前半と後半に一体ずつ登場した。それぞれファルクス、グラウクスという個体名を持つ。ファルクスは「断罪の大鎌」という武器を用い、カマイタチ現象で超能力者を殺害していた。
超能力者や「あかつき号」関係者の榊亜紀を狙い、幾度となくアギトやギルスと交戦。三度目の戦いにてギルスから逃れるが、直後にアギトに遭遇。フレイムフォームの「セイバースラッシュ」で斬り捨てられた。
グラウクスは「贖罪のコラムビ」という鎖鎌を使って超能力者を殺害した。警官やアギト、仮面ライダーG3-Xと交戦し、序盤こそ優位に立つも、マシントルネイダー スライダーモードに乗ったG3-Xの「GX-05ケルベロス」の射撃により倒された。
クラゲ型。個体名はイグニオ。右手から雷を発生させることができ、瞬間移動も可能。
仮面ライダーG3やアギトと戦闘を繰り広げ、アギトの「ライダーキック」を雷で防ぐ芸当を見せるも、アギトがストームフォームとなり、「ハルバードスピン」を放ったことで死亡した。
なお、最初の戦いの際、「闇の力」の言葉を代弁した。作中でエルロード以外で唯一言葉を発したアンノウンである。
スズメバチ型のウェスパ(♂)とミツバチ型のメリトゥス(♀)が登場。なお、メリトゥスは「クイーン」ではない。
二体とも「煉獄の針」という武器を持ち、また人間を無機物に融合させて殺害するという方法を執るが、それぞれ単独で行動していた。
ウェスパは仮面ライダーアギト ストームフォームと戦闘になり、「ハルバードスピン」で瞬く間に死亡。そこに出現したメリトゥスも触角を切られ逃亡した。
触角を切られたことでメリトゥスは精神異常をきたし暴走、一般人まで次々と殺害し始める。そこに現れた北條透が着用したV-1システムと戦闘になり、再び逃亡するも、再び現れたアギトと対決する。しかし、乱入した仮面ライダーG3-Xの「GX-05ケルベロス」の攻撃を受け爆死した。
エイ型のアンノウンで、淡水エイ型のククルスとトビエイ型のカッシスが登場した。人間を非物質化させ、床や壁などを透過させて墜落死や激突死などを誘発した。ククルスは「憤怒の杵」という武器を持つ。
彼らもまた別々に行動しており、ククルスは津上翔一が装着した仮面ライダーG3-Xの「GX-05ケルベロス」で爆殺される。
残ったカッシスは仮面ライダーアギトとなった翔一を撃退するも、今度は氷川誠が装着したG3-Xと戦闘になり、こちらもまたケルベロスで葬られた。
ウニ型のアンノウン。個体名はファメリカーレ。武器である「深淵の菱」でターゲットの生命力を吸い取り、餓死させる能力を持つ。
浅野一輝を捜索中にアギトと遭遇。その戦いではアギトの「ライダーキック」を深淵の菱の爆煙でかわし、撤退した。その後、一輝を追い詰めたところで涼が仮面ライダーギルスに変身、戦闘となる。ギルスレイダーの奇襲を受け、最期は「ギルスヒールクロウ」で死亡した。
中盤に二度登場した、魚型の超越生命体。最初にピラルクー型のアラパイマが現れ、その数話後にピラニア型のセラトゥスが出現した。アラパイマはアギトのオーバーヘッドキックとG3‐Xの「ケルベロスファイヤー」で、セラトゥスはアナザーアギトの「アサルトキック」で倒される。
蟹型の超越生命体個体名はパレオ。高い防御力を持ち、アギトのライダーキックを「欺瞞の爪」というハサミで弾き、「ハルバードスピン」すらも防ぎきった。超能力に目覚めた相良克彦を狙い始めるが、最期はマシントルネイダー スライダーモードを利用したアギトの新必殺技「ハルバートブレイク」で葬られた。
シャチ型の超越生命体。個体名はオルキヌス。「因果のフランベルジェ」という剣を持つ。水のエルの配下で、それを示す胸飾りを身に着けた、上級のアンノウン。エルロード配下なだけあって実力が高く、アギトやギルスを圧倒するが、再戦したアギトのライダーキックで撃破された。
カマキリ型の超越生命体。個体名はクルエントゥス。「慙愧の呉鉤」という2本の鎌を持ち、真島浩二を狙う。水のエルと共にギルスやG3‐Xを押しのけるが、アギトの新たなフォーム、バーニングフォームの「バーニングライダーパンチ」の一撃で倒される。
イグアナ型の超越生命体。デクステラとシニストラの2体が登場し、シニストラは武器として「竜神のトライデント」という槍を使用する。共に人間を泡状にする瘴気を吐き出して攻撃する。
デクステラはシャイニングフォームへ覚醒したアギトに倒され、シニストラは瀕死状態の涼と真島を狙うも、駆けつけたG3‐Xに「GA-04アンタレス」のワイヤーで縛られ、「GX-05ケルベロス」の射撃で倒された。
終盤に登場した鳥型の超越生命体。ともに上級のアンノウンで、それぞれ梟型のウルクスと隼型のファルコの個体名を持つ。
それぞれ超能力者の殺害を目的に行動していたが、「闇の力」がアギトの力を奪うことを決意してからはその意思に従う。ともに飛行能力を持ち、ウルクスはカギ爪で相手の内臓を消滅させる能力を使い、ファルコはクロウロード同様に頭突きを得意とする。特にファルコの頭突きは強力で、木野薫に致命傷を与えたほどである。
ウルクスは上級にも関わらずアギトのパンチで倒され、ファルコはG3‐Xの「GX-05ケルベロス」を受けて爆死した。
ヤマアラシ型の超越生命体。上級のアンノウンで、個体名はリクォール。頭部に生えている針を飛ばし人間を液状化してしまう。また、「業火のラム・ダオ」という太い剣を武器とする。
ファルコンロード ウォルクリス・ファルコと共にアギト達を追い詰め、真魚を庇った翔一に針を突き刺す。「闇の力」の意思に従いアギトの器を消そうと行動するが、アギトの力を翔一が奪い返したことで形勢逆転、アナザーアギト、ギルス、アギトの連続キックを受け撃破された。
TVSPに登場した、カブトムシ型の超越生命体。個体名はフォルティス。頭部から針を飛ばし、人間を灰にする能力を持つ。「義憤のモルゲンステルン」という棍棒と「無明のホプロン」という盾を使い、高い戦闘力を誇る。
アギトの「ライダーキック」やG3-Xの「GX-05ケルベロス」の射撃も耐え抜くほどの防御力を誇る。3人のライダーをまとめて相手にするが、最期はアギト シャイニングフォームの「シャイニングクラッシュ」で倒される。
演:阿南健治(アントロード) / 声:鶴ひろみ(レギア:劇場版)/森夏姫(レギア:ディケイド13話) / 柴本浩行(エクエス) / RIDER CHIPS(ペデス) / 安井邦彦(ペデス) / 穴井勇輝(ペデス) / 塩野勝美(ペデス)
劇場版『仮面ライダーアギト Project G4』に登場した、アリ型の超越生命体。フォルミカ・ペデスは兵隊アリに相当し、アンノウンにしては珍しく同型の個体が多量に存在する、いわゆる「戦闘員」的存在。しかしその戦闘能力は非常に高く、1体1体が武装した自衛隊員を殺害できるだけの実力を持つ。更に特殊能力として「蟻酸」を擁しており、蟻酸をかけられた人間は地上にいながら溺死する。コンクリート壁を容易に破壊できる腕力の他に、時速65km/hで地中を掘り進める強靭なアゴを持つ。強さに関しては個体差があるようで、単独行動していた個体はギルスと渡り合えるだけの実力があった。逆に弱い個体はG3-XのGM-01スコーピオン数発で死亡した。「クイーン」であるレギアを筆頭に、エクエスが働きアリに当たるペデスを指揮して行動する。
物語冒頭で自衛隊の超能力研究所を襲撃。自衛隊員や職員、子供まで皆殺しにするという子供向けとは思えないえげつない活躍を見せた。その後、深海理沙一等陸尉が超能力者を集めるために使った「ESPクイズ」を利用し、全問正解した者を殺害して回った。何体かはギルスやG4によって撃破されたが、それでも有り余る数のペデスが巣の中に潜んでいた。
物語終盤、風谷真魚の超能力を増幅して使用した事でG4の運用施設に大量のペデスが襲来。レギアも真魚を求めて施設に入り込んだ。自衛隊員を次々に殺害していくペデスの群れであったが、G4の出撃により雲行きが怪しくなる。更にアギトとギルスも参戦し、ペデスの数が減らされていった。それでも施設の職員を全滅させ、深海理沙を食い殺すというこれまた子供向けとは思えない活躍を見せた。
ここでの戦いでレギアは、仮面ライダーギルスの右腕を「黄泉の鐙」でねじ切るほどの力を見せた。しかし、エクエスは復活しパワーアップしたエクシードギルスの「エクシードヒールクロウ」で、レギアは仮面ライダーアギト シャイニングフォームの「シャイニングライダーキック」で葬られた。
ちなみにペデスは仮面ライダーG4を含めたほぼ全てのライダーに多数撃破されている。
「ディケイド」に登場。個体名はバリスタ。エルロードでないにも関わらず日本語を話し、またアントロードをクイーンごと統率するという、オリジナルにはなかった要素を持っていた。
人間を守ることを使命としている為、超能力者以外にも人間を狙うグロンギや、人間から外れた存在である仮面ライダーを標的としていた。
「至高のトリアンナ」という武器を用いて巨大なプラズマ弾を放つことができ、作中では仮面ライダーディエンドが召喚した、仮面ライダーデルタと仮面ライダードレイクを一撃で葬っている。
「アギト」の力を持つ芦河ショウイチを執拗に狙うも、その度に仮面ライダーディケイドこと門矢士に妨害されてしまう。
最終的にアギトの力に完全に目覚めたショウイチが変身した仮面ライダーアギトとディケイド、そして小野寺ユウスケが装着した仮面ライダーG3-Xとの戦いとなり、ディケイドとG3-X、そしてファイナルフォームライドのカードで「アギトトルネイダー」となったアギトのファイナルアタックライド「ディケイドトルネード」で葬られた。
その後、大ショッカー幹部アポロガイストとともに再登場するも、アスムが変身した仮面ライダー響鬼のキックで死亡した。
アンノウンの幹部的存在。水のエル、風のエル・地のエルが存在する。また、「闇の力」と戦った「光の力」も、エルの一人だったという。
アンノウンの中でも特に強い力を持つクジラの超越生命体。武器は「怨嗟のドゥ・サンガ」。
物語の根幹となる「あかつき号事件」を起こした張本人。2番目のアギトである沢木哲也(津上翔一)を海へ落とし記憶喪失にさせ、乗客たちに今後の運命を告げる。その際乗客のひとりである関谷真澄の体内に入り、他の乗客員を次々に殺害。完全に復活したところで彼女も殺害し、アギト達を襲い始める。
翔一にとっては天敵とも言え、ギルスやG3‐Xも圧倒する力を持つ。だが真魚の励ましによって復活した翔一はバーニングフォームとなり、一度倒される。その後は闇の力の体内に入り再び復活の時を待つ。
復活後は武器が「怨念のバルディッシュ」となり、更に強化された力で4人のライダーを追い詰める。しかし、その戦いの最中翔一は記憶を取り戻し、アナザーアギト、エクシードギルス、アギト シャイニングフォームの一斉攻撃を受け完全に倒される。
タカの超越生命体。人類を絶滅させるため「聖地」で眠りに入った闇の力を守護し、その「聖地」に入った人間を体が透明化する弓矢「憐憫のカマサ」で殺害する。また手から突風を放って敵を吹き飛ばすことができる。
水のエル同様高い戦闘力を持ちエクシードギルス、バーニングフォームをもそれぞれあっさりと退ける。その後最終決戦で地のエルに加勢するが、G3‐Xとエクシードギルスの連続攻撃で倒された。
ライオンの超越生命体。最後に生まれたアンノウンで、本来の目的に従ってアギトになりゆく人間を灰化させる砂で殺害し始める。
ギルスを倒し、他のアギトを始末するため翔一と交戦。シャイニングフォームの攻撃で倒され聖地へ撤退。闇の力から与えられた力で強化態となり、「敬虔のカンダ」でシャイニングカリバーをへし折るほどの力を見せ風のエルと共に追い詰める。しかしそこへG3‐X、ギルスが駆けつけ乱戦に。最期はシャイニングライダーキック(この際に現れる紋章は通常1つだがこの時は2つに増加した)で倒された。
演:羽緒レイ(青年) / 神木隆之介(少年) / 穴井隆文(少年) / 八木優希(赤ん坊)
アンノウン、そして光の力と共に人類を生み出した創造主。人類を深く愛しており、劇中では葦原涼を手助けした事もあった。肉体は現代で発見されたオーパーツが解読された事で復活。
古代、自分と相対する光の力と戦うも、勝利する寸前で人類にアギトの力を植え付けられてしまう。人間が自分の制御できない力を手にする事を恐れた闇の力は光の力を自らの手で倒し、洪水によって一度人類を滅亡させる。
その後あかつき号の乗客達が光の力によってアギトの光を浴びせられたことで、アンノウン達にやがて覚醒するであろうアギトの力を持つ者を抹殺するように命令する。
水のエルが完全に倒されたことで危機感を覚え、3人のアギトの力を奪おうと行動した結果、ついに木野、涼、翔一の3人が持つ力を奪うことに成功する。しかし奪ったアギトの力は持ち主のところへ戻ろうとするため、3人の命を奪おうと部下を連れて追い詰めるものの、G3‐Xの攻撃と翔一のパンチによって奪った力を取り返される。このことに絶望し、二人のエルロードに護衛させつつ人類すべてを絶滅させようとする。しかし最終回では全てのエルロードが倒され自身も肉体を失い、人類を見守っていくことを選択し姿を消した。
掲示板
94 ななしのよっしん
2021/11/08(月) 09:06:52 ID: l3Iz7eVE1n
>>92
微妙、裏設定だと各々の動物の祖であると共に自身の分身や子孫であるそれらの動物に
肉親のような愛情を持ってるから
人間が狩りを覚えて動物殺しまくった時には怒って人間と大戦争に発展したこともある
その時に虐殺される人類に肩入れした火のエルが寝返ったり、人間も動も戦災で死にまくったから
神が大洪水でリセットして「アギトでない人間には手を出さない」ように厳命した
だから、人間の守り手であると同時に人間を嫌ってるし神の命令がなければ襲ってもおかしくないレベル
95 ななしのよっしん
2021/11/09(火) 19:59:00 ID: Wovf64PFde
>>94
ボスである闇の力が目を光らせている間は人間を守るけど、闇の力がいなくなったり命令を撤回したら
襲い掛かってくる訳ですね…。こう考えると人類を守ったり導いたりしようとしたバッファローロードは
かなり異質な存在だったんすね…。
96 ななしのよっしん
2023/10/27(金) 20:57:58 ID: z08HnAVwU6
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/18(木) 05:00
最終更新:2024/04/18(木) 05:00
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