アームドポリスバトライダーとは (アームドポリスバトライダーとは) [単語記事]

アームドポリスバトライダーとは、1998年、ライジングが発売したアーケードゲームである。ジャンルは縦画面シューティング。同社による96年発売のタイトル「バトルガレッガ」の実質的な続編とされる。バトルガレッガ・アームドポリスバトライダー、バトルバクレイドの三部をもって、バトル三部作とも呼称される。

概要

最大の特徴として、今までにありそうでなかった「好きな自機を選んでチームエディットをする」という、ザ・キングオブファイターズと同じシステムをSTGでは初めて搭載。選んだ自機によって難易度やテクニックはもちろん、追加される隠しボスなども変化し、これによって非常に多種多様なプレイが可能となった。ほか、雷電シリーズより受け継いだコース選択機能も搭載。最も易しい練習コースでは、業界初のオートボムを搭載した。

ゲームシステム的には、バトルガレッガでも使われていたランクシステムをより高度に洗練させ、ガレッガの時とは異なり「上がりにくく下げにくい」という、初心者でも間口を広く、上級者には厳しい締め付けをするバランスに調整されている。ほか、獲得点数の表示、弾色や連射速度のリアルタイム変更など、プレイヤーのかゆい所をしっかり押さえる多彩な機能をソフトウェア側で用意している。

ストーリー

西暦２０１９年。マンハッタン島南2キロの地点に浮かぶ人工島「ゼノビア」。１５年前、人工密集による犯罪率の増加に手を焼いた政府が苦肉の策として建設したその島は、当時急成長を遂げていたギガンテックサイバートロン社（ＧC社）が大規模な施設を建造したのを皮切りに、マンハッタン島に見切りをつけた人々が次々と移動。「ニュー・ニューヨーク」ブームを巻き起こした。しかし、時が経つにつれてその立地条件や島の所有権をめぐっての問題が表面化。当初の思惑とは逆に犯罪率は増加傾向となる。さらに、それらと平行するように行われていった島本体の増築につぐ増築。島のスラム化は時間の問題となった。そして数年後。島は、その中心にそびえ立つＧC社のビルと、いびつに増殖を重ね続けて異様な姿へと変化した構造物で成り立つ、悪夢のような様相を呈していた。その中ではありとあらゆる犯罪がはびこり、サイボーグ手術を施した凶悪犯が闊歩する無法地帯と化し、またその変化は島内だけに止まらず「旧」ニューヨークにも今まで以上の凶悪犯罪が多発することとなった。業を煮やした政府は、極秘の内に捕縛した犯罪者をその自由と引き替えに警察機構の外部組織として扱うことを決定。「存在しないことになっている警官」＝「ZERO COP」と名付けられた彼らを、凶悪犯罪の取り締まりや政府による非合法活動等にあたらせることとした。彼らはこめかみに埋め込まれた極小の「チップ」により完全に管理され、一定の貢献度に達すると自由を得ることが出来る。しかし命令不履行時には脳髄に直接流される電流による苦痛、もしくはすみやかな死が与えられることになっている。今回の彼らの任務は、３人１組のチームでゼノビア島に侵入。凶悪犯罪を鎮圧しつつ、GC社が島の全権を掌握し、凶悪犯罪者達を相手にサイバネ手術の実験や新開発武器の実用試験を行っていることの証拠をつかみ、これらを壊滅させることにある。

各モード説明

ここでは各モードの説明を行う。モードは基本的に任意のコース＋キャラクター選択で構成される。

練習コース: 最も簡単なコースで、構成は、1面＋ランダム面から1つ＋5面の計3面。コマンド入力で2面だけにする事も可能。オートボムが搭載される。ランクが最低のため、敵の弱さが顕著。
一般コース: 一般だが練習に最適のコース。構成は、1面＋ランダム面＋5面の計5面。最低2面だけにする事も可能。上級よりもランクは低く、やはり敵は柔らかい。このコースをクリアしてもEDは見れない。
上級コース: こちらが本編。全ステージが登場。基本ランクは全コース中最高になっている。EDが見れるのはこちらのコースのみ。
特別コース: ボスと戦うためだけのコース。最大で18体のボスが登場する。上級コースよりランクはやや低め。このコースでは、各シリーズごとに対応したキャラが組み込まれているだけで隠しボスが登場する。

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チームセレクト: 人気爆薄の本編。3つのチームのうちいずれかを選んでプレイする。チームEDはこれでしか見れない。チームの全キャラが決定ボタンに対応した強化タイプになってしまうため、地味に難しい。
チームエディット: ガッツリやる人向けのモード。好きなキャラクター3人を自由に選んで組み合わせられる。全ボスを出すにはこのモードでやるしかない。EDは、ラスボスを倒した時に生存しているキャラクターの個別EDのみ見られる。
ランダムエディット: ネタ枠。ランダムに3人。強化タイプもランダム。なぜか非常に高い頻度でジュージが入ってくる。隠しキャラクターが登場していない場合は、このモードでも出現する事がある。
プレイヤーセレクト: いわゆる普通のSTG モード。キャラクター1名によるプレイ。安定したプレイが可能で初心者向け。

キャラクター概要

D・D: お荷物マシン 1号。全体的にはバランスのいい性能なのだが、ショットが常時弾切れを起こしているため、火力が常に低い病にかかっている。
ショーティ: 初心者向けキャラ。足は遅く稼ぎ能力も低いが、オプションのホーミングミサイルが鬼強い。
ジュージ: お荷物マシン筆頭。スピードは速いが、メインショット、オプション、ボムなど全てが弱い。修行僧向け。
マリア: 稼ぎに優れた機体。ランクを非常に上げやすく火力も控えめだが、ボムの持続時間はカー・ペットと並んで最長。移動速度も優れる。
ゴールデン: お荷物マシン 3号。移動が速く、ショットも速く、やられるのも速い人。他のお荷物マシンよりはかなり使いやすい。
ストローマン: バトライダーで最良と言われるキャラ。火力、範囲、速度、ボムなど全てにおいて信頼度の高い性能を持つ。反面、どの分野においても最強の人たちには及ばない。
バースデイ: 割と初心者向けのキャラ。全体的に癖のない性能を持つが、ボムは敵に直接当たらないといけない仕様。足が速くはないのでちょっと使いづらい。オプションは見た目よりだいぶ弱い。
タグ・T: 初心者向けキャラ。移動速度は最低だが、オプションのホーミングレーザーがとにかく超便利。ランクも非常に上げにくいため、ショーティよりこちらがいいという人も多い。稼ぎなんて知りません。
アダム: 地味に良キャラ。メインショットとオプションの組み合わせは非常に無駄のない範囲をカバーする。レバーを絞る事でオプションをメインショットに被せて火力アップも可能。ボム持続時間が最短。
シルバーソード: バトルガレッガより登場の1号機。どこにも劣った所もないが、尖った所もない機体。ランク効率は全機体中トップだが、足が速くないうえに攻撃範囲も狭いので、扱いにはそれなりに熟練した使い手が必須になる。
グラスホッパー: 2号機。バトライダーの隠れた名機。攻撃力の無駄が少なく、撃ち込み点も高い。他の機体にはない個性的な稼ぎテクを複数持つ。スピード強化によってガレッガ時代の欠点が完全にカバーされた。
フライングバロン: 3号機。ガレッガでは最弱の見本みたいな性能だったが、今回は稼ぎ能力においてカー・ペットと並ぶ最強機体。ストレート通常弾による狙い撃ちは、ボスの高得点パーツを正確無比に破壊する。コントロールオプションによる高度な破壊テクや、時間差ボムによる稼ぎテクも使用可能。
ワイルドスネイル: 4号機。ガレッガでは最強の一角だったが、今作では大きく弱体化。足が遅く、最大の強みである火力も連射数アップでカバーできるのであまり意味がなくなってしまった。さらに、ボムのサーチ性能がガレッガ時代より激しく悪化している。
ガイン: 魔法大作戦より登場。今作では初代仕様のバスターソードを装備する。全体的にパッとしない感じだが、裏技によってスーパーマシン・ギャラクシーヴァルハライザーに変身できたりする。
チッタ: お荷物マシン 4号。よりにもよってオプションが初代の地雷武器だったアイスキューブであり、ランクばかり無駄に上げるくせにほとんど火力がないのに等しい。ボムは強いのに・・・
ミヤモト: 割と初心者向けのキャラ。移動速度は最速クラスだが、C決定で調整するとちょうど良い。火力と攻撃範囲のバランスが良好なので、初心者からベテランまで扱いやすい。ランクをかなり上げやすい難点も。
ボーンナム: 初心者向けキャラ。非常にバランスが優れたワイドショットに、その死角をフォローする直角ホーミングのオプションを持つ。ボムも使いやすく高性能。足が遅い欠点はショットがカバーしているため、実質的に隙なし。稼ぎ能力だけは低め。
カー・ペット: 疾風魔法大作戦より登場。ショット・オプション共に貫通弾で、さらに全機体中唯一の追従型オプションを持つ。ボムは最長の持続時間を持つうえに任意の所を攻撃可能で超強力。稼ぎ能力においてはダントツの最強だが、ランクもとても上げやすい。中級者向け。