イグニス(KOF)

イグニスとは、格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」シリーズに登場するキャラクターである。

「THE KING OF FIGHTERS 2001」のラスボス。「2002UM」にも登場する。CV:若本規夫。

概要

ネスツ編の黒幕。IGNIS（ラテン語で火）ではなくIGNIZと綴る。

世界最大の犯罪組織ネスツの最高幹部の一人で指導者ネスツの息子。音巣対流拳（ねすつりゅうけん）の使い手。

自らが新世界の神になるという野望を抱き、父ネスツを密かに殺害し組織を私物化していた。世界最強の人類を自らが倒すことで最強の存在になろうと目論み、ネスツの本部である巨大要塞衛星「エイダス」でKOFの優勝チームとの決戦に挑む。敗北後は「神になれないなら私は破壊の悪魔になる」と衛星を地球に落下させようとするが、阻止されて自爆に終わる。

プロジェクトK、世界同時テロとK'らの叛逆、クローンゼロの反乱などネスツ編に関わる事件全ての黒幕なのだが、SNKの倒産直後の混乱期に発売された「2001」のストーリーは破綻しており、「'99」「2000」と続けてプレイしていたとしても理解しがたいものだった。しかし嬉野秋彦による小説版でいくらか補完されているのでファンの間ではそちらを合わせて公式設定として扱うことが多い。

外見は美形の青年に見えるがネスツの科学力によって若さを保っており年齢は56歳である。これはスポンサーのイオリス社に美形キャラを希望されたため。ストーリーはアレだが若本規夫の重厚なボイスもあってキャラ人気は低くない。

また彼の専用BGM「我こそ最強」は評判が悪い「2001」のBGMの中にあって名曲と評価されている。
再登場した「2002UM」でのBGM「Save the Universe」はRPGのラスボスでもいけそうな壮大な曲になっている。

性能

殆どの必殺技が追撃可能な上に必殺技が必殺技でキャンセル可能、さらに浮かせ技が何回でも入り続けるという仕様のため、どこからでも永久コンボに入れてしまう。というか一部の必殺技は連発するだけで永久。

プレイヤーキャラと一線を画す性能を持つKOFのラスボスでは人操作で永久コンボが出来るのは珍しくないが、イグニスの場合CPUが平気で決めてくるためその印象が強い。個々の技の性能自体高い上にCPUも容赦が無く、「2001」ではパターンにはめなければ撃破は困難。

「2002UM」でも大半が可能なあたりスタッフも永久あってのイグニスと考えているのだろうか。性能は弱体化した部分こそあれど相変わらず壊れているが、CPUは「2001」よりは確実に弱くなっており寂しさを覚えるプレイヤーもいる。ただ、新たに追加されたMAX2のディスインテグレショナル・ユニバースは発生0フレームでガード不能、攻撃判定は地面全てに出てなんでも判定（しかも無敵時間中やガード硬直中でもおかまいなく）という脅威の性能。相手が地上にいさえすれば4割程度のダメージを確実に奪える。

関連動画

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関連項目

• THE KING OF FIGHTERS
• KOF2002UM
• 天からお塩
• 格闘ゲームのキャラクター一覧