イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール(Isabelle Du Monceau De Bergendal)とは、「ストライクウィッチーズ」の登場人物である。愛称は「アイザック」。
モデルはベルギー人エース・パイロット、イヴァン・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール。
ベルギー軍に入隊し戦闘機パイロットとなったが、第二次世界大戦勃発後わずかな間にベルギーが失陥したためにイギリスへと脱出。イギリス王立空軍のベルギー人航空隊に参加し、英仏海峡地帯で活躍した。1984年死去、撃墜数8。第二次大戦におけるベルギー人戦闘機パイロットの最高撃墜記録である。
明るい茶色のショートヘアを持ち、中性的な顔立ちのボーイッシュな少女。狩猟コートとモスグリーンのハンチング帽、股下20cmくらいのタイツ状の黒ズボンを着用。幼年期を男子として育てられたこともあって容姿のみならず中性的な側面があり、名前のイザベルを男性形にした「アイザック」という渾名を付けられている。好奇心旺盛ながらしたたかで皮肉っぽい性格で、貴族出身らしい文学への造詣に加えてブラックジョークと同僚弄りを好むなど、506JFWらしい癖のある貴族ウィッチ。
ウィッチとしては、固有魔法の弾道操作とも合致するボーイズ対装甲ライフルを使用した遠距離狙撃を得意とする。戦闘タイプとしてはかなり理論的なほう。
ベルギカの小貴族出身で、幼くして魔力を発現したものの、何かと本人の意志より国家の意向に左右されがちなウィッチという立場に不安を抱いた両親によって男子として養育された。後にウィッチとして狙撃を得意とするようになったのも、この一環として男子らしく狩猟を嗜んだことがもととなっている。
しかし成長につれ、イザベルは持ち前の好奇心から幼いながらに世界へと惹かれ、同時に自身のウィッチとしての能力にも気づいていく。そして1939年、カールスラントがネウロイの全面侵攻を受け第二次ネウロイ大戦が本格化すると、ブリタニアへの避難にともなう混乱に乗じて彼女は家を出た。そして生まれを隠してブリタニア空軍に志願し、ついにウィッチとしてベルギカ人部隊に参加することになったのである。
そののち数年に渡ってブリタニア防衛のため第350飛行隊などで活動。501JFWがガリアを解放した後、第506統合戦闘航空団<ノーブルウィッチーズ>が設立されることとなると、配備地であるガリア国境にほど近いベルギカ貴族の出身であるイザベルもブリタニアからのウィッチ枠として参加することになる。これはガリア解放後、イザベルが両親と再会したことで空軍側に出自が発覚しており、経歴詐称を不問に付す交換条件としてのものでもあった。この際、イザベルは箔付けのため、少尉の階級のまま新設の第349飛行隊飛行隊長に任命されている。
以後、セダンに基地を置く506JFWのA部隊に所属、ガリア国境防衛のために活躍している。
ベルギカ貴族である父親を敬愛しているが、この父親にはとんでもなく過保護なところがあるため、ストレートに感情を伝えることは多くない。むしろ罵倒しがち。
506A部隊の同僚、黒田那佳はしばしばブラックジョークで脅かす相手であるだけでなく、(本人だけが気づいていないが)天性のギャンブル下手であるため、事あるごとに那佳に賭けを持ちかけるイザベルにとっては最大最高のカモである。掛け金は基本的に夕食後のデザートなのだが、イザベルは『ノーブルウィッチーズ』4巻時点ですでにデザート84年分に及ぶ債権を有しているほど。その他、気難しい戦闘隊長ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタインなどをからかうことも少なくない。
アニメでは『ストライクウィッチーズ劇場版』で一シーンのみ後ろ姿で登場。イラストコラム『ワールドウィッチーズ』にも登場している。
小説『ノーブルウィッチーズ』シリーズではメインキャラクターのひとりとして登場。第5巻「第506統合戦闘航空団、激闘!」同梱オリジナルドラマCDでは仲谷明香が演じることとなった。
2019年発売の『新ワールドウィッチーズシリーズ 秘め歌コレクション特別版 ディジョン篇』では、ジェニファー・J・デ・ブランク、カーラ・J・ルクシックとともに新曲「Trust we NOBLE」を歌唱。ドラマCDにも登場している。
掲示板
3 ななしのよっしん
2017/04/26(水) 17:30:57 ID: +QhsnyFm3G
4 ななしのよっしん
2021/07/12(月) 19:36:00 ID: 9lvOwp3PDZ
モデルの人って経歴的に考えて「イヴァン・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール」氏じゃなくて「イヴァン・デュ・モンソー・ド・ベルジャンダル」氏では?
5 ななしのよっしん
2021/07/12(月) 20:00:41 ID: q3+NNapBvP
>>4
その人で合ってます
単にカタカナ化するときにどの言語での発音を選びどう転記するかという違いですね
とりあえずGoogle翻訳の発音機能にかけてみた感じ、フランス語や英語だと「バーガンデール」に近いようです
(というかあまりベルジャンダルにはならない……)
急上昇ワード改
最終更新:2024/03/29(金) 02:00
最終更新:2024/03/29(金) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。