イナリワン(ウマ娘)単語

イナリワン

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「こちとら江戸っ子でいっ!……出身?こ、細かいことは気にすんなって!」

イナリワン

イナリワン(ウマ娘) とは、Cygamesメディアミックスプロジェクトウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター

実在競走馬イナリワン」をモチーフとするウマ娘である。 CV井上遥乃

概要

誕生日5月7日 身長139cm 体重:増減なし スリーサイズ:B85・W51・H74

いなせな江戸っ子ウマ娘東京の下町で、おっちゃんたちと丁々発止やりあい、駄菓子やベーゴマにまみれて育った。
小さくて腕で曲がったことは大嫌い。
ハレのレースな走りを見せるが、回りすると快に檜舞台から転げ落ちる。
好物はおいなりさん。

自称、生江戸っ子ウマ娘。小柄だが底なしのパワースタミナをもっている。
人情で、面倒見がとても良い。売られた喧嘩を買わずにいられない性格で、彼女へ「小さい」という言葉は禁句

ポータルキャラ説明より

短く整えたと小さなお面チャームポイントの小柄なウマ娘ハンドサインが決めポーズちゃきちゃき江戸っ子を自称しており、べらんめえ口調で話すが、どうやら出身は東京ではいらしい。

2022年8月時点で3人しかいない身長130cm台のウマ娘の一人(他はニシノフラワースイープトウショウ)。しかしながら抜群のロリ巨乳であることが大きなウ…###このコメントは蹴られて粛清されました### (なおリニューアル前はB87・W50・H74で、若干の下方修正が入っている)

勝負服は原案では胸ボタンを開いたブラウスにルーズソックスギャル着物をはだけたようにピンクの織物を帯でに止めており、リボンはよく見るとお守り、ソックスには飾り紐と、「稲荷」をイメージした和洋折衷のスタイルになっている。
ゲームでの実装時は大きく変更され、さらしを巻いた純な法被スタイルになった。
なお、後述のシンデレラグレイ1話では肩より上だけが描かれているので情報量が少ないが、見える範囲はゲーム勝負服と同様・明らかに原案版ではないので、この時点(1話が掲載されたのが約1年半前)でデザインはあったようである。

原案 ゲーム
原案 ゲーム版

アニメでの活躍

第1期第6話に登場。オグリキャップタマモクロススーパークリークが出場した大食いグランプリで実況を担当していた。

シンデレラグレイでの活躍

オグリキャップ役の漫画ウマ娘 シンデレラグレイ』では、第1Rの見開きページに登場するが、その後は第二章『白い稲妻篇』の佳まで長らく出番がなかった。時系列の都合上仕方ないところではある。
そして2022年4月に始まった第三章『永世三強篇』はイナリのエピソードから始まっており、今後は出番が増えることになるであろう。

ゲームでの扱い

育成ウマ娘:稲荷所縁江戸紫

ステータス(3)
スピード スタミナ パワー 根性 賢さ
88 100 109 74 79
バ場適性
ダート
A A
距離適性
距離 マイル 距離 距離
F B A A
脚質適性
逃げ 先行 差し 追込
G B B A
成長率
固有スキル『快走かな、快走かな!』
レース前半、中団以降に控え続けると追いべをしたとき、江戸っ子の底を見せつけて速度をすごく上げる
ウマ娘テンプレートボックス

概要

育成・サポート実装レース未登場という状態が長らく続いた。
一部のイベントで顔は見せるのだが、この状態でオグリクリークが初期育成実装されているのに加えて、育成未実装タマモレースライバルとしてオグリクリークシナリオに深く絡んでおり、史実再現なら本来イナリが担うであろう役割もまとめてタマモカバーする形になって一人帳の外のようになってしまっている。

2021年12月14日についにSRサポートカード[泥一笑、っつぐに]が実装アオハル杯での出走が可になっての時代がひとまず終わりを告げた。
そして続く12月22日更新実装されたタマモクロスの育成シナリオにて、(本来ならまだ大井所属の時期にあたる)シニア宝塚記念に参戦する形でシナリオ内のレース登場も果たす。史実寄りのシナリオなので全体ではイナリの存在はフィーチャーされておらず、ゲスト的な扱いである。勝負服実装され、く間に実装段階が進行した。

その後も同時代のウマ娘実装が続いたのに伴ってちょくちょく顔を出し、そして2022年6月10日に育成ウマ娘稲荷所縁江戸]が実装される。

適性はアオハル杯べ、差しが微増した程度でほぼ同じ。
固有スキルは初めて「追いべ」を条件とするもので、実質的に最終直線発動の「すごく」スキルということになるため効果は強かつ汎用性は高い。ただ、追いべは終盤の展開によっては出ないこともなくはないため多少安定性は欠く。

ゲーム的な都合上、ウマ娘ストーリー中に大井から中央に転入する筋書きとなる。その経緯の描写に伴い、これまでゲームではほぼ無視されていた「地方」の存在についてある程度掘り下げる描写が行われている。
また、史実再現の本番が5歳時でライバルが下の世代なのでそのままだと再現が難しい(シニア対決させられない等)ためか、本来の世代より一つ下(オグリらの世代)でデビューした扱いになっており、クラシック級で現4歳時に勝った東京大賞典が大標、シニア級で5歳時の「永世三強」対決という進行になる。

サポートカード

所持スキルスピード強化のスキルウマ娘○」「ウマ娘○」、サポカでの所持者がいなかったダート用万スキル「前列狙い」、初出となるダート回復スキル慣れ」、中盤スキルとして評価の高い「尻尾上がり」「ペースアップ」など色々見どころのある内容。ちなみに尻尾上がりは他の中盤スキルが2つだけなのでアオハル杯での発動は見込めない。

アオハル杯では、アグネスデジタルに続き芝AダートAが与えられ、事実上の固定と化していたダートにようやく変化の余地が生まれたかのように思われた。
……が、マイルがB(古以降はほぼ中長距離専門なので致し方なし)なので結局ハルウララと同じ問題が発生しており、二刀流ゆえに自動編成で中距離や長距離に送り込まれてしまうことが多い、とプレイングがややこしくもなった。
また、所持スキルダート専用の「前列狙い」「隠れ」と差し専用の「鋭い眼」があるのだが、ダートは前述の理由で距離適性が合わず、差しは適性がCになっているため全適性がAになるように走ろうとするとスキルが3つも駄になるのも残念なところ。

[泥一笑、っつぐに]の分類はパワータイプ友情SRとしても上位で、上記のスキルヒントも高レベルで狙えるが、それ以外は手薄と得手不得手がハッキリしている。
連続イベントヒントは「大井レース場○」。イナリらしいのは間違いないのだが、なにぶん地方レース場なので、今のところまともに活用できる状況が存在しない。
積極的に採用する理由としてはやはり所持スキル狙いになるだろう。

関連ウマ娘

タマモクロス個別記事
モチーフは同い年で遅咲きの者同士、「玉藻」「稲荷」となんとなく縁を感じる名前の2頭だが、イナリワンの中央移籍と入れ替わるが如く引退したので対戦はい。ウマ娘では普通に関わりを持てるため、西と東(仮)のちっちゃいもの同士として絡むこともしばしば。
オグリキャップ個別記事
スーパークリーク個別記事
モチーフは1歳下の強で「平成三強」と呼ばれたライバル同士で、ウマ娘でもそれに準じる。但し年代を明確に出来ない都合上「平成」という年号を使えない為、ウマ娘では「永世三強」という呼び名になっている。

史実

ミルリーフの血。

JRA「ヒーロー列伝」イナリワンexit

地方競馬メッカ大井競馬場から中央競馬に殴り込みをかけ、グランプリ制覇を成し遂げた「平成三強」の一

1984年生まれのミルジョージテイトヤシマ、ラークスパー。には凱旋門賞を含むG1を6勝した名ミルリーフを持つ。「イナリ」は冠名で、大田区にある稲荷神社に由来する。

ウマ娘では非常に小柄になっているが、体重は440~450kgくらいで、ギリギリ小という程度である(まあスイープトウショウはもっと大きいし、厳正に反映されているわけではないと言える。あるいは体の分が上乗せ扱いなのか……)。

福永二三[1]厩舎に入り、現2歳の12月に宮正行騎手[2]を背に大井デビューし、新馬戦を圧勝。しかし明けて1月の2戦ゲート内で暴れて頭を打ち、南関東3冠レースの1・2戦羽田盃東京ダービー)を断念。5月に復帰すると3冠3つ(当時)の東京王冠賞船橋東京カップを含む8連勝の快進撃。4歳時は善戦止まりが続いたが、ダートが降で重馬場になると勝てず、芝の適性があると考えられたことから中央競馬への移籍が検討され、年末の大一番東京大賞典久々勝利を挙げた後に中央への移籍が決定した。
(なお、東京大賞典に格付けが与えられるのは1997年なのでG1勝ちには数えられず、当時は距離3000mである)

5歳は移籍初戦と2戦で4着と5着に入った後、天皇賞(春)を2着に5身差をつけてレコード勝ち。続く宝塚記念も連勝する。この2勝は定評のある武豊の騎乗だったが、スーパークリークが故障から復帰するとそちらを優先したため、以降は柴田政人上を務めた。

5歳毎日王冠ではオグリキャップと初対決し、死闘の末に2着に敗れる。天皇賞(秋)クリークの6着、ジャパンカップホーリックスオグリの後方11着に敗れるも、有馬記念では直線クリークをゴール前でかわし、再びのレコード勝ちで29年ぶり、平成最初のグランプリ制覇を達成する。

6歳時も阪神大賞典5着、天皇賞(春)クリークの2着、宝塚記念を4着と好走を続けるが、脚部不安により引退オグリラストランを勝った有馬記念の当日に中山競馬場引退式を行った。

非常に気性がしく一度走り出すと暴走するがあったが、騎手との呼吸が合えば抜群のパワースタミナを発揮した。騎乗した武豊は「軽くてコンパクトなボディーに、ハイパワーエンジンを積んでいた、という感じ」と評している。あぁ、ロリ巨乳なのはそういう…

引退後は種牡馬入り。立たないながらも中央の重賞で上位に入賞するも輩出し、平成三強の中では最も活躍した。2016年2月7日、老衰により死亡。32歳の大往生だった。

詳細は当該記事へ→イナリワン

関連動画

関連静画

関連項目

脚注

  1. *福永洋一騎手福永祐一騎手叔父騎手時代の72年に3歳時のハイセイコーにも騎乗。
  2. *現・調教師、南関三冠馬ハツシバオーにも騎乗、中央の川田将雅騎手伯父
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最終更新:2024/03/29(金) 00:00

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