イルーシヴパンサー 単語

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イルーシヴパンサー

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イルーシヴパンサーElusive Panther)とは、2018年生まれの日本競走馬黒鹿毛

な勝ち
2022年東京新聞杯GⅢ
2023年京都金杯GⅢ

概要

ハーツクライイルーシヴキャットキングカメハメハという血統。
内でディープインパクトに勝ち、2006年ドバイシーマクラシックを制した名種牡馬としても数多の活躍を輩出する大種牡馬となった。
は芝とダートで短距離を走り24戦2勝。イルーシヴパンサーが初である。
2004年変則二冠馬にして説明不要の大種牡馬
なお名前からすると血縁がありそうだがElusive Qualityの血は引いていない。

2018年2月15日、社台系の追分ファームで誕生。2019年セレクトセールにて4000万円(税抜)で落札された。オーナー不動産担保ローンの会社・アサックスの代表取締役会長である間庸文(な所有馬ワイルドワンダーなど)。

名意味は「名の一部+」と登録されている。「elusive」とは「(動物などが)うまく逃げる、捕まえにくい、見つけにくい、手に入れづらい」といった意味で、転じて「とらえどころのない」という意味をもつ単逃げに似合いそうな単だが、彼は逃げではない

得がたき黒豹

2歳~3歳春

久保田士厩舎に入厩し、2020年8月15日新馬戦新潟・芝1600m)で横山典弘上にデビュー。単勝3.9倍ながら1番人気に支持される。中団からレースを進め、直線では群に埋もれてなかなか前がかなかったが、残り300mで外に持ち出して進路を確保すると一気に伸びて突き抜けデビュー勝ちを飾る。

しかし続く9月アスター賞(1勝クラス)は後方の内に構えたが直線で前が壁になって脚を余し、なんとか外に持ち出して追い込んだが最初から外を回ったドゥラモンドに先を行かれ2着
5ヶゆっくり休んで明けて3歳となり、2月フリージア賞(1勝クラス)ではクラシックを見据えて府中2000mに挑戦。今度は前につけて3番手でレースを進め、直線で内ラチ沿いから抜け出しを図ったが、すぐ横のレインフロムヘヴンとの叩き合いに半身競り負けて2着

収得賞金を加算できなかったので、優先出走権をしてトライアルスプリングステークスGⅡへ。中団前レースを進めたが直線では先頭争いに加われず、坂を登り切ってからもうひと伸びしたものの4着まで。

素質は見せたものの優先出走権には届かず、クラシックに終わった……はずが、なんとこの年の皐月賞フルゲート割れ収得賞金400万円の1勝に過ぎなかったイルーシヴパンサーも登録しただけで抽選もなく普通に出走できることに。
というわけで皐月賞GⅠに挑戦。横山典弘阪神に行ったため大野拓弥に乗り替わり。新馬戦勝ちだけの1勝では16頭中ブービー15番人気もやむなしである。レースは終始後方で、中最後方から内を突いたが馬場にも泣かされ、多少順位は上げたものの特に見るところもなく10着に終わった。

3歳夏~4歳

6月田辺裕信上に迎え、場の自己条件、府中1600m戦から仕切り直し。ここではさすがに実績も頭一つ抜けており1番人気に支持されると、中団から最内を突いて残り300mから一発入ると一気に加速して差しきり、最後は流す余裕を見せて勝。

4ヶ休み、10月、同じ府中1600mの巣山特別(2勝クラス)で復帰。ここは後方外に構えると、直線で左に思いっきりヨレながらも逃げリフレイムを外から半身差しきって勝利

続いて11月、中2週で府中1800mのノベンバーステークス(3勝クラス)。中団につけると、直線で群に揉まれながらも間を割って突き抜け3連勝。トントン拍子にオープンまで勝ち上がて3歳シーズンは終了。

明けて4歳初戦は東京新聞杯GⅢで始動。ここまで府中1600~1800mで3連勝という勢いを買われつつも、重賞実績のあるファインルージュカラテホウオウアマゾンに次ぐ4番人気
レースは最後方から進め、直線で外へ持ち出すと横に広がった群をまとめて飲みこんで突き抜ける。内からは1番人気ファインルージュが抜け出し、2番人気カラテも追いかけてきたが牙にもかけず1と3/4身差で快勝。府中で4連勝を決め一気に重賞イナーへと勝ち上がった。

というわけでその勢いに乗り、府中マイルの大一番・安田記念GⅠに参戦。本命不在の大混戦模様ムードの中、府中で4連勝の勢いを買われ、単勝4.5倍ながらなんと1番人気に支持される。
しかしスタートで二の脚がつかず最後方からのレースになってしまい、上がり最速タイの脚は見せたものの、前の面々もそう変わらない脚だったため見せ場も作れず8着とあえなく撃沈。

気を取り直して8月、同じ左回りマイル戦の新潟関屋記念GⅢへ。上は岩田望来に乗り替わりの予定だったが、前日に負傷したため急遽木巧也に変更、5.0倍の3番人気。最内の11番からスタートを決めつつも後方に控え、外に持ち出して追い込みを図るも、ぱたっと脚が止まってしまい11着。

府中マイル富士Sに向かうという話もあったが、結局このあとは全休。4歳シーズン急上昇からの急降下という感じのまま終わってしまった。

5歳

明けて5歳1月5日の中京都金杯GⅢで復帰。上はめての岩田望来となり、7.4倍の5番人気
ん中のから中団のインにつけると、岩田望来騎手は直線でも狭い進路をこじ開けるようにグイグイと強く押していく。残り100mで抜け出したプレサージュリフトを最内から捕まえ、そのまま半身突き抜けてゴールへ飛び込んだ。
上のを思わせる果敢でパワフルイン突きで重賞2勝めて安田記念1番人気伊達ではなかったところを示した。

続いては中山記念GⅡ上はミルコ・デムーロ1800mは3勝クラス以来、中山右回り皐月賞以来となったが、実績う好メンバー相手に9.5倍の6番人気に支持された。
レースは中団前で進めたが、直線で前にスペースかず、内に向かったところで後ろから来たシュネルマイスターと同じところに突っ込むことになってしまう。さらに前のドーブネが左にヨレたことで余計に狭くなり、シュネルマイスターを内ラチに押しつけるような格好になってしまった。結局前は1頭分しかスペースがなくなり、シュネルマイスターにそこを奪われ失速して8着。
中継画面の度ではイルーシヴパンサーがドーブネの斜行で不利を受けたようにも見えたが、パトロールビデオを見ると確かにドーブネがヨレる前にイルーシヴパンサーがシュネルマイスターの進路を狭くしており、ドーブネとイルーシヴパンサーがともに内斜行(被害はともにシュネルマイスター)という裁定。デムーロには過怠1万円が課されることになった。

血統表

ハーツクライ
2001 鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
アイリッシュダンス
1990 鹿毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
ビューパーダンス Lyphard
My Bupers
イルーシヴキャット
2011 栗毛
FNo.11-d
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファ *ラストタイクー
Pilot Bird
*レッドキャット
1995 栗毛
Stotm Cat Storm Bird
Terlingua
Lady Sharp Sharpman
Golondrina

クロスNorthern Dancer 5×5(6.25%)

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