イワン・ヴィシネグラツキー(1893~1979)とは、20世紀前半に活躍した、ロシア・アヴァンギャルドに属する作曲家である。
銀行家の家に生まれる。当初は法律学を学んだが、ペテルブルク音楽院に転学。ニコライ・ソコロフに師事しつつも、アレクサンドル・スクリャービンの影響を強く受けることになる。
簡単に言うと超半音階技法(ウルトラクロマティシスム)というシステムを作り出した作曲家である。1オクターブは12音ではなく、音と音の間にもっとたくさんの音があると考え、四分音、さらには微分音を使った楽曲を発表し、ついには四分音が弾けるピアノの開発にも挑戦した。
しかしロシア革命が起きると1920年にパリに亡命し、アロイス・ハーバらと交流する。四分音ピアノの開発には失敗したものの、微分音の差で調律した複数のピアノを用いることを考え、自分の楽曲を発表していった。オリヴィエ・メシアンやアンリ・デュティユーにも影響を与えていったという。
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最終更新:2024/04/25(木) 13:00
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