イングリッシュ・セッター

イングリッシュ・セッターとは、イングランド原産の犬種である。

概要

14世紀にスペインからイギリスに持ち込まれた、スパニエル系の猟犬が起源だと言われている。
当時はまだ猟銃がない時代で、初期のスパニエルは鳥猟で獲物を追い立てる鳥猟犬として活躍。
その中に、獲物を見つけると座り込んで飼い主に知らせる犬がいたことから、
「座るスパニエル」＝「セッテイング・スパニエル」と呼ばれていた。

19世紀に入るとセッターの改良が盛んにおこなわれ、現在のイングリッシュ・セッターの原型が誕生、その後アメリカにショードックとして輸出され世界的な人気となった。

現在でも世界中で猟犬やショードッグ、ペットとして飼われている。

特徴

体高61～68cm、体重25～30kgと大型犬としてはやや小ぶりだが、無駄のない筋肉質な身体をしている。
大股でゆったりと歩くが、走るスピードは速い。
光沢のある美しい被毛はわずかにウェーブがかかっていて、毛色は白地に黒、青、レモン、オレンジなどの
斑点が入っている。
耳や脚、胸、しっぽの毛は特に長い。
耳やしっぽは垂れている。

平均寿命は13年前後。
性格はおだやかで人懐っこく、しつけは難しくないと言われているが、もともと猟犬であるため運動欲求が強く、十分な運動をさせることが必要である。
また、先天的に眼や耳の病気になりやすく、アレルギー性の皮膚病のリスクもあるため注意しなくてはいけない。

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