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インタビュー

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日頃からテレビや雑誌でよくにする「インタビュー」。しかし、私たちは「インタビュー」について正しく理解しているのだろうか。そこでこの記事では改めて「インタビュー」とは何なのか、様々な分野に精通しているニコニコ大百科編集者A氏(仮名)に独占インタビューを敢行した。

――本日は、取材をご快諾いただきありがとうございます。どうかよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

概要

インタビューには色んな意味があります。意外ですよね。(編集A)

――速ではありますが、インタビューとはどういった物なのでしょうか。

大雑把に言えば、一方が他方に質問をし続ける会話形式のことです。インタビュー(interview)は「お互いに見つめ合う」という意味から発展した英単語です。分解するとインター(inter)は「お互いに」、ビュー(View)は「見る」をそれぞれ意味します。そこから転じてインタビュー(interview)という単語は「報道機関の取材」「面接」「記者会見」「尋問」「会見した内容の文章」などの意味で使われています。日本では、特に「特定の人に対し記事や報道に使うための会話や意見の記録」「報道機関の取材」といった意味合いで使われる事が多いです。

――そんなに多くの用法があるのですか。意外ですね。

意外ですよね。他の例ですと、スポーツの分野では「ヒーローインタビュー」というものがあります。こちらは試合で活躍した選手に対するインタビューです。あとは、就職活動で行われる「採用面接」も英語では「ジョブインタビュー」と呼ばれていますね。

――確かに面接一方的に質問が続きますね。「インタビュー」と聞くと自分はテレビや雑誌などを思い浮かべます。

テレビで放映される頭インタビューのように、インタビューは情報収集の手段の一つでもあります。相手から情報を引き出すことで、相手の考えについて理解や評価を行うことができます。

――非対面で行うインタビューもあるのでしょうか。

一例として電話メールで行うものが挙げられます。メールの場合は先方に質問状を送ることになるので、どちらかというとアンケートに近い性質のものとなります。

インタビューで有名なフレーズ

大百科記事の紹介です。(編集A)

――有名なインタビューなどがあればご紹介いただけないでしょうか。

では、インタビューで飛び出したフレーズについて、大百科記事があるものを中心にいくつか紹介させていただきます

恋人といる時の雪って特別な気分に浸れて僕は好きです

――平成26年豪雪に対するコメント

気持ち良かったですねえ。ほぼイキかけました。えぇ、サーセンwww

――WBC決勝戦セレモニー後のインタビューにて

うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい

――匿名掲示板の利用についてのコメント

チリ津波も体験しているから大丈夫です!また再建しましょう

――東日本大震災にて、救助後のコメント


インタビューのその後

開できる量には限度や制限があります。(編集A)

――インタビューを行った後について教えて下さい。

インタビュー後、すぐに世間にインタビューの内容を発表することはほとんどありません。ニュースやインタビュー記事として開する前に、編集を行います。

――それは何故ですか。

まず開できるインタビューの量には限度があるからです。テレビであれば放送時間、雑誌であれば掲載されるページ数がこの制限になります。最近ではインタビューが全文掲載される例も少なくありませんが、掲載できる量になるまでインタビューを編集する必要があります。また、量でクリアしている場合でも、インタビューの内容をそのまま載せず、分かりにくい表現を改めます。

――分かりにくい表現とはどのようなものでしょうか。

一例として、冗長な表現が挙げられます。「いや、まあ、その、何と言いますか……」といった表現はインタビューの受け答えには関係ない部分であればカットすることが多いです。もちろん「回答者が言葉に詰まっている」ということを演出する場合は残すこともあります。また、インタビュー中に回答者から何らかの示を頂いている場合も当該部分を編集します。

――インタビュー中の示にはどのようなものがあるのでしょうか。

テレビなどでよく見られるのが、回答者のプライバシーを保護するための音や画像の加工です。回答者がインタビューを引き受ける条件として用いられることが多いですね。あとは部分的なオフレコの定を受けた場合も、その部分は除外します。

――インタビューが終わってからも苦労が多いのですね。

人数による違い

インタビュアーの数だけ視点が増えます。(編集A)

――インタビューは1対1以外で行うことはあるのでしょうか

編集者A (以下、A):あります。ほとんどの場合はインタビューの受け手の人数が増えます。

――インタビュアーが増える場合はあるのでしょうか。

A : 就職面接が代表例でしょうか。インタビュアーを増やすメリットとしては、異なる視点を持つ質問者が増えることで得られる情報量が多くなることです。就職面接の例ですと、人事の方と現場長の方では見方が変わってきますよね。

――なるほど。では、受け手が増えた場合についてはどうでしょうか。

A : なかなか説明が難しそうですね……

ここでAの先輩にあたる編集者B氏(以下、B)が登場

B : おっす。

A : B先輩! 丁度良かった。一緒にどうですか。

B : いいのか?

――よろしくお願いします。

対談

対談では、深みのある記事になりやすい。(編集B)

――では、改めて受け手が増えた場合についてお話いただけますか。

A:まず、受け手が複数になると、質問者の方は場のおおまかな進行を調整するだけにすることが多いです。

B:場にテーマを与えて、参加者に勝手に話させることが多いな。会や天の声みたいなものを想像してくれればいい。だから、質問者はほとんど話さないし、誌面や放送に割く割合も極端に落ちる。

あとは、受け手が増えた場合、その人数によってそれぞれ名称が異なります。

今やっているのは対談だな。

受け手が2人になった場合の形式ですね。

一応質問者である記者さんも含めると3人だけど、質問者はカウントしない。

いない人扱いですね。

――場に流れを任せるメリットはなんでしょうか

質問者が想定していなかった会話が出てくることはありますね。

対談している2人の仲がいいほどそういうことが多いらしい。だから、深みのある記事になりやすい。

ただ、これは裏返すと対談者がしくない場合は場が停滞しがちになるので、質問者さんの力量が問われることが多いですね。

話が続くように質問を出したり、プロフィールを相手に紹介したり……

他には、上手に話題転換させるとかでしょうか。

そういう点では記者さんはうまいっすね!

一同爆笑

3人以上の場合

厳密に言えば「対談」という表現は使えない。(編集B)

――ちなみに3人以上いる場合はどうなるのでしょうか。

B
じゃあ、まず記者ちゃんにも入ってもらって体裁上3人にしますか。
記者
えっ!?……じゃあ、お言葉に甘えて。
A
これで3人ですね。この場合でも「対談」と表現しても良いのではないでしょうか。対面して話し合っているわけですし。
B
世間のインタビュー記事の中には複数人を相手にしたインタビューを「対談」と題しているものも存在するが、厳密には、「対談」という表現には「2人で」という意味が含まれているらしい。一応、3人の時には談(ていだん)という言葉が用意されている。が、知名度がいかんせん低い。
記者
汎用的に使える表現として「座談」がありますね。こちらは複数人であれば使えるものです。
B
似たような表現だと「懇談」とかもある。
A
サラッと流してますが、結局記者さんが自分で答えちゃってるじゃないですか(笑)

より良いインタビューを行うコツ

相手に対する感謝と取材の的を忘れないことが重要です。(記者

B
の機会だから、記者ちゃんにも何か質問してみようか(笑)
A
いいですね。同じ作り手さんの視点ということで参考になりそうです!
記者
えっーと……、なるべくお手柔らかにお願いします(笑)
B
じゃあ、こういうのはどうだろう。
――何かインタビューを行う際、あるいは事前準備で心がけていることはありますか。
記者
やっぱり、まずは相手に対する感謝の気持ちを忘れないことでしょうか。お忙しい中、わざわざ対応してくださっているんだと思うことです。
B
はだいたい暇だぞ!
A
暇な方であっても、わざわざインタビュー対応してくれたことに感謝してくれているんじゃないですか?頭インタビューとかですと、だいたい善意での対応になりますから。
記者
そういうことを気に止めておくことで闊な質問ができなくなりますし、相手に駄な時間を取らせないために事前に調べておこうという気持ちも湧いてきます。
B
駄な質問」っていうのもケースバイケースだと思うけどな。専門誌に載るインタビューみたいに「ある程度読み手が背景を知っている」場合は本題から入ってもいいが、不特定多数が見るテレビ新聞に載る場合は基本的な部分から質問する場合もある。
記者
確かにそうですね。そのような場合もあるので、インタビューの準備段階では、「このインタビューは『のために』『何を伝えるのか』」ということを強く意識することになります。例えば、この記事はインタビューに詳しくない読者でも読みやすいように、インタビューの一般用法から読み手/作り手双方の視点まで広く浅く取り扱っているつもりです。
A
5W1Hから抜き出した感じでしょうか。フリーライターさんとかであれば読者層を意識して媒体(『どうやって伝えるか』)から選定する……なんてこともできそうですね。
記者
そうかもしれません(笑)的が決まると、聞きたい質問やその内容・詳しさがはっきりしてきますのでインタビューの軸ができる感じがいつもします。
B
自分語りが入りそうなんでカット
記者
えっ
B
じゃあ、他にも事前/当日にできそうなことを手短にサクッと紹介してみよう。
記者
やり方は多様にあると思うのですが、幾つか列挙しておきます。気になる方はWeb検索して、参考にしてくだされば幸いです。意外と忘れがちなのですが、インタビューもコミュニケーションの一種なのです。その辺りを調べてみるのも良いかもしれません。
  • 相手について知っておく
  • 事前に質問表を送る
  • まずは挨拶雑談アイスブレイク
  • 会話に専念し、その場を楽しむ
  • メモは取らず、レコーダーを使う(要許可)
  • リアクションを見せる
  • Yes/Noの質問と併せて、会話を広げる質問を行う
  • 終わる時はお礼を述べる
記者
それでは、そろそろ戻ります。
B
お疲れさん。いろいろを聞いてくれてありがとう

関連動画

――インタビューに関連する動画紹介していただけないでしょうか。

A : 下記の動画はいかがでしょうか。

関連商品

――ついでにインタビューに関連する商品も紹介していただけると助かります。

A : では、こちらはどうでしょうか。

関連項目

――インタビューに関連するニコニコ大百科の記事を紹介してもらえますか。

A :

こんなところでしょうか。

最後に

――最後に一言お願いします。

A : インタビューについてなかなか面いインタビューになったと思います。

B : ニコニコ大百科にはもっと面い記事が他に沢山あるから、ゆっくりしていってね!!!

――本日はお忙しい中、長時間のインタビューに応じていただき大変ありがとうございました

A : ありがとうございました

B : ありがとうございました

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