ウィンリィ・ロックベルとは、月刊少年ガンガン連載作品「鋼の錬金術師」のヒロインである。
金髪のポニーテールに、青い瞳の美少女であるメカオタク機械鎧整備士。
医者であった両親は彼女が8歳の時にイシュヴァールの内乱で死亡。後に母を失ったエルリック兄弟と共に祖母のピナコに育てられ、彼女を師として機械鎧整備士になる。
兄弟が人体錬成により身体を「持って行かれ」た後は、幼なじみとしてだけでなく、義肢装具士としてもエルリック兄弟を支えている。普段は明るく、スパナでツッコミを入れる等少々(?)お転婆に育ってしまったが誰よりも兄弟の身を案じている。特にエドワードに対しては特別な感情を抱いている節が見られる。機械鎧整備士としては優秀であり、エドワードの機械鎧は製作・整備とも彼女が全て行っている。
CVは高本めぐみ。機械鎧だけでなく、医学知識も豊富。これは祖母と両親の仕事柄上、家に大量に置いてあった医学書を幼い頃から読んでいた為(ロックベル夫妻は医師。ピナコも機械鎧取付の際、肉体側の神経接続部にジョイントを埋め込む都合上、外科手術の知識が必須)。この知識と持ち前の根性のおかげでラッシュバレーでは出産に立会い、赤ん坊を取り上げることに成功。「傷の男」とは両親殺しの犯人と被害者の娘という因縁浅からぬ関係。だが、そんな彼女も作中では傷の男に多大な影響を与える。
両親が軍人に呼ばれた末に戦場で亡くなった事について、強制されたわけではなく両親の意思による行動とはいえ、軍人のせいだと幼少期は軍を恨んでいた。そのため、エドが軍属になる事にも嫌悪感を持っていたが、リザ・ホークアイとの出会いにより、軍人への差別意識を払拭した。両耳にピアスをつけているが、それはピアスをつけているリザに憧れて真似をしたことがきっかけ。以降は、エルリック兄弟がお土産として毎回渡してくれるピアスを「全部つけていたいから」としてピアスホールを大量生産していったが「痛そうだからやめろ」と止められて計6つに留まった。最終的なウィンリィのピアスへの扱いは、原作と09年版アニメで異なる。
終盤は、エルリック兄弟へのけん制材料としてホムンクルスらに利用され、戦いの渦中に置かれた。傷の男との交流の末に、ホムンクルスらから逃れる為に、表向きは傷の男に捕まったことにして、傷の男と行動を共にすることにする。その後、リゼンブールに密かに帰郷し、エルリック兄弟らの生還を願い、帰ってきた彼らを笑顔で迎える。実を言うと当初、原作で言うところの第3話で初登場予定だったが、当時の担当にしばらくは短編を続けるよう言われ、登場が遅れたという逸話がある。
CVは豊口めぐみ。メカオタクの一面が強く描かれ、原作とは異なり、アルとの交流の描写は少ない。
こちらでの両親の命を奪った存在は傷の男ではなく、なんとロイ・マスタング。グラン准将の命令とはいえ償いのために大総統になるというロイの誓いのもと、和解を遂げた。
アニメが製作された当時、原作での登場が遅かった事から、荒川は「登場を増やし原作よりもっとヒロインらしく」と製作サイドに依頼したが、結果はその様にならず現在の原作と比べるとつらい目に遭うことが多く、立ち直るシーンもほとんど描かれていない。これは、原作での登場が遅かったゆえに性格付けが上手く行えなかったためである。それでも「シャンバラを征く者」で描かれた、エドとの再会シーンなどをきっかけに彼女を好きになる人物が増えたという。声優の豊口めぐみはコメンタリーの中で、ウィンリィの結末について強い不満を漏らし「あたしはハッピーエンドが良かった」と発言していた。
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最終更新:2024/03/19(火) 14:00
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