ウイングガンダムゼロ(XXXG-00W0 Wing Gundam Zero)とは、アニメ「新機動戦記ガンダムW」及びその関連作品に登場する架空の人型機動兵器、モビルスーツ(MS)である。
また、本機の中枢に搭載されているゼロシステムについても併せて記述する。
| Wing Gundam Zero | |
|---|---|
| 型式番号 | XXXG-00W0 |
| 設計者 | ドクターJ |
| プロフェッサーG | |
| ドクトルS | |
| H教授 | |
| 老師O | |
| ハワード | |
| 製造者 | カトル・ラバーバ・ウィナー |
| ウィナー財団 | |
| 頭頂高 | 16.7 m |
| 重量 | 8.0 t |
| 出力 | 3,732 kW (EW版設定) |
| 推力 | 88,150 kg (EW版設定) |
| 装甲材質 | ガンダニュウム合金 |
| 武装 | ツインバスターライフル ×1 |
| ドライツバーク / ドッペルト ×1 (メッサーツバーク ×3 / ×6) |
|
| ビームサーベル ×2 | |
| マシンキャノン ×2 | |
| ウイングバルカン ×2 (TV版) | |
| ウイングシールド ×1 (TV版) | |
アフターコロニー(A.C.暦)における最強のモビルスーツにして最初のガンダムタイプのモビルスーツ。
通称は「ウイングゼロ」、「ゼロ」。
MS開発の黎明期において、トールギスを開発した6人の科学者がコストや実用性を度外視し、ひたすら高性能を追求して設計した機体である。
ウイングガンダムをはじめとする5機のガンダムは、このウイングゼロの性能があまりにも高すぎたため、5つに分割することで実用性と汎用性を向上したものといえる。
作中で活躍するウイングゼロは、5機のガンダム開発者のうち、H教授(コックピットシステムが得意分野で、ガンダムサンドロックを開発しオペレーション・メテオにカトルを送り込んだ人物)が残した設計図をベースとしている。
5人のガンダムパイロット全員が搭乗した唯一のガンダムでもある。
初めにカトルが搭乗し、その後はヒイロ、デュオ、トラントが搭乗、後にトールギスを失ったゼクスによって運用されるが、サンクキングダムでヒイロがエピオンと交換し、ヒイロの搭乗機となる。
戦いの場が宇宙へと移った後、ヒイロの他に記億喪失だったトロワ、進むべき道を迷っていた五飛によって運用されたこともある。
大河原邦男がデザインした「TV版」と、カトキハジメがデザインしたOVA及び劇場用アニメの「EW版」、並びに漫画『敗者たちの栄光』で設定された「プロトゼロ」が存在する。
TV版とEW版は外観や武装こそ多少違うものの、作中設定上は同一の機体。ただし、漫画『グランドゼロ』ではTV版からEW版に改修したらしきことが述べられている(単にネオバード形態を廃止したと解釈することもできる)が、公式設定ではない。
漫画『敗者たちの栄光』ではTV版に相当する機体が「プロトゼロ」という名称で登場しているが、プロトゼロとEW版は同一機ではなく、プロトゼロを改修した機体がEW版という設定になっている。
初登場が第2クール中と早いのに対し、主人公であるヒイロが本格的に乗り換えるのが第3クールの終盤と遅い。また初登場から長期間、敵としての登場であったり、複数のパイロットが搭乗するというガンダムシリーズでも異色の主役機体と言える。
(対となるエピオンも初登場はヒイロがしばらく搭乗する異色のラスボス機体である。)
なお、ウ「ィ」ングと表記するのは間違い。
TV版は兵器的で無骨なデザインであり、「ネオバード形態」と呼ばれる戦闘機モードに変形できる可変モビルスーツ(VMS)である。全身に大型バーニアを装備し、宇宙空間での運用が想定されている。ウイングゼロがウイングガンダムの始祖であるにも関わらず、何故名前に「ネオ」と付いているかは不明。
「ウイングバインダー」と呼ばれる一対の背部展開式大型スラスターユニットを持ち、トールギスの「スーパーバーニア」を超える推力を発揮する。本来、下記のスピードアビリティはガンダムデスサイズヘルがゼロよりも上なのだが、デスサイズヘルに乗ったデュオ自身がトラントの乗ったゼロに対して「何てスピードだ!」と口にしているため、やはり運動性や機動性はA.C.界随一であると考えられる。
コクピット空間は胸部サーチアイ真下(上腹部)に位置し、搭乗用コクピットスライドも上腹部に位置する。
EW版は天使のようなデザインにリファインされており、これも天使の翼に似た二対の主翼・副翼スラスターを持つ。非常にわかり辛いが副翼は可変式となっている。ゲームやプラモデルで再現されているが、通常時はTV版ウイングの翼を閉じたような形態であり、展開時にスラスター部と羽根が露出する。
可変機構は廃止されている。「ゼロフレーム」と呼ばれる内部骨格が新たに設定されており、フレーム状態だけでもトールギスを上回る性能を持っている(後付設定だが、恐らくTV版にも通じる設定)。
コクピット空間は胸部サーチアイ後方に位置し、サーチアイ上部の搭乗用スライドが突出することでコクピット空間が露呈する。ただしこれも後付設定であり、劇中でヒイロが大破したゼロから脱出する際に上腹部のスライドを使用していたり、作画参考資料から確認できるように、TV版同様に本来は上腹部にコクピット空間が位置している。
通例的に「ウイングガンダムゼロ EW版(Endless Waltz ver.)」や「ウイングガンダムゼロカスタム」(プラモデルの商品名より)等と呼ばれる事が多い。近年ではウイングガンダムゼロ(EW)で統一されている。ファンからはTV版との区別をつけるために通称で「ゼロカス」「ゼロカスタム」と呼ばれている。
作中での登場(搭乗)時間は決して長くはないが、わずかな時間でしなやかな翼の動きや当時最高クラスの映像での戦闘シーン、さらに多大なダメージを受けボロボロになった姿が視聴者に大きな印象を残している(一方であまり設定に詳しくない人たちは「バスターライフルを3発撃ったら爆発する」と誤解してしまったとか)。
漫画『敗者たちの栄光』に登場するEWゼロのネオバード形態。
ヘビーアームズ、サンドロックの改修と並行してEWゼロの最終調整が行われ、その際にネオバード形態時に機首となるシールドが追加されている。(この際、胸部デザインも少し変更されている。)
トールギスFのデータから新造した4枚羽のウイングバインダーがそのままメインスラスターになる。構造はプロトゼロを踏襲しており、ツインバスターライフルも同様にシールド左右に分割している。
また、ゼロシステム発動時に顔横のパーツと胸部が一部展開するギミックが設けられている。
シールドの種類は敗栄・MGとGFFで二種類存在し、前者がプロトゼロのシールドを流用した物、後者はウイングEWのシールドを一部改修した物になっているが、設定上は同一の物となる。
このシールドを持ち変形可能になった形態をプラモ「MG Ver.Ka」において「A.C.195 EVE WARS(=EW版におけるTV本編の最終決戦仕様)」という位置付けにされている。
同時期に商品化が発表された6枚羽のハイレゾリューションモデルにもシールドとネオバード形態が存在する。
漫画『敗者たちの栄光』にて新たに登場したバリエーション。
設定上の立ち位置はTV版ゼロとほぼ同様で、いわゆる黒カトルにより建造された。ただし、EW版準拠の『敗者たちの栄光』ではあるが、本機はEWゼロとは異なり、TV版のライン・形状を残したカトキアレンジがなされている。
プロトゼロは机上段階の試作0号の設計をベースに1号機と2号機が製造された。試作0号とはいわゆる全てのガンダムの原型となったゼロのこと。ここから各博士が本編中のガンダムの原型らしき機体を開発し(FTの主要ガンダムの原型機)、それを元にW本編のガンダム達が設計される。
白雪姫(新機動戦記ガンダムW)を参照。機体と武装の通称は《白雪姫と七つの矮星》。
スノーホワイトと呼ばれる試作1号機はドクターJにより机上のゼロを元に製作された機体で、『FT』の過去(A.C.168)でアディン・ロウが搭乗。この時点では技術が発達しておらず、ツインバスターライフルや狙撃シークエンスが未完成でゼロシステムも実用段階ではなかった。
A.C.190頃にはアディン・ロウJr・クローン・アルファが搭乗しており、その後紆余曲折あってウィナー家に引き渡されることとなる。メッサーツバーク(ドライツバーク)を装備していた。
言ってしまえばA.C.時代の白雪姫。こいつをM.C.時代の技術を使用して再建造したのがFTの白雪姫らしい。小説内では当初からA.C.190までに《白雪姫》の試作1号機を完成させたと言っていたが、それはプロトゼロのことであった。
アディンの白雪姫の原型機。『FT』12巻のカバーイラストを基に『GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE』でカトキハジメ直々に設定し直した純白のEWゼロのような機体。
セラフィムユニットという大型のウィングを腰部オプションであるフレキシブルアームに接続、さらに主翼+副翼の機械的なバインダーも装備され、これらを装着した状態をセラフィムバインダーと呼ぶ。
セラフィムユニットは羽根に計6基のノイエツバーク(メッサーツバークの発展型と推測される兵装)をマウントでき、攻撃と防御を兼ね備えた複合ユニットとなる。ツバークは今まで通りツインバスターライフルやシールドなどに装着され、シールドツバークやドッペルト形態を取ることも可能。
フレキシブルアームによりセラフィムバインダーを展開する場所の自由度も高く、展開位置により攻撃形態の「モードアンセム」、防御形態の「モードロンド」となる。
プロトゼロの2号機。試作1号機とは別にカトルによって“新規に”建造された。
トラント特尉が搭乗。デュオ・マックスウェルの駆る「ガンダムデスサイズヘル」との戦いの際、ゼロシステムにより暴走し追い詰められたトラント特尉はプロトゼロを自爆させ、原型を留めない程にボディの大半が失われた。
その後、ハワードがゼクスのトールギス・フリューゲルと共に回収。修理を後回しにしようとしたが、ゼロシステムがトールギスFのウイングバインダーとウイングガンダム(EW)と似たボディを組み合わせたデータを提示し、それを基に改修が行われ、ウイングガンダムゼロ(EW)へと変貌した。
2025年7月ガンダムW30周年記念PV『新機動戦記ガンダムW-operation30th-』にてお披露目された新たなウイングゼロ。
名前の通り布(みたいな追加装甲?)で全身を覆っており、頭部や腕部の一部から一見白雪姫と酷似したカラーとなっているが、サーベルの発光色がゼロ系列の翠ではなく、ピンク色の為別物の可能性が強い・・・
漫画+ジオラマ作品『ティエルの衝動』に登場するウイングガンダムゼロ(EW版)の量産型。詳細は「ウイングガンダムセラフィム」の記事を参照とのこと。
『FT』に登場。
黒いEW版ゼロで、高度なゼロシステムの搭載機であるため火星に於いて遠隔制御が可能。主武装はバスターライフル。作中ではヴァン・クシュリナーダが遠隔操作していた。
ガンダムエースの企画で設定された「IF」のEW版ゼロ。トールギスの盾とランスを装備する。ゼクスがそのまま乗っていればこうなっていたかもしれない。
2020年2月の「スーパーロボット大戦DD」のイベント『クロッシング・パイロット』システム第二弾として登場。「コードギアス反逆のルルーシュ」のゼロことルルーシュ・ランペルージが搭乗するウイングガンダムゼロ(EW)でカラーリングデザインをカトキハジメ氏自ら担当。劇中シナリオもサンライズの谷口廣次朗氏が担当といういわば公式コラボの極致と云える待遇。
カラーリングもルルーシュの愛機である蜃気楼をベースにした色調でポーズもヒイロ搭乗とは別のモーションという気合の入りよう。ゼロシステムも搭載されているが、ルルーシュにはゼロシステムに抗うだけの精神力はないため、ゼロの提示するプランをさらに上回るプランを提示し、システムを沈黙させるという荒業で乗りこなしている。
2025年7月の『クロッシング・パイロットR』第2弾にて再登場。設定が追加され先に立体化していたGUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE版からコードギアス劇中の火器ヴァリス・MVSをモチーフにした「スーパーヴァリバスターライフル」「MVサーベル」を装備、更に兄弟機と云える『ウイングガンダムゼロアルビオン』も実装。こちらには枢木スザクが搭乗している。
ウイングガンダムゼロの最大の特徴である、特殊なコクピットインターフェイスシステム。
正式名称を「Zoning and Emotional Range Omitted System」(Z.E.R.O.System)と言い、直訳すると「領域化及び情動域欠落化装置」と言う。
システムのコアともいえるハードユニットはコクピット空間に搭載されており、センサーカメラ等とリンクした演算ユニットは頭部(ヘッドユニット)に搭載されている。又、ハードユニットやそこ集積されている多くのフロッピーディスク型メディア(記憶媒体)には「SYSTEM ZERO」の名が刻まれている。
そのあまりに先鋭効率化された性能は人倫に抵触する重大な欠陥をも孕んでおり、生みの親のGの開発者達でさえこのシステムを前提とした本機の製造を躊躇した程であり(後述)、開発が一時期凍結されていた直接の原因となってしまった。その為システム自体は機体の完成以前から既に完成していたとされている。
元々このシステムは、かつてトールギスの完成によってMSの性能の頂点を見た後、OZの技師長ツバロフやGの開発者達が、同機が人間の操縦する兵器としては破綻していたという欠点から、二つの選択を導き出したことに端を発する。
「パイロットという生体部品を取り除く」か、「パイロットの身体能力を引き上げる」かという結論に達し、前者はモビルドールシステム、後者はゼロシステムとなったのである(サウンドトラックoperation3ブックレットより抜粋)。
但し、このシステムが危険であるとされた原因は主に上記2つ目の機能である。
ゼロシステムが見せる未来の予測はあらゆる可能性が内包されており、単純な情報量と言う点でもパイロットに相当な負担を強いる。その膨大な情報量は人間の認識力を遥かに超えたもので、一度に複数の可能性・戦術予測が同じ時の中で一辺に脳内に流れ込んでくるといったものであり、その上それらの可能性の中には「少しの判断ミスによって作戦に失敗し自身が死亡する未来」「防衛対象や友軍機を自分の手で撃墜してしまう未来」といった、ネガティブな可能性さえも強制的に見せられてしまうため、精神的負荷は極めて重い。
しかもここで言う「勝利のための戦略」とは、自爆による相打ち・友軍機や民間人を巻き添えにしての攻撃など、非倫理的な選択を含む行動も含まれており、勝利のためにそれが最も有効であると判断されれば、システムは迷う事無くパイロットの動揺お構いなしにそれを提示する。
だがそれにも増して問題なのは、その複数かつ複雑な情報量に対してパイロットが思案する時間、判断に至る人の時の流れが全く考慮されていない事にある。前述の通り情報量が膨大である事も手伝って、未来を予測する事で考える時間が担保されるといった事も土台無理なのである。
脳内に直接送り込まれる非倫理的な未来というものは生半可な覚悟で払いのけられるものではなく、そこに動揺や判断の遅れが生じると、パイロットは意思に反する行動をあたかもシステムに強制されているかのような状態に陥ってしまう。一応パイロット個別のコンディションを読み取る機能もあるようだが、それでもシステムに定められたレベルまでの運用を促される事は避けられない。
ゼロシステムの戦局予想自体は非常に高精度かつ高難度であり、強靭な精神力によって最適な未来を選択し使いこなすか、あるいはシステムのままに従えば、肉体の負担と引き換えに高い確率で勝利を手にすることが出来る。が、後者の場合は自爆や友軍機の巻き添えなどあり得ない選択を平然と行う事になる為、通常の作戦行動では勝利と共に多大な被害をもたらす事が多い。
そしてゼロシステムはパイロットの精神にも多大な負担を強いる。
前述のゼロシステムによる陽電子を浴びたパイロットの脳内は、中脳から視床下部、側座核や前頭連合野に至るA10神経、及びA6神経が強制的に操作されている状態になるという。この部位は脳の中でも好き嫌いといった感情や記憶を司る部位で、つまり人体の消耗を防衛する本能さえも操ろうという事である。その脳機能自体を戦闘行為に特化させてしまうが故に、パイロットはその大半が超人的な操縦と並行して、幻覚や視認の齟齬を常時引き起こし、極端な高揚感や、別人格の形成にまで至るという。
このような脳内の違和感や齟齬に耐え切れずゼロシステムに抗えないパイロットは、良くて廃人化、悪ければ暴走してシステムに命令されるがまま破壊行動を繰り返すようになってしまう。
劇中でも、この機体に最初に乗ったカトルは家族を殺された負の感情のブレーキが効かなくなってしまい、暴走。その後OZにウイングゼロが接収された際にはヒイロまでもが暴走し、システムの解析と利用を目論んだトラント・クラーク特尉はデュオのデスサイズヘルと互角に戦えるほど戦闘力を高められた末、廃人化し死亡に至っている。トラントに強制されデュオが搭乗した際には無数のガンダムデスサイズの幻影が見え、トロワが搭乗した際にはコロニーを破壊しかけ、ゼクスすら例外ではない(ボンボン版は違う)。
ゼロシステムを制御できず翻弄された人間に共通するのは、正しい未来を選択する以前にネガティブな未来に動揺し気を取られてしまい、それが判断力の低下と無用な焦燥感を生み、結果として本人にとってマイナスに働いている事である。脳を操作されたまま頭がパンクすることで意識が現実の時間の流れと乖離してしまうと、ウイングゼロ自体はシステムのままに操縦が行われる一方で、内部にいるパイロットの意識は夢の中へ飛んでいるような状況(デュオやトロワの搭乗時)になっており、そうした場合のウイングゼロがいかに危険な状態であるかが分かるだろう。
唯一、初陣で徹底してシステムに抗い暴走しなかったのは五飛のみである。彼の場合は元々インテリ系であり、直感でシステムの機能に気づいていた。更にゼロに搭乗する少し前に自身の故郷であるL5コロニーもろとも一族が滅亡した事、その際死亡した竜(ロン)老師の「正義はお前が決めろ!」という導きによって、相手がどのような存在なのか等といった余計な事を考えず、戦場では迷いなく眼前の敵をただ倒すという意思を固めていた事が要因になっていたとみられる。但し五飛の本来の乗機はアルトロンガンダムである為、これ以降ウイングゼロに搭乗する機会はなかった。
以上のように、システムの命令を押さえ込み、システムに付け込まれるような感情をコントロール出来るだけの強靭な精神力と確固たる目的意識を持った人物であればゼロシステムのメリットの面だけを使いこなす事が出来るが、そんな事が出来る人間は僅かであり、ゼロシステムは生みの親であるGの開発者達から欠陥の烙印を押され、本機ともども封印される事になる。
なお劇中では、終盤にヒイロ・ユイとゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)の2人がゼロシステム及び類似システムのエピオンシステムを完全に使いこなすことができている。
なお、トレーズ・クシュリナーダはガンダムエピオンについて
このエピオンには、戦士に純粋な戦う意志がある以上、迷いを消す機能がある。迷いのない戦士は崇高で美しい。ある意味では、神に最も近い存在と言えるだろう。
と述べているが、これは後にゼロシステムを使いこなしていたパイロット(ヒイロ、ゼクス、五飛)の搭乗時の心理的共通点として当てはまるものとなっている。迷いを消す作業が苦痛であれば扱えないし、使う側が崇高で美しい(エレガント)と認められなければならない、という事なのかもしれない。
ヒイロやゼクスはいずれも強靭な精神力を持った人間であるが、ボンボン版ガンダムWではそれに加え、「ゼクスは地球生まれのニュータイプであるためゼロシステムがよく同調する」と言う発言があった。ゼクスがニュータイプであるというのは、高い能力を比喩したものでありニュータイプ特有の能力(サイコミュの操作など)を発揮した訳では無いが、ゼクスは他のコロニー生まれのガンダムパイロット達と違い、最初からゼロシステムを無理なく使いこなしている(ボンボン版ではガンダムデスサイズヘルとアルトロンガンダムの2体を余裕で相手にしている)
対してヒイロは最初にゼロシステムを使った時点では暴走こそしなかったものの、システムの命令を跳ね除けるのに必死であったが、これがゼクスが特別な人間であったからなのか、ヒイロがまだ精神的に成長の余地があっただけなのかは不明である。
SFC用ソフト『新機動戦記ガンダムW EndlessDuel』より登場。
近年ではEW版が登場する作品はTV版との差別化を計るため「ウイングガンダムゼロ(EW)」等といった形で表記されることが多くなってきた。(TV版が存在しない時はそのままウイングガンダムゼロの表記が使われる)
特に多数のガンダム作品が登場する「Gジェネレーションシリーズ」や「ガンダムVSシリーズ」等で使われている。
なおこの表記は同作品に登場するガンダムヘビーアームズ改やガンダムデスサイズヘルなどにも使われている。
『ゼロと呼ばれたG』が再現されるステージでは原作通り敵として登場する。
TV版は「ウイング」という名前が付いているが作中でも描写があるにも関わらずなぜかネオバード形態でしか飛行できず、MS形態では飛行できないことが多かった。(ウイングガンダムも同様)EW版は普通に飛べる。ゼロシステムの効果が作品によってまちまちだが多くの場合、性格が強制変更される効果がある。
またTV版はEW版よりも地形適応や能力が低く、利点はシールド防御と変形ができることぐらいだった。
ワールド以降これは改善されつつあり、オーバーワールドではHP・EN、地形適応がほんの少し低いぐらいでどちらを使うかはお好みで、という性能になった。(ワールド以降、TV版もMS形態で空を飛べるようになった)
クロスレイズでは新たにプロトゼロも参戦。性能は「プロト」である為かTV版とEW版の下位互換。それでもウイングガンダムの上位互換の性能である。
残念ながら敗者たちの栄光で設定されたEW版のシールドやネオバード形態などは実装されず。
アビリティにゼロシステムの性格変更を受け付けない不撓不屈が実装。ゼロシステムの発動条件であるテンションを超強気から強気に軽減する効果もある。固有持ちではW系ではゼロシステムを使いこなしたヒイロ(TV・EW両方)とゼクス(ミリアルド名義含め)が所持している。しかしゼクスは何故かプリベンター・ウィンド名義では習得していない。その為、TV後の時系列なのにゼロシステムの影響を受けてしまうという何とも言えない状態に。
ウイングガンダムに代わるヒイロの機体として登場。やはりGジェネ同様、敵対するシナリオもある。
プラモデル同様、区別をつけるためTV版の表記は「ウイングガンダムゼロ」、EW版の表記は「ウイングガンダムゼロカスタム」「ウイングゼロカスタム」となっていたが『第3次α』以降、EWがTV版と同時に出演しなくなった為、『第3次α』以降の作品ではEW版の名称も「ウイングガンダムゼロ」表記となっている。(SC2を除く)『F完結編』『64』ではTV版の改造機としてEW版が登場。
『α』ではTV版ゼロの他に「ウイングガンダムを始めとするTV版の機体のプロトタイプ」という設定でEW版が登場。つまりα世界のウイングゼロは2機存在している設定で、またRX-78ガンダムよりも前に開発された機体である。しかしルート選択によってはTV版は使用できず、ヒイロに乗られることなくゼロカスタムに乗り換えられてしまう。
TV版は『D』から9年近く登場していなかったが『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』で久しぶりに登場。
移動後MAP兵器、通常MAP兵器、効果が見直された特殊能力のゼロシステムなどで自軍トップクラスの強さを持つ機体となっている。
またシナリオ面でも『機動戦士ガンダム00』と設定面で驚愕のクロスオーバーをしており、ゼロシステムがクローズアップされている作品である。
初期は「ツインバスターライフル」が最強武器だったが近年では従来の最強武器としてのツインバスターライフルは「ツインバスターライフル最大出力」と名称が変更されており、「ツインバスターライフル」(又はバスターライフル)名義の戦闘アニメは出力が調整されているような描写になっている。
『ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS』『EXVSFB』ではTV版、EW版の2機のウイングゼロが使用できる。設定では同機体の2機だがその性能や運用法はまったく異なっている。(NEXT PLUSからEXVSFBになるにあたって性能の変更も行われている)VSシリーズではコストは両方とも3000。しかしEW版は癖の強い照射するバスターライフルとアシストのトールギスⅢ、高い機動力で相手を責め立てていく射撃機であるのに対し、TV版はビームサーベルによる格闘や射撃武装のマシンキャノン、出力調整ができるバスターライフル(通常は単射、チャージすることで次の弾が照射になる)を駆使して相手を追い立てていく万能機になっている。また、TV版のみネオバード形態への変形が使用可能。ゼロシステム(一定時間相手のホーミング効果無効化)は当初TV版だけだったが、続編からEW版にも搭載された。バーストアタック(覚醒技)は双方劇中の再現となっている。(EW版がシェルターを破壊した時の3連射、TV版が切り上げからのTVラストシューティング)
『NEXTPLUS』のみEW版は「ウイングガンダムゼロカスタム」「ゼロカスタム」名義となっている。
また、家庭版『EXVSFB』から『ゼロと呼ばれたG』を再現し、「ゼロシステムに翻弄されたカトル」がパイロットになっている「ウイングガンダムゼロ(カトル搭乗)」が追加されている。(勿論乗っているのはTV版の方である)
コストが2500になっており、一部の能力が低下している。また、バスターライフルがチャージできない。
その代わりヒイロ機よりもローリングバスターライフルの性能が高い。作中でこの攻撃を最初に行っていたのがカトルであるため、それを意識しての調整と思われる。(バーストアタックもこれを強化したもの)
ニコニコでは、ゼロシステムに翻弄されたカトル・ラバーバ・ウィナー(黒カトル)の戦闘シーンが印象的であるためか特に人気が高い。
アルトロンガンダムとの一部戦闘シーンはドラゴンボールの戦闘シーンさながらである。
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掲示板
391 ななしのよっしん
2025/08/15(金) 10:22:29 ID: rXeMNZ5xVc
ゼロみたいな禁忌の兵器が2つとあっちゃならんだろと思っても、玩具が売れるから後付けでどんどん似た物出しちゃうんだよなあバンダイ
392 ななしのよっしん
2025/08/23(土) 07:33:49 ID: s6a2+9sXI0
NEXTPLUSをやり込んだ影響だからか個人的にEW版は未だにカスタム名称の方がしっくり来る
393 ななしのよっしん
2025/09/03(水) 12:09:58 ID: lw8mUemM/C
一度Wゼロがゴジラにツインバスターライフルをぶっ放すシーンを見てみたかったが、スパロボYでようやく実現した。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 04:00
最終更新:2025/12/09(火) 04:00
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