ウェカピポとは (ウェカピポとは) [単語記事]

ウェカピポとは、

1. 日本のヒップホップグループ「SOUL'd OUT」のデビューシングルである。

2. 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第7部「スティール・ボール・ラン」の登場人物である。
　　名前の由来は１．(参考　sm20402358)。

本稿では2.について解説する。

概要はひとり分で結構

元ネアポリス王国の王族護衛官。ジャイロと同じ、鉄球使い。メロンパンを彷彿させる頭髪（髪型？）が特徴。
妹に家庭内暴力を働いていた夫に決闘を申し込み勝利するが、その男が国家における重要人物の息子だったため、国外追放の身となる。その後、アメリカの「市民権」「永住権」「地位」を得るためにヴァレンタイン大統領の命令を受け、スタンド使い「マジェント・マジェント」と共に刺客となってジャイロ達の前に立ち塞がる。

ジャイロと同じ技術を持っているだけに、ジャイロ達との戦闘では「互いの手の内を知り尽くした上での戦闘」という過去にも滅多に例が無い戦闘を展開、ジャイロの戦術に『敬意を払った』上でジャイロの「回転の技術」の根幹たる秘伝・黄金長方形を封じるために氷の海峡にてジャイロ達を迎えうち、八方塞がりとなったジャイロ達を後一歩のところまで追い詰めたが、聖人の遺体が呼び起こした奇跡によって雪が局地的に降ったことによりジャイロの反撃を受け、敗北。

戦闘不能となったウェカピポは短刀で自害しようとするもジャイロ達に止められ、その後「（死亡したと思っていた）妹が生きている」事を聞き、続いて「大統領からルーシーを守ってほしい」という頼みを受けると、ルーシーを護衛するためにジャイロの協力者として行動を起こす。ちなみにウェカピポはジャイロ達との戦いで右腹部を深くえぐられ（というか吹き飛び）小指も失っている。しかし後にそのダメージは何故かリセットされ、無傷で登場した。

鉄球の技術の名前は「レッキング・ボール」。詳細は後述。左半身失調は複数の人間に引き起こす事もでき、実際に行っている。（その時点で）スタンド能力不明の大統領さえも失調させ追い詰めた。非常に強い能力であり、明らかにその辺の「スタンド使い」を軽く凌駕している。その上、ジャイロ達との戦いに敗れたのち仲間になってしまったので「死亡フラグ」立ちまくりである。

ジャイロの依頼を聞き届けた彼は、ルーシーを護衛するためにスティールの元へ赴くと、自身への復讐に燃える元相棒のマジェント・マジェントを返り討ちにする活躍を果たし、最後は大統領との戦いで一時Dioと共闘するも、大統領の能力を利用した彼に裏切られる形で殺害された。……とはいっても死亡は本当に突然だったため、普通に読んでいた読者には分からなかった。予測していた人にとっても数コマ前までは死ぬ瞬間が分からなかっただろう。妹との再会を願われていただけに、残念である。

戦闘術

レッキング・ボール（壊れゆく鉄球）

ウェカピポが使用する、王族を護衛するために開発・発展してきた戦闘術。
基本的にはジャイロが操る鉄球の技術と同種のものだが、ジャイロの鉄球との一番の違いは「衛星」と呼ばれる14個の小さなパーツが鉄球の表面に付いており、鉄球を投げた時にこれらのパーツも飛ぶ。この衛星が直撃すればダメージは当然だが、少し身体にかすっただけでもその衝撃波により相手を「左半身失調」に陥らせる。これを受けた者は十数秒間、自分から見て左半分のあらゆるものが認識できなくなり、左側からは何も見えないばかりか音も聞こえず光も見えず、手触りも感じない（脳が触った事を認識していない）状態となってしまう。
そのため、失調中は目に映るものや光景も全て、左側半分が消失しているように見える。

この名前の由来は、カナダ出身のシンガーソングライター「Neil Young(ニール・ヤング)」の楽曲「Wrec king Ball」より。