ウッチャンナンチャンのウリナリ!!とは (ウッチャンナンチャンノウリナリとは) [単語記事]

ウッチャンナンチャンのウリナリ!!とは、1995年～2002年に日本テレビ系で放送されたバラエティー番組である。
通称「ウリナリ」。

概要

番組のメイン企画として、「アジアに向けてスーパースターを売り出そう」という企画から派生し誕生したポケットビスケッツやそのライバルユニットであるブラックビスケッツのチャレンジ企画、社交ダンスやドーバー海峡横断などに挑戦する「芸能人サークル活動宣言」を放送。番組最後には出演者達によるショートコントでどれが面白かったかをテレゴングによる視聴者投票で勝敗を決する「ウリナリコントライブ」が放送されていた。

ポケビのメインボーカルを務めた千秋、ブラビのメインボーカルを務めたビビアン・スーの出世番組である。

この番組の前の時間帯に放送されていた「ぐるぐるナインティナイン」と共にセットで人気を博し、1990年代の日テレ黄金時代に多大な貢献をしたバラエティー番組の一つに数えられる。

前史

1995年 4月、それまで金曜日深夜に放送されていた「ウンナン世界征服宣言」を発展させる形で番組スタート。開始当初のタイトルは「ウッチャンウリウリ!!ナンチャンナリナリ!!」と称していた。

当初は明確な番組の方向性も定まっておらず、いくつかのミニコーナーを繋ぐ形で番組を構成していた。
その中から偶発的に生まれたポケットビスケッツの人気に火がついて、チャレンジ企画を主軸とした内容に変貌していく。この頃に番組も大幅リニューアルし、番組タイトルも「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」に変更された。

番組の急転換

人気の番組だったが宇多田ヒカルの登場により力を増してきたミュージックステーションに視聴率を逆転されたため、製作サイドは視聴率の回復を狙いメンバーの入れ替え目的の解散総選挙を行うという行動をとった。

解散総選挙にはレギュラー陣を始め後に入れ替えレギュラーを狙う多数のコンビが参加することとなった。この中には後に内村プロデュースで内村と共演することになる『TIM』や『さまぁ～ず』、『有吉弘行』(当時は手裏剣トリオ名義)や『バナナマン』を始めキャイ～ンと共演の多い『ずん』、電波少年で一躍時の人となった『ドロンズ』や『坂本ちゃん』(アルカリ三世)、後に総選挙後に唯一残った女性レギュラーの山川恵里佳の夫となる『おさる』も参加していた。

結果、ゴルゴ松本(TIM)と大竹一樹(さまぁ～ず)と坂本ちゃん(アルカリ三世)がレギュラーとなりよゐこと堀部圭亮が番組を去ることとなった(堀部はこの時『負けたらテレビから身を引く覚悟でいます。』と語っており結果として一時期タレント活動をほぼ停止する事態にまで至った)。しかし、その後男性レギュラーは説明通りとなったものの女性レギュラーで唯一番組当初から貢献していた千秋まで降板したことに苦情が殺到(千秋は選挙を発表する4月20日を最後に降板している)する羽目になった。一方、この時女性陣の新レギュラーであった小池栄子はゴルゴと共に社交ダンス部の花形となっていく。