ウッドロウ・ケルヴィンとは、1998年にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたPS・PS2(2006年)発売のRPG『テイルズ オブ デスティニー』に登場するキャラクターである。
ソーディアン・イクティノスのマスターであり、ファンダリア王国の王子でもある(後に王位を継承する)。
剣術や弓術などの武術に長け、また学問や政治力・統率力にも優れており、王としての教養や素質を十二分に持った人物。ただし放浪癖を持っている。
PS版ではルートによってマリーに恋心を抱くようになるがその想いが実ることはなく、そのせいか続編の『テイルズ オブ デスティニー2』では未だに独身である。リメイクのPS2版ではマリーに恋心を抱く描写はないが、それとは別に王である父に対してのコンプレックスや王位継承への苦悩などの心情がより細かく描かれている。また、博識さを活かしクイズマニアというキャラも追加され、フィリアとは良きライバルとなった。ただし両者ともクイズは得意でもなぞなぞは苦手。とあるサブイベントでは『テイルズ オブ シンフォニア』のキャラクターであるクラトスとクイズ対決をする展開がある。
そんな彼だが、ファンの間では「空気王」というあだ名が付けられている。
彼は物語序盤にパーティに加入するもののその時は一時的な参戦であり、本格的にパーティキャラとして扱えるのは中盤以降になるのだが、あろうことか再加入時に相応したレベル調整などがされておらず、初期レベルのままの加入という嫌がらせのような仕様によってベンチ入りされがちな不遇キャラなのである。また、シナリオの関係上彼の武器であるイクティノスが使用可能になる時期が遅いので、より一層ベンチを温めてしまう。
その他、PS版では「なに、気にすることはない」という台詞が妙に多いことから主人公のスタンにネタにされ、彼を表現した顔文字「川´_ゝ`)」と合わせ「川´_ゝ`)「なに、気にすることはない」」というネタがファンの間で流行してしまい、本人は至って善良な完璧超人キャラであるにもかかわらずファンの間ではネタキャラ扱いされてしまっている。
ただし、扱いが不遇なだけであって彼自身は決して無能なわけではない。レベルを上げれば非常に強力な技を習得するし、剣・弓の同時装備など元来キャラ性能は高い。また、PS2版では再加入時のレベルはしっかり調整されていることや、PS2DC(ディレクターズカット)版ではイクティノス入手前から昌術が使えるようになっていること、その他オリジナル版で不便だった様々な点は解消されているため、しっかりと戦えるキャラとなっている。ネタにされている口癖も、PS2版からは一切言わなくなった。
だがしかし、スタッフは彼を救済しておきながら何故か新しい嫌がらせ調整を行っていたのである。
PS2版から、キャラごとの固有スキルとして「サポートタレント」というものがある。これは戦闘に参加しないキャラに発生する特殊スキルで、隊列で5番目にいるキャラのものが発生する。例えばスタンなら、HPが自動回復したり薬草が時間経過によって上位の物に変化する「寝押し」というスキルがある。これについて、ウッドロウのスキルは「警戒」というもので、常時敵とのエンカウント率を低下させるスキルなのだが、このスキルが「ホーリィボトル」という安価で手に入るアイテムと効果が同等だったりする。しかしそれでも、ホーリィボトルを購入したりわざわざアイテム欄を開いて使用せずとも自動で効果が出るため、ホーリィボトルより「警戒」の方が有用性は高いと言える。
だがPS2DC版において、ホーリィボトルの効果が強化され「完全エンカウントなし」となったのである。これに対し「警戒」の効果にも調整は入ったのだが、こちらは完全にエンカウントをしなくなるような強化はされておらず、それにより「警戒」よりホーリィボトルの方が有用性が高くなってしまった。「警戒」は効果が常時発生なので、その点においては効果時間が一定のホーリィボトルより勝ってはいるものの、先述したようにホーリィボトルは安価で購入でき尚且つ買わずとも宝箱などからも入手できるので、やはり効果の点で比べられ「警戒」は不遇スキルとなってしまったのである。
また、同じくPS2DC版で追加されたシナリオ「リオンサイド」では、クリア後に行けるようになる隠しダンジョンで彼はあろうことかイクティノスを装備していない。そのためまるでバグのような弱体化キャラになってしまっており、またもやベンチ入りキャラ筆頭となってしまった。折角救済されたのに結局非道な仕打ちに遭わされる彼には同情を禁じ得ない。
ちなみに「空気王」という呼称はファンの間で使われる愛称であり、その他ネタにされている点も決して彼を貶す目的で使ってはいないし使ってはならないことを留意されたし。川´_ゝ`)「ここは気にするとこだぞ」
外見が『テイルズ オブ リバース』のヴェイグと似ており、そのことが『ビバ☆テイルズ オブ ゴールデングミ編』において公式でネタ扱いされている。『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』内のスキットでは両者が対面し、互いに「似ている気がする」と言い、チェルシーとティトレイが両者を見間違えて呼びかけるというシーンがある。
掲示板
220 ななしのよっしん
2020/11/05(木) 09:20:46 ID: 4m9rq0mX0L
>>218
脳筋イキリコマンドー暴れ猿と空気王という字面を同列に扱う時点で自分の不満のおかしさを客観視できてない
他人を正す前にまずは自分を見つめなおすのが先だろ
221 ななしのよっしん
2021/09/01(水) 08:13:06 ID: P2FYjTciUu
どれだけ賢明な政治を行ってても、後継ぎ作らないと国王としては落第だな。共和制に移行するか優秀な養子をとるかしないと、王位を巡って内紛が起こるぞ
222 ななしのよっしん
2022/12/31(土) 02:41:19 ID: 9kH+vWq7RZ
ウッドロウとヴェイグが対面するのは『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー“3”』内のスキットです
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最終更新:2024/04/19(金) 00:00
最終更新:2024/04/19(金) 00:00
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