ウランフとは、
声優は大林隆之介(石黒監督版)、桜井敏治(Die Neue These)。石黒監督版の中の人つながりで”後藤隊長”とよく呼ばれる。
自由惑星同盟軍第九艦隊及び第一〇艦隊司令官(原作では第四次ティアマト会戦後に第一〇艦隊司令官に転出、ただし石黒監督版OVAでは第三次ティアマト会戦時から既に第一〇艦隊司令官)。最終階級は同盟軍元帥(死後昇進。生前の最高階級は中将)。
地球の騎馬民族の末裔。ファーストネームが省略されているのではなく、「ウランフ」のみでフルネームである。
石黒監督版における旗艦は<盤古(バン・グゥ)>、「Die Neue These」では<ゲシル・ボグド>。
確認されている戦歴は、第三次ティアマト会戦、第四次ティアマト会戦、アムリッツァ前哨戦。
第三次ティアマト会戦では第五艦隊と共に、なにかハイになったウィレム・ホーランドの無茶の尻拭いをし、潰走する第一一艦隊をかばいながら帝国艦隊の突撃を柔軟で崩れを見せない防御陣を敷き艦隊の完全崩壊を食い止める。
第四次ティアマト会戦では後方からラインハルト艦隊に襲われた際に、後ろから敵が来たら前の敵を打ち破ればいいさ、と、逆にそのまま前進し帝国軍本体に損害を与える(石黒監督版『わが征くは星の大海』では登場せず)。
帝国領侵攻時には、部下の指揮官のひとりとしてダスティ・アッテンボローが参加している。
アムリッツァ前哨戦においては、帝国軍の焦土作戦により物資が欠乏し士気が低下している中さらに『数でも上回る黒色槍騎兵』を相手に、同レベルの損害を与えつつ戦線を維持、最終的には包囲され、艦隊の四割を失いさらに三割が戦闘不能という窮地におちいるが、脱出のため紡錘陣形による一点突破を敢行。その攻撃指示の的確さはあのビッテンフェルトを怯ませるほどで、部下の半数を戦場から脱出させる事に成功する。自身は提督が単艦で殿軍というファーレンハイトに先んじる死亡フラグをおっ立て、旗艦のミサイル発射孔に被弾し、戦死。
この後、第一〇艦隊残余はアムリッツァにて第十三艦隊司令官ヤン・ウェンリー中将の指揮下に入り、アッテンボローもこの時からヤンの下についた。ここまで撤退戦で第一〇艦隊が全面壊滅をまぬがれたのはアッテンボローの功績とされ、漫画版ではウランフが直接アッテンボローに艦隊を率いて脱出するように命じている。
あえて言う、石黒監督版第十五話の主役はウランフ中将であると。
石黒監督版におけるウランフの旗艦、盤古(バン・グゥ)のブリッジには馬の旗が常に掲げられている。
地球の約半分を征服した騎馬民族といえば、モンゴル帝国ぐらいしかないのでらしいといえばらしい。
猛将タイプの指揮官のようだが、第三次ティアマト会戦においても潰走する第一一艦隊を庇いながら損害らしい損害も出さずに撤退戦を行うなど防御戦も安定した戦いぶりを見せる。この時のラインハルトは、ホーランドとそれに掻き回される帝国艦隊、そして自艦隊の参謀長の事を無能扱いしていたが、ビュコックとウランフに対しては『同盟軍にも、できる奴はいるな』と感嘆していた。
攻撃においては機動力と的確な攻撃指揮能力を併せ持ち、ビッテンフェルトに対して初めてビッテン突破を行った人物でもある。このため、補給が完全で数が同じならウランフはビッテンフェルト艦隊を返り討ちにできたのでは、とよく言われている。
ゲームにおいてもヤンを除けば同盟軍ではビュコックと並んでナンバー2と言ってもいい程の高い水準の能力を持っている。防御寄りのビュコック、攻撃寄りのウランフというところで、まさに同盟の双璧。
人柄も、ホーランドやルグランジュのように軍国主義に傾いているわけでもなく、他人の進言を聞き入れる度量を持ち合わせており、ヤン・ビュコックの信頼も厚く、後にヤンに『ウランフかボロディンが生きていればもっと楽が出来た』と言わしめた程。
簡単に説明すると、「日中戦争・国共内戦期に内モンゴルが中国共産党の支配下に入るよう活動し、『内蒙古自治区』最初のトップとなった人物」である。
彼を「南モンゴルを中共に売り渡したモンゴル族の裏切り者」とするか「共産主義・中国共産党の理想を信じて裏切られた犠牲者の一人」とするかは後世の歴史家の評価の分かれる所である。
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最終更新:2025/03/22(土) 10:00
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