ウルスラ・ハルトマン(Ursula Hartmann)とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
エーリカ・ハルトマンの双子の妹で、「スオムスいらん子中隊」シリーズの主要キャラクター。
※各項目で二通りの記述があるものは、特記のない限り
「1939年(『スオムスいらん子中隊』) / 1945年(『ストライクウィッチーズ2』)」
の順に並んでいる。
モデルはエーリカ・ハルトマンのモデルであるエーリヒ・ハルトマンの妻、ウルスラ。
エーリカ・ハルトマンの双子の妹であり、姉とほぼ同じ童顔にショートカットの金髪という風貌を持つが、幼い頃から読書に熱中していたため視力が悪く、眼鏡をかけているのが特徴。軍服も姉とは違い、灰色基調のしっかりしたものを着用している。
姉同様、魔力発動時に使い魔の耳が生えることはなく、左右の髪の先が黒くなるだけである。これは姉エーリカ共々、「彼女の特殊性の表現」とのこと。
エーリカとは対照的ないわゆる本の虫。「わたしは教科書からすべてを学ぶ」という信条からも判るように、かつては真面目で教条主義的な頑固さを持つ、寡黙で扱いづらい性格だった。しかしスオムスでの経験によって成長し、1945年現在では姉よりずっと穏和で大人、おとなしい人柄になっている。そこ、きれいなハルトマンとか言わない!
幼いながら高い技術的才能を持つ科学者でもあり、スオムスではサーニャ・V・リトヴャクの兵装であるフリーガーハマーの原型となる空対空ロケットの開発に成功、対ディオミディア戦で戦果を上げている。そのため45年現在では戦場を離れ、ノイエ・カールスラントの技術省で才能を発揮している。
出身は南カールスラント、ヴァイザッハ。双子の姉とともにウィッチの訓練を受けたが、その性格ゆえ士官学校に入れず、下士官として実戦部隊に配属。自作した新型航空爆弾の実験失敗で一個飛行中隊に重傷を負わせるといった事件もあって部隊内で孤立し、スオムスへの義勇兵に選ばれ「いらん子中隊」ことスオムス義勇独立飛行中隊に所属することになる。戦場では姉と正反対のマニュアル主義故に戦術的に硬直化し、生来の素質を十全に発揮できずにいたが、穴拭智子と出会い各国の「いらん子」たちと戦っていく中で協調性と柔軟性を獲得。姉ほどではないものの多くの戦果を上げるようになった。
その後、スオムスで独自開発した空対空ロケットが政府に認められて正規士官教育を受け、技術士官として少尉に任官し兵器開発の場で活躍するようになる。同時に義勇独立飛行中隊所属のまま前線から離れ、カールスラントの亡命政府が所在する南リベリオンのノイエ・カールスラントで技術省の研究所に勤務。夜間工科大学に通いつつフリーガーハマーの更なる発展形であるフリーガーシュレックや、ロケット技術を応用したジェットストライカーMe262の開発などに尽力している。
なお、ノイエ・カールスラントへの異動後はスオムスに戻っていないものの、スオムス義勇独立飛行中隊を改組して連合軍第507統合戦闘航空団<サイレントウィッチーズ>が結成された際にも籍が残されている。
かつては優秀で奔放な双子の姉エーリカと度々比較されることにに煩わしさを感じていたふしがあったが、スオムスでの活躍と成長によって現在では良好な関係を保っているようだ(もっとも、姉であるエーリカのほうは特段それを気にしていたわけではないだろうが)。
「いらん子中隊」配属前はミュンヘン近郊に駐留していたカールスラント空軍第51戦闘航空団(JG51)麾下にあり、テオドーラ・オステルカンプ大佐の指揮を受けていた。
「いらん子中隊」の面々の他、技術者となってからは自身の開発したフリーガーシュレックの実験に関連してフリーガーハマーを使用するサーニャ・V・リトヴャクと面識があり、ブリタニアの基地を訪問したこともある。ただしカールスラント出身者を除く他の501部隊の面々には(最初から所属していたペリーヌ・クロステルマンを含めて)その存在は全く知られておらず、Me262引き取りにロマーニャの501基地を訪れた時には一同に驚愕されている。
『スオムスいらん子中隊』シリーズでいわゆる「いらん子中隊」の一員として登場。幼く視野が狭かったウルスラが協調性を知り、成長して行く過程が描かれている。『ブレイブウィッチーズPrequel』三巻ではウルスラが離れてのちの「いらん子中隊」の姿が描かれたが、これに応じて巻末に収録された設定資料において、のちのちまでスオムス義勇独立飛行中隊およびその後身である第507統合戦闘航空団<サイレントウィッチーズ>に籍が残されていることが明らかになった。フルリメーク作品『サイレントウィッチーズ スオムスいらん子中隊ReBOOT!』刊行にあたっては、「特装版」付録のドラマCDにも登場する。
アニメでは『ストライクウィッチーズ2』4話で登場。新兵器としてテストのために配置されたものの欠陥が発覚したジェットストライカーを回収し、お詫びとして大量のジャガイモを置いて帰っていった。その後最終話ラストではノイエ・カールスラントの研究室内で爆発を起こしている。『ストライクウィッチーズO.V.A.』Vol.1にも姉ともども登場、Bf109Zツヴァイリンク、メッサーシャルフMe262といった試作機を持ち込んで実験を行い、終盤には姉エーリカと息の合ったところを見せた。
その他、コミック「小ぃサーニャ」「小ぃサイズ」では「むしろウルスラが主役」と言われるほどの大活躍を見せており、(もともと絵柄に反してミリタリー成分の濃すぎるマンガではあるが)主にミリタリーネタを担当。いろいろと超科学な発明品(自爆機能標準装備)を501JFWに持ち込んでは爆発させることに定評がある。
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最終更新:2024/04/18(木) 12:00
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