「ウルトラマンタロウ」とは、「ファイヤーマン」「ジャンボーグA」と並んで円谷プロ創立10周年記念番組として制作されたウルトラシリーズの6作目であり、1973年4月6日から1974年4月5日にかけてTBS系列で毎週金曜19時に放送された特撮ヒーロー番組及び同作に登場する主人公の名前である。
全53回。
怪奇性やシリアスさが売りだったそれまでのウルトラシリーズに対する新機軸と視聴層開拓の為に、前作ウルトラマンAではほのめかす程度だったウルトラ一族の故郷「光の国」を全面に出し、さらに、ウルトラの父とウルトラの母の実子で、兄弟中最強のパワーを誇るもまだまだ若手であるタロウを主人公に据え、彼らをとりまくウルトラマンの集団性を確立した作品である。
特に、それまでのシリーズと異なり解りやすさを重視したような比較的軽めな展開や、登場怪獣・登場人物達のユーモラスさ、お気楽感のある防衛組織ZATの存在、豪華に表現された特撮シーンや合成シーンにより、それまでのシリーズに比べて派手な内容になっている。
また「家族愛」をテーマに据えた内容が特徴で、ウルトラの母やウルトラ兄弟の客演はもちろん、主人公の下宿先の白鳥家やゲストの登場人物、果ては怪獣までもが親子のドラマを展開するアットホームな展開が描かれる。
※明るい作風といっても、第11話「血を吸う花は少女の精」や第45話「赤い靴はいてた…」等の救われない陰湿な話や、ウルトラマンタロウの首が飛んだり、ウルトラマンタロウの身体がバラバラになったり、帰ってきたウルトラマンがしぼんだり、ゾフィーの頭に火がついたり、ゾフィーの頭に火がついたり(大事な事なので2回書きました)といったショッキングシーンも多く、「家族愛」においても時には親との死別や仇討ちという重いテーマも容赦なく描かれるなど、結局のところ「円谷」であると言える。
このような作風であることから、比較的シリアスであった「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」を強く支持する層からの受けは非常に悪い。確かに、脚本の出来が貧弱だったり、造型がダメダメだったり、あまりにお間抜けすぎる作戦や演出といった悪い点も認めざるをえないのは事実だが、ZAT基地等の関連商品も売れる等、解りやすくて明るい作風でウルトラマンをより身近な存在として描けることを証明した事は重要である。
※その他「ウルトラマンタロウ」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照
ウルトラマンタロウ | |
身長 | 53メートル |
体重 | 55000トン |
年齢 | 12000歳 |
飛行速度 | マッハ20 |
主なCV | 篠田三郎 (タロウ) 石丸博也 (ウルトラマン物語~ギンガ) 野沢雅子 (ウルトラマン物語/幼少期) 森久保祥太郎 (ウルトラギャラクシーファイト/ アーリートレギア時代) |
ウルトラ兄弟六番目の戦士で、ウルトラの父とウルトラの母の実子。アストロモンスとの戦いで命を落とした青年東光太郎(ひがし こうたろう)との命の融合によって誕生した新たなヒーロー。
従兄弟のウルトラセブン譲りの赤いボディとシルバーのマスクに、父親譲りの巨大な角をつけたかっこいいデザインが特徴。
ウルトラ兄弟の中では若手であり、作中でも血気盛んな若者(と言うか人間体である東光太郎そのままの性格)として描かれるが、怪獣を許したり、復活させたりといった優しさも兼ね備えている。
強力な必殺技の数々をもっており、まさに「強くて、明るく、爽やかで、優しく、暖かくて熱い心をもった」ウルトラヒーローである。
主なウルトラマンタロウの必殺技 | |
ストリウム光線 | 「ストーリウームこうせーん」と叫んでから放つタロウの主力となる必殺光線。 |
スワローキック | 空中高くジャンプした後、急降下しながら放つ片足キック。 変身直後に放つ事が多い。 |
ウルトラダイナマイト | 自らを爆弾と化して燃え上がらせての強力な体当たり攻撃。 技使用時に自身も身体がバラバラになるが心臓が無事なら元に戻る。 なお、1度使用するごとに20年寿命が縮む為、カタン星人にしか使用していない。 |
塩桶 | モットクレロン戦で使用。塩漬けにすることで水分を排出して小さいサイズに戻した。 |
マジックハンド | キングブレスレットを変化させたもの。オルフィのへその中の星人を取り出すのに使用。 |
バケツ | キングブレスレットを変化させたもの。ベロンに水をぶっかける際に使用した。 |
地球での最後の戦いとなったバルキー星人戦後、東光太郎と合体したまま銀座の雑踏の中に消えたため、次の「ウルトラマンレオ」には登場しない。
※明らかにシルバー族である「ウルトラの父」と「ウルトラの母」との間に生まれたタロウが、どうみてもレッド族であることから「ウルトラの母浮気説」や「ウルトラの母不倫説」があったりなかったりするが、設定上「ウルトラの母」の血筋にウルトラセブンが繋がる事もあり、隔世遺伝ではないかと思われる。まあ、あまり難しく考えないほうがいいだろう。ちなみに、両親と異なる肌の色の子供が生まれた例は現実に存在する。
ウルトラマンAの趣味は作詩だったが、Wikipediaによると嫌いなものは饅頭。次に嫌いなものは「弱いものいじめ」。普通逆なのではないかと筆者は思う。
ウルトラマンタロウの人間体。腕につけたウルトラバッジをかざして「タローーー」と叫ぶ事で「ウルトラマンタロウ」に変身する。某チートライダーに名前が似ているが、関連性は今のところ確認されていない。
元は、世界中を旅していたボクサー志望の風来坊で、オイルドリンカーの攻撃を阻止した功績からZATに入隊するも、密輸された後河原に無造作に植えていたチグリスフラワーが怪獣化したアストロモンスに殺されてしまう。しかし、オイルドリンカー戦での勇気をウルトラの母に認められ、ウルトラマンタロウの命と合体する事で甦り、怪獣と戦う宿命を背負った。
ただし、後のシリーズでもお決まりとなるモロボシ・ダンのような、宇宙人であるが故の秘密や孤独を背負わねばならない、良くも悪くも時にシリアスな展開を抱え込みがちなタイプのウルトラマンではなく、あくまで光太郎としての人間体は世話焼きで人当たりよく振舞う人間としてのキャラクターが強調された明るい好青年として描かれている。日常生活や隊内での雰囲気などは、むしろかつての初代ウルトラマンにおけるハヤタに近いと言えなくもない。
責任感が強く、憎めない(憎まれない!?)性格をしているが、個人プレーに走りやすく、後先考えない事もある。しかし時には白鳥さおりをからかい、時には白鳥健一を励まし、時には自転車に乗れない子の後押しをしたり、時には喧嘩した兄弟の弟に兄の尊さを教える等、(当時の)現代気質な爽やかな青年である。
※光太郎がマフラーをしているのは、ウルトラマンAに篠田三郎氏が客演した際に、高峰圭二氏演じる北斗星司のマフラー姿をかっこいいと思った為である。(高峰圭二氏に確認をとった上で着用している)
※ウルトラバッジは当初は胸につける予定だったが、変身ポーズの都合で腕につけることになった。主題歌に「胸のバッジが輝いて~」と歌われているのは当初の設定の名残り。
■白鳥さおり(しらとり さおり) 演:あさかまゆみ(現:朝加真由美)(第1~16話)、小野恵子(第20話~)
19歳の女子大生で、父は船長の仕事でほとんど家にいないうえに母親もいない為、実質白鳥家の切り盛りを一人で行っているしっかり者。こちらもどんなときも不思議なことが起こりすぎるライダーに出てきそうな名前だが、今のところ関(ry
■白鳥健一(しらとり けんいち) 演:斎藤信也
明朗快活で向こう見ずな小学5年生。光太郎とタロウに憧れており、最終的には光太郎から教えられた強さと勇気を胸に強く生きていく決意をする。
ウルトラの母 | ||
身長 | 40メートル | 必殺技 |
体重 | 32000トン | マザー光線 |
年齢 | 14万歳 | 銀十字光線 |
飛行速度 | マッハ10 | マザーシャワー |
M78星雲光の国の赤十字的存在である銀十字軍の隊長。タロウの実母でもある。
エンペラ星人の大侵攻の際に「ウルトラの父」と出会い、終結後夫婦となって息子タロウとなるはずの命を東光太郎に与えた。
ライブキングにてこずる息子を手助けしたり、バードンに倒された息子を甦らせたりした。
第1話に登場した緑のおばさん(演:ペギー葉山)が、ウルトラの母ではないかとの説があるが、劇中では詳細には描かれていない。
また、同じシルバー族であると思われる「ウルトラの父」との間に、あきらかにレッド族のタロウが生まれている点については*お察し下さい* ・・・隔世遺伝って奴ですね。きっと。
ウルトラの父 | ||
身長 | 45メートル | 必殺技 |
体重 | 50000トン | クレセントショット |
年齢 | 16万歳 | ウルトラアレイ |
飛行速度 | マッハ15 | ウルトラクラウン |
怪獣軍団を操って光の国に侵攻したエンペラ星人を倒した英雄で、戦闘で負傷した際に「ウルトラの母」と出会い結ばれた。
ウルトラマンAでのヒッポリト星人戦等、やたら威厳があって強そうな見た目の割に実際の戦闘ではあまり活躍しているようには見えないが、本シリーズでは、モチロン戦やリンドン戦等で息子をたしなめたり、息子の不手際の処理をしたりしている。どこの世界の父親も子供に甘いって事か。
ZATとは、「ZARIBA of ALL TERRESTRIAL」の略で、ニューヨークの国連内に本部を持ち、フランス、南アフリカ、極東、アメリカ、北極、アルゼンチンの六ヶ国の支部と、ZAT第1ステーションらの宇宙基地を保有する防衛組織。ウルトラマンタロウと共に地球を守る為に戦う隊員達が所属している。ちなみにZARIBAという聴き慣れない言葉は、アフリカ北東の言葉で「集落を守る生け垣」という意味。つまりZATとは「全地球を守る防壁」という程度の意味であろうか。
主人公:東光太郎も所属する極東支部は、千代田区霞ヶ関1丁目1番地の地上数百メートルにある本部と地下部分で構成されており、本部は緊急時に離脱可能。基地自体に武装はされていないので緊急時にはホントに逃げる。
日本支部については、隊長の朝比奈勇太郎をはじめアットホームな雰囲気で、副隊長以外は基本的に緊張感が無く(副隊長もあくまで他の隊員に比べての話)、スカイホエールからコショウをばらまいたり、間違えて怪獣の虫歯をひっこぬいて大暴れさせてしまったり、バードンに大量のとりもちをぶちまけたり、スカイホエール内で醸造した酒をぶちまけたりといった愉快な作戦を行ったりする。歴代の防衛組織の中でも、スーパー戦隊シリーズで言うところのカーレンジャーな印象が強い。そのためかTACほどではないがコスモリキッドやムルロアやドロボン等を倒せるだけの高い戦闘能力を誇るにもかかわらず、それらが全く印象に残らない組織である。
ZAT隊員 | |
朝比奈勇太郎 演:名古屋章 |
デスクワーク中心でほとんど基地内にとどまっているZATの隊長。 「昨日カレー喰ったヤツは留守番だ」という、ZATを象徴する名言を残す。 |
荒垣修平 演:東野孝彦 |
ZATの初代副隊長にて実質的現場責任者。指揮官としての能力は高い。 たまにかわいいところも見せる。物語終盤宇宙ステーションに転任して姿を消す。 |
ニ谷一美 演:三谷昇 |
51話から登場した負けず嫌いで涙もろい新副隊長。 |
南原忠男 演:木村豊幸 |
九州男児で明るい性格のおっちょこちょい。所謂コメディリリーフその1。 愉快な実母がおり、51話では歴代隊員初の結婚をした幸せ者。 |
北島哲也 演:津村秀祐 |
情報分析のエキスパート。所謂コメディリリーフその2。 大の釣り好きで調査任務中でも釣りに興じてしまう。 |
西田次郎 演:三ツ木清隆 |
19歳の若手隊員で、後輩の光太郎に良い様に使われてしまう。 第8話から京都で白獅子仮面の撮影の為宇宙ステーションに転属する。 |
森山いずみ 演:松谷紀代子 |
ZAT極東支部の紅一点で普段は通信担当。シリーズ初のミニスカ隊員服を着る。 戦場にも赴き、戦闘機の操縦では撃墜されたことがない。 |
上野孝 演:西島昭彦 |
西田隊員の代わりにメンバーに入った18歳の新人。 明るい性格で任務を確実にこなす好青年。ムルロアを倒す際に大活躍した。 |
スカイホエール | 6人乗りの大型戦闘機。胴体にいろんな特殊装備を吊り下げて出撃することが多い。 |
コンドル1号 | 2人乗りの中型戦闘機。やはり翼に大きな穴が開いている。2号があるのかと思いきや1号しか登場しない。 |
スーパースワロー | 1人乗りの小型戦闘機。やたらに高速で宇宙にも行ける。出番は少なめ。 |
ドラゴン | 偵察用ジャイロプレーン。 |
ウルフ777 | 攻撃用特殊車両。 |
ラビットパンダ | 偵察用車両。 |
ペルミダーII世 | 科特隊の地底戦車ペルシダーの後継機な地底用ドリル戦車。 |
アイアンフィッシュ | 潜水艦。OP映像のみ登場。 |
アンドロメダ | 大型宇宙ロケット。OP映像のみ登場。 |
また、個人兵装としてZATガンが隊員に支給されている。
翼に穴が開いているという、飛行力学に喧嘩吹っかけてるとしか思えない造形の「コンドル1号」(1号のみ登場)や、どうみてもゾク車な「ウルフ777」そしてそれにプラモのジェットモグラを2個つけた「ペルミダーII世」と、個性的にも程があるデザインのZATの装備の中でも、ZATそのものというか、ある意味ウルトラマンタロウを象徴する車両が「ラビットパンダ」である。
うさぎ+パンダと言うあきらかにお子様狙いな名前の上に、赤くて丸い鼻がついた前部で、それまでの防衛隊車両がギリギリまもってきたラインをぶっちぎりで突き破った外観をしている「乗っていると恥ずかしい」車両である。
どんな展開の時でも登場するとほほえましくしてくれると言う点では、ウルトラマンタロウの作風にぴったりとも言えるのだが・・・
ウルトラマンタロウには、倒して倒しても再生する(ライブキング、デッパラス、リンドン)やゾフィー隊長を倒す程強力な怪獣が何匹か登場しているが、その他にも「最も怪獣を殺さなかったウルトラマン」である本作を象徴する様な愉快・痛快な怪獣が多数登場する。
※メフィラス星人の様に劣化版が登場した事もあるが。あとバルキー星人かわいそうです
※作中で語られるのみで登場しなかった最強宇宙人エンペラ星人は、ウルトラマンメビウスにて登場。
◆「ウルトラマンタロウに倒された怪獣」の代表的なものは以下の通り。
宇宙大怪獣アストロモンス | 東光太郎が密輸した花から現れた怪獣。NGワード:フシギバナ。 |
再生怪獣ライブキング | ウルトラ怪獣屈指の下品な声をしているが再生能力をもつ強敵。 |
蔦怪獣バサラ | 子供の亡骸の栄養分で成長し怪獣化した植物。本シリーズ欝回の敵その1。 |
閻魔怪獣エンマーゴ | 画像BBSによく貼られるタロウの生首の制作怪獣。要するに閻魔。 |
火山怪鳥バードン | ゾフィーをネタキャラにしてしまった、地球産では五指に入る強力な怪獣。 |
宇宙大怪獣ムルロア | 地球を闇に多い尽くし、視聴者に対してウルトラの国を開示させた。 |
極悪宇宙人テンペラー星人 | ウルトラ兄弟必殺光線でウルトラ六兄弟と戦った。 |
目潰し星人カタン星人 | 今作で唯一、タロウにウルトラダイナマイトを使わせた宇宙人。 |
猫舌星人グロスト | 宇宙人だが名前の後に星人とつかない。宇宙人だが外見は怪獣。宇宙人だが猫舌。 |
緑色宇宙人テロリスト星人 | ウ●コとぐろ状の頭部に、たくさん口がついた身体は一度見ると忘れない。 |
暴君怪獣タイラント | 一話で終わらせるにはもったいないくらい、ウルトラ怪獣のおいしいとこどりをした怪獣。 |
うろこ怪獣メモール | ドルズ星人に誘拐された少女が改造された姿。本シリーズ欝回の敵その2。 |
泥棒怪獣ドロボン | 帰ってきたウルトラマンからカラータイマーを盗んでぺったんこにした奴。 |
宇宙海人バルキー星人 | ウルトラマンタロウ最後の敵で、ウルトラマンレオの没デザインの流用。 |
区分 | 怨念の元 | 登場作品 | 特記 |
頭部 | 津波怪獣シーゴラス | 帰ってきたウルトラマン | 実は新マンは倒していない。 |
耳 | 異次元宇宙人イカルス星人 | ウルトラセブン | |
胴体 | 宇宙大怪獣ベムスター | 帰ってきたウルトラマン | 再生版がタロウにも登場 |
背中 | 液汁超獣ハンザギラン | ウルトラマンA | 実はAは倒していない。 |
両腕 | 殺し屋超獣バラバ | ウルトラマンA | 両腕が逆。 |
脚 | どくろ怪獣レッドキング | ウルトラマン | |
尻尾 | 大蟹超獣キングクラブ | ウルトラマンA |
◆「ウルトラマンタロウが倒してない怪獣」の代表的なものは以下の通り。
カンガルー怪獣パンドラ | お腹の袋で育てているチンペを殺されて暴れるが、タロウがチンペを復活さた。 |
臼怪獣モチロン | ウルトラマンタロウを代表する怪獣。手足を収納すると餅つきの臼になる。 |
食いしん坊怪獣モットクレロン | 野菜を食いまくって巨大化したが、タロウに塩漬けにされて小さくなった。 |
わんぱく宇宙人ピッコロ | ハレー彗星にのってやってきた傍迷惑な星の王子様で、ひと暴れして帰った。 |
酔っぱらい怪獣ベロン | 常時よっぱらっている。対峙したタロウは腕輪をバケツに変えて水をぶっかけた。 |
歌好き怪獣オルフィ | へそから楽譜を出して音楽を奏でる怪獣。演奏が上手くいかないといらつく。 |
球好き怪獣ガラキング | ボール状に丸まれるが、タロウのアタックサーブで宇宙に返された。 |
餅好き、野菜好き、酒好き、歌好き、球好きってところがウルトラマンタロウらしいと言える。
ウルトラマンタロウのTV本編以外の出演・客演については以下の通り。
2013年放送の「ウルトラマンギンガ」では、全てのウルトラ戦士及び怪獣がスパークドールズという人形にされた中で唯一意思を持つスパークドールズとして登場(声は石丸博也が担当)。主人公の礼堂ヒカルを導く役割を果たす。
しかし人形の姿のために戦う事が出来ず、しきりに「早く大きくなりたい!」と叫んだり落っことされたり吹き飛ばされたり鳥籠の中に閉じ込められたりとギャグキャラとして大活躍している。ある意味タロウという作品を象徴する扱いと言えるかもしれない。なおスパークドールズの状態でも瞬間移動やウルトラ念力は使える。
ダークルギエル戦で降星小学校の卒業生の力を得てついに巨大化。タロウの主題歌をバックにスワローキックやストリウム光線などで善戦し、絶体絶命のピンチに陥ったウルトラマンギンガを救った。最後の最後で実にオイシイ役目を果たしたのである。
余談だが主人公の相棒(?)というポジションからか、タロウのソフビ人形がやけに売れているらしい。
メイン | キャスト | ゲスト | キャスト |
東光太郎 | 篠田三郎 ※ウルトラマンタロウの声も担当 | ハヤタ | 黒部進 ※第33・34話 |
朝日奈勇太郎 | 名古屋章 ※第1~8・10・35・51・53話 | モロボシ・ダン | 森次晃嗣 ※第33・34話 |
荒垣修平 | 東野孝彦(東野英心) ※第50話まで | 郷秀樹 | 団次郎 ※第33・34・52話 |
二谷一美 | 三谷昇 ※第51~53話 | 北斗星司 | 高峰圭二 ※第33・34話 |
西田次郎 | 三ツ木清隆 ※第1~7・13話 | 南夕子 | 星光子 |
南原忠男 | 木村豊幸 | 白鳥潔 | 中村竹弥 |
北島哲也 | 津村秀祐 | 南原たか | 磯村千花子 |
上野孝 | 西島昭彦 ※第8~30・33~35話 | メフィラス星人の声 | 西川幾雄 |
森山いずみ | 松谷紀代子 | モチロンの声 | 渡部猛 |
白鳥さおり | あさかまゆみ(朝加真由美)(第1~16話)、小野恵子(第20話~) | テンペラー星人 | 丸山詠二 |
白鳥健一 | 斎藤信也 | ウルトラの父の声 | 鹿島信哉 |
緑のおばさん | ペギー葉山 | ウルトラの母の声 | ペギー葉山 |
スーツアクター | ウルトラマンタロウ:長沢寛 怪獣・宇宙人:河合徹、菱玉五郎 | ||
ナレーション | 瑳川哲朗(第1話~第50話)、名古屋章(第51~53話) |
プロデューサー | 熊谷健、橋本洋二(TBS) |
監督 | 真船禎、深沢清澄、高橋勝、筧正典前田勲、山本正孝、吉野安雄、岡村精、山際永三 |
脚本 | 田口成光、阿井文瓶、上原正三、佐々木守石堂淑朗、斉藤正夫、大原清秀(木戸愛楽、大原清) |
特技監督 | 高野宏一、佐川和夫、鈴木清、矢島信男、東條昭平、大木淳、山本正孝 川北紘一、山際永三、大平隆、小林正夫、深沢清澄、高橋勝 |
音楽 | 日暮雅信、冬木透 |
イラスト | 内山まもる |
製作 | 円谷プロダクション、TBS |
タイトル | 歌 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | |
主題歌 | ウルトラマンタロウ | 武村太郎 | 阿久悠 | 川口真 | 川口真 |
挿入歌 | ウルトラ六兄弟 | 武村太郎、少年少女合唱団みずうみ | 阿久悠 | 川口真 | 川口真 |
挿入歌 | ウルトラの母のバラード | 藤田淑子 | 田口成光 | 冬木透 | 冬木透 |
No. | 初回放映日 | サブタイトル | 登場怪獣 | ||
1 | 1973/4/6 | ウルトラの母は太陽のように | オイルドリンカー | アストロモンス | チグリスフラワー |
2 | 1973/4/13 | その時ウルトラの母は | コスモリキッド | ライブキング | |
3 | 1973/4/20 | ウルトラの母はいつまでも | コスモリキッド | ライブキング | |
4 | 1973/4/27 | 大海亀怪獣東京を襲う! | キングトータス | クイントータス | |
5 | 1973/5/4 | 親星子星一番星 | キングトータス | クイントータス | ミニトータス |
6 | 1973/5/11 | 宝石は怪獣の餌だ! | ジレンマ | ||
7 | 1973/5/18 | 天国と地獄 島が動いた! | ガンザ | タガール | |
8 | 1973/5/25 | 人喰い沼の人魂 | トンダイル | ||
9 | 1973/6/1 | 東京の崩れる日 | アリンドウ | ||
10 | 1973/6/8 | 牙の十字架は怪獣の墓場だ! | デッパラス | 再生デッパラス | |
11 | 1973/6/15 | 血を吸う花は少女の精 | バサラ | ||
12 | 1973/6/22 | 怪獣ひとり旅 | ボルケラー | ||
13 | 1973/6/29 | 怪獣の虫歯が痛い! | シェルター | ||
14 | 1973/7/6 | タロウの首がすっ飛んだ! | エンマーゴ | ||
15 | 1973/7/13 | 青い狐火の少女 | ミエゴン | ||
16 | 1973/7/20 | 怪獣の笛がなる | オカリヤン | ||
17 | 1973/7/27 | 2大怪獣タロウに迫る! | バードン | ケムジラ | |
18 | 1973/8/3 | ゾフィが死んだ! タロウも死んだ! | バードン | ケムジラ | |
19 | 1973/8/10 | ウルトラの母愛の奇跡 | バードン | ||
20 | 1973/8/17 | びっくり! 怪獣が降ってきた | フライングライドロン(親)/フライングライドロン(子) | ||
21 | 1973/8/24 | 東京ニュータウン沈没 | キングゼミラ | ||
22 | 1973/8/31 | 子連れ怪獣の怒り! | パンドラ | チンペ | |
23 | 1973/9/7 | やさしい怪獣お父さん! | ロードラ | ||
24 | 1973/9/14 | これがウルトラの国だ! | ムルロア | スペースモス | |
25 | 1973/9/21 | 燃えろ! ウルトラ6兄弟 | ムルロア | スペースモス | |
26 | 1973/9/28 | 僕にも怪獣は退治できる! | ムカデンダー | ||
27 | 1973/10/5 | 出た! メフィラス星人だ! | メフィラス星人(二代目) | マンダリン草 | |
28 | 1973/10/12 | 怪獣エレキング満月に吼える! | 再生エレキング | ||
29 | 1973/10/19 | ベムスター復活!タロウ絶体絶命! | 改造巨大ヤプール | 改造ベムスター | |
30 | 1973/10/26 | 逆襲! 怪獣軍団 | 改造巨大ヤプール/改造ベムスター/改造サボテンダー/改造ベロクロン二世 | ||
31 | 1973/11/2 | あぶない! 嘘つき毒きのこ | マシュラ | ||
32 | 1973/11/9 | 木枯らし怪獣! 風の又三郎 | グロン | ||
33 | 1973/11/16 | ウルトラの国大爆発5秒前! | テンペラー星人 | ||
34 | 1973/11/23 | ウルトラ6兄弟最後の日! | テンペラー星人 | ||
35 | 1973/11/30 | 必殺! タロウ怒りの一撃! | カタン星人 | ||
36 | 1973/12/7 | ひきょうもの! 花嫁は泣いた | グロスト | ||
37 | 1973/12/14 | 怪獣よ故郷へ帰れ | ヘルツ | メドウーサ星人 | |
38 | 1973/12/21 | ウルトラのクリスマスツリー | ミラクル星人 | テロリスト星人 | |
39 | 1973/12/28 | ウルトラ父子餅つき大作戦! | モチロン | ||
40 | 1974/1/4 | ウルトラ兄弟を超えてゆけ! | タイラント | 35大怪獣宇宙人 | |
41 | 1974/1/11 | 母の願い真冬の桜吹雪! | ゴンゴロス | ||
42 | 1974/1/18 | 幻の母は怪獣使い! | エレジア | アンドロイド聖子 | |
43 | 1974/1/25 | 怪獣を塩漬にしろ! | モットクレロン(幼獣)/モットクレロン(成獣) | ||
44 | 1974/2/1 | あっ! タロウが食べられる! | オニバンバ | きさらぎ星人 | |
45 | 1974/2/8 | 赤い靴はいてた… | メモール | ドルズ星人 | |
46 | 1974/2/15 | 白い兎は悪い奴! | ピッコロ | ||
47 | 1974/2/22 | 怪獣大将 | ゲラン | ゴルゴザウルスII世 | |
48 | 1974/3/1 | 怪獣ひなまつり | ベロン | ファイル星人 | |
49 | 1974/3/8 | 歌え! 怪獣ビッグマッチ | オルフィ | カーン星人 | |
50 | 1974/3/8 | 怪獣サインはV | ガラキング | ||
51 | 1974/3/22 | ウルトラの父と花嫁が来た! | リンドン | ||
52 | 1974/3/29 | ウルトラの命を盗め! | ドロボン | ||
53 | 1974/4/5 | さらばタロウよ! ウルトラの母よ! | サメクジラ | バルキー星人 |
掲示板
476 ななしのよっしん
2024/02/16(金) 11:55:48 ID: 42xYe06uOg
コミカルな作品だと聞いて見たんだけど怪獣による捕食シーンや怪奇現象の表現に異様に力が入ってて、次回作の序盤終盤ほどではないけどかなりホラー色が強い作品だって印象
バサラ回やメモール回がよくホラー回として話題に上がるけど、柴犬ポチを溶かして殺すジレンマ、大ダコ怪獣の右目を抉って殺すガンザ、自販機の取り出し口から蔦を伸ばして人々を襲うマンダリン草、団地中の人間がキノコ人間になって棒立ちになるマシュラ回とかかなり怖くて印象に残る
あとテロリスト星人の回に出てくる女の子が両親を失ったのがよりによってトータス親子の時だって知ってやりきれなくなった
もちろんトータス親子に同情すべき事情があるのはわかるし倒されずに宇宙で暮らすことになったと知った時は安心したんだけど、あの女の子にとっては両親が死んだ原因の怪獣が倒されずに宇宙で楽しく暮らしてることになるのがなぁ…
477 ななしのよっしん
2024/03/05(火) 10:40:48 ID: fS0wgGBTK/
セイウチみたいな風貌でケチャップだけ喰うような特徴的な怪獣ならまあ主演も記憶に残るわな
478 ななしのよっしん
2024/03/15(金) 20:02:25 ID: /KBrpRexYN
タロウは2期で唯一路線変更しなかったとよく言われるが、怪獣のテイストは中盤から大きく変わっていると思う
メフィラスから旧作怪獣や宇宙人が登場し始めて、エンタメ色が強くなっている
個人的には怪獣の怪奇性や恐さ、エグさを重点的に描いていた2クール目までの雰囲気が好き
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/10(木) 01:00
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