ウルトラマンヒカリとは、『ウルトラマンメビウス』に登場する蒼きウルトラ戦士である。CVは難波圭一。
スピンオフ作品『ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』(全3話)では、ヒカリが主人公として物語が描かれている。
CREW GUYSの前・隊長であったセリザワ・カズヤが変身する青色のウルトラマン。ナイトブレスにナイトブレードをINすることで変身する。ただし、『ウルトラマンメビウス』の最終章や以降のスピンオフ作品では、一時的にアイハラ・リュウと一体化することが基本になっている。
小学館の学年誌の設定にあったブルー族が円谷プロのM78シリーズの映像作品に登場するのは彼が初めてである。
当初はアーブギアと呼ばれる鎧を纏った「ハンターナイトツルギ」として登場し、ウルトラマンヒカリとしての正体が判明する前はウルトラマンタロウ説やゾフィー説など様々な憶測が行われていた。
ヒカリの名の由来は劇中ではアイハラ・リュウ曰く「(変身するときに)ピカッと光るから」という事になっているが、現実的にはフレッツ光を推進するスポンサーのNTTグループの意向だったともいわれる。当然のことながら『ザ☆ウルトラマン』の主人公ヒカリ超一郎や、『ウルトラマンダイナ』他に登場したマドカ・ダイゴの娘マドカ・ヒカリとは無関係である。
元々はM78星雲光の国の宇宙科学技術局(ウルトラマンジャックの父が長官を務める)に所属する科学者・研究者であった。年齢は22000歳でありゾフィーとウルトラマンの間である。
『ウルトラマン』最終話でゾフィーが持ってきたことで有名な、命の固形化技術を発明したのは彼である。ヒカリはこの発明により勲章としてスターマークが授けられ、宇宙科学技術局の次期長官に内定した。ちなみに、命を肉体に定着させる技術(リライブ光線など)はウルトラの母ら銀十字軍のメンバーが開発している。
しかし、この発明を聞きつけたバット星人が情報開示を求めてきたため、ヒカリたちはこれを断ったところ、バット星人らと光の国の間に戦争が勃発し、さらに地球にまで一人の戦士とゼットン二代目が派遣されるまでに至った(『帰ってきたウルトラマン』最終話。バット星人がウルトラマンジャックらを「裏切り者のウルトラ兄弟」と呼んだのはこのため)。
戦争は終結したものの、自分の発明した技術が戦争を引き起こし、あまつさえ地球にまで被害を及ぼしたことに責任を感じたヒカリはふさぎ込むようになり、自分はこの命の固形化技術を使わないことを心に誓い、長官の内定を辞して旅に出ることになる。その旅で美しい惑星アーブとその民に出会い癒され、このアーブを守る戦士となるためにウルトラマンキングと出会いナイトブレスを授かる。
だが、惑星アーブの民はボガールにより滅ぼされてしまう。ヒカリはアーブの民の予言通り勇者の鎧アーブギアを身にまとうが、ヒカリの心はアーブを滅ぼされた怒りに支配されていたため、アーブギアはむしろ復讐の鎧となってしまい、ハンターナイトツルギとなってボガールの行方を探し求めるようになった。
やがてボガールが地球にいることを突き止めたツルギは、ディノゾールとの戦いで命を失ったセリザワ・カズヤを発見し、地球上で自由に動ける体を得るため一体化する。そして復讐のため行動するが、ウルトラマンメビウスやアイハラ・リュウと交流することで徐々に心を開いていく、しかし元々戦士ではない彼の体には限界が来ていたため、ボガールモンスと化したボガールとの最終決戦で命を落とす。
その後ウルトラの母の助けを一度は断るものの、セリザワの心に触れたことで受け入れ、本来の姿を取り戻す。そして地球に戻り、リュウにより「ウルトラマンヒカリ」と命名された。それからしばらくの間は地球で行動するが、ゾフィーなどの提言を受け入れ地球の平和をメビウスとGUYSにまかせることにし、メビウスにナイトブレスを授けて光の国へ戻る。帰還の途中、ベムスターの襲撃を受け、ナイトブレスのないヒカリはピンチに陥るが、ゾフィーの支援を受けてこれを撃破し、宇宙警備隊の一員となった。
光の国でウルトラの母の治療を受けた後、地球に大いなる危機が迫っていることをゾフィーから聞いたヒカリは、改めて宇宙警備隊の隊員として地球に向かう。その途中、惑星アーブでメビウスに化けたババルウ星人の罠に陥るが、復活したアーブの民に心を押され、アーブギアを勇者の鎧として正しく使えるようになり、惑星アーブで一度は取り逃がすものの、地球でヒカリに化けたババルウ星人を撃破。ハンターナイトツルギ=悪のウルトラマンという汚名も晴らし、自分以外の青いウルトラマンが地球に来ても色眼鏡で見られないような道筋を立てることにも成功した。また、この時点でセリザワとかなり一体化していた。
大いなる危機=エンペラ星人の動向を探るため、メビウスにナイトブレスを授かったあとまた地球を離れるが、エンペラ星人との最終決戦でまた姿を現す。この決戦で力尽きヒカリとしてもセリザワとしても意識を失うが、その直前にリュウにナイトブレスを授ける。そしてリュウがヒカリに変身し、さらにメビウス・GUYSメンバーと一体化することでメビウスフェニックスブレイブとなり、最終決戦を打ち勝った。後のアーマードダークネスなどとの戦いでも地球に姿を現し、リュウと一時的に一体化している。
上述の経験から剣を使ったスマートな闘いを得意とする、光線技を駆使もしくは卓越した体術で相手を制圧するウルトラマンとしては稀有な戦士兼科学者という独特の存在感を持っている。
その後『ウルトラファイトビクトリー』でウルトラマンビクトリーに強化アイテムであるナイトティンバーを届け、『ウルトラマンジード』にて作中のキーアイテムであるウルトラカプセルが彼の作品(本編視聴者ならご存知の通り何者かによって盗まれている)そして、ウルトラマンゼロにもカプセルを託しウルトラマンゼロビヨンドに強化させるなど重要なキャラである。ちなみにジードのフォームチェンジでも彼の力を使ったアクロスマッシャーが存在する。
「ウルトラマンタイガ」では本編にこそ登場していないが同作の「超全集」にて、敵役であるトレギアの元上司であったことが判明。自身の発明品が悪用されている科学者としての苦悩やボガールとの対峙がトレギアの現状に影響を及ぼしてしまうという皮肉な経緯になっている。
メビウスでの客演からいつの間にやらメビウスより出番が多くなったのはウルトラ戦士では稀有な才能を持つ研究・科学者ポジション故か。
掲示板
148 ななしのよっしん
2022/01/22(土) 19:21:38 ID: oBJ+EqVOF4
マンやゾフィーに近い年齢設定にせず、メビウスの同年代か少し上くらいにしておけばよかった。若き天才みたいな。
ツルギ時代の言動がいくら鎧のせいとかあってもマンより歳上なのに未熟すぎてキツい。
149 ななしのよっしん
2022/08/13(土) 17:01:59 ID: EeG4umDkpQ
何気に人気高いよね、ウルトラショットでかなりの列作ったみたいだし
150 ななしのよっしん
2022/08/18(木) 21:20:19 ID: lpHe4xls1+
ヒカリとショット撮った
人気みたいだし来年はもっと登場増やして欲しい
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最終更新:2025/03/21(金) 20:00
最終更新:2025/03/21(金) 19:00
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