ウルトラマンUSA

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	ＵＳＡ

とは、円谷プロダクションとハンナ・バーベラ・プロダクションが製作したアニメ版ウルトラマンであり、M78星雲よりソーキン・モンスターと呼ばれる怪獣を追って地球に来た「ウルトラマンスコット」「ウルトラマンチャック」「ウルトラウーマンベス」の３人のウルトラ戦士の戦いを描いた作品である。

チャック「地球を救う為に派遣された」
スコット「ウルトラマン」

1987年に「ULTRAMAN THE ADVENTURE BEGINS」のタイトルで北米でTV放映され、日本では、1989年の「ウルトラマン大会（フェスティバル）」にて、「ウルトラマン」第20話「恐怖のルート87」や「ウルトラマンA」第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」と共に東宝系で上映された。

概要

アメリカでのTVシリーズ化を見越して製作された所謂パイロットフィルムにあたる作品で、「ザ☆ウルトラマン」「ウルトラマンキッズ」に続くアニメ版ウルトラマンであり、怪獣と戦うウルトラ作品としては、「ザ☆ウルトラマン」以来10年ぶりに製作されたアニメ版ウルトラマンである。

※残念ながらアメリカでのシリーズ化は実現しなかった。

また、ウルトラマンレオ以来の「最初から複数のウルトラ戦士が登場する」作品であり、史上初の戦闘を主目的とする女性のウルトラ戦士が登場した作品でもある。

※ウルトラの母やユリアンは、戦闘を行えるが基本的には戦闘しない立ち居地のキャラであり、本作に登場するウルトラウーマンベスが初の戦闘をメインとする女性ウルトラ戦士である。

日本市場では、男子児童向けに女性キャラは受けない事からスポンサー的に女性ウルトラ戦士は敬遠されがちだが、本作ではスーパー戦隊シリーズにも機会均等を盛り込むアメリカ市場を反映してなのか、円谷皐の提案により男女3人のチームとなっている。

※お国柄の違いによるエピソードとしては、最初にハンナ・バーベラがデザインしたウルトラ戦士は、「マントをつけていないと空が飛べないから」と言う理由でマントを装備していたとの事。アメコミヒーローにはマント無しでも飛べる人はいるんですけどね・・・まぁ始祖（スーパーマン）は偉大だということで。

日本の円谷プロダクションと、アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションによる作品だが、実製作は日本の葦プロダクション（現：プロダクションリード）が行っている。

パイロット版ということで、戦闘に次ぐ戦闘で、イベントらしいものをこなしたのは３人の中でもスコット一人ぐらいなうえ、主役３人のうちの唯一の女性ベスはヒロイン扱いはされない（戦士として描くならある意味正しいが）といった点で薄っぺらさが目に付く内容なうえ、キャラクターデザインがアメリカ担当の為、人物が登場しているシーンは一見アメリカ製アニメにも見えて敬遠されがちなところもあるが、三人のウルトラ戦士の戦闘シーンは、「マシンロボ クロノスの大逆襲」に見られる逆三角形のボディをしたウルトラマンや、モデル体型のウルトラウーマンがダイナミックな戦闘を繰り広げている。 

あらすじ

M78星雲にある惑星ソーキンの爆発により、地球にソーキン・モンスターと呼ばれる怪獣達が、隕石と共に飛来した。

アメリカ空軍のアクロバットチーム「フライングエンジェルス」に所属する、「スコット・マスターソン」「チャック・ギャビン」「ベス・オブライエン」の三人は、アクロバットショーの最中に不思議な光と接触し、直後に発生した墜落事故から無傷で帰還する。

強制的に休暇をとらされた三人は、ウォルター・フリーマンからの電報でゴルフ場へと呼び出され、３人がM78星雲からやってきたウルトラ戦士と一心同体となった事を教えられ、３人は地球を守る為にウルトラフォースの一員となった。

次々と出現するソーキン・モンスターに対して、戦闘機「ウルトラジェット」で対抗した３人だったが、怪獣にてこずって危機に陥った瞬間、ウルトラ戦士へと変身を遂げたのだった。

ウルトラ戦士

「ウルトラマンUSA」に登場するウルトラ戦士は、M78星雲にあるソーキン星の爆発によって地球へと飛来したソーキン・モンスターと戦う為に、M78星雲光の国より派遣された三人の戦士と、アメリカ空軍のアクロバットチーム「フライングエンジェルス」に所属する三人のパイロット達が一心同体となり、ウルトラフォースに所属してソーキン・モンスターと戦う者達である。

※三人の組み合わせは以下の通り

• スコット・マスターソン → ウルトラマンスコット
• チャック・ギャビン → ウルトラマンチャック
• ベス・オブライエン → ウルトラウーマンベス

変身の際は、「帰ってきたウルトラマン」同様、特に専用のアイテムを使用せず、スコット達の目が光る事から変身が始まる。無論、変身用のポーズも特に無い。

また「ザ☆ウルトラマン」同様、スケールが実写よりも大きめになっており、ウルトラ戦士達ですでに80メートル級の巨体で、ソーキン・モンスターにいたっては、例外を除いて100メートル級がデフォとなっている。＼でけえ／

スコット・マスターソン（Scott Masterson） CV：古谷徹（CV：Michael Lembeck）

「ウルトラマンUSA」に登場するウルトラ戦士に変身する人間の一人で、米空軍での階級は大尉。 チャックやベスとトリオを組むフライングエンジェルスでも主役ポジションを務めている。 ソーキン・モンスター出現時には、一人で１体の敵を任せられる程チャックからは認められている。 口が軽い所謂「アメリカの青年」な人物で、一目見て気に入ったスーザンを口説こうと、研究所の前で待っていたり、ウルトラマンであることを明かしたりしている。 最終的にはスーザンと良い仲になり、ウルトラシリーズでも珍しいキスシーンを演じた。

ウルトラマンスコット（Ultraman Scott）

身長：82メートル 体重：64000トン 年齢：12000歳 飛行速度：マッハ24 ソーキン・モンスターを追ってM78星雲から地球へと派遣されたウルトラ戦士の一人で、スコット・マスターソンと一心同体となった。 胸にカラータイマーを装備していない為、エネルギー減少時にはウルトラセブン同様に額のビームランプが青から赤へと点滅する。 スコット・マスターソンの性格なのか、アメリカ人の典型的な戦い方なのか、相手を投げたり組みつくといったパワー重視の戦い方をするほか、イールに対して、光弾技→切断技→光線技と情け容赦ない三連コンボを決めて切断した敵を完全に消滅させる等、荒っぽい戦い方をする。 ウルトラマンスコットの必殺技 グラニウム光線 両手で十字を組んで放つ必殺光線。 ウルトラ・エナジー・ボール 腰のバックルから放つエネルギー弾。 ウルトラスライサー 所謂「八つ裂き後輪」。

チャック・ギャビン（Chuck Gavin） CV：小川真司（CV：Chad Everett）

「ウルトラマンUSA」に登場するウルトラ戦士に変身する人間の一人で、米空軍での階級は大尉。 フライングエンジェルスの三人の中でも最年長で視野が広く、冷静に指示を出すリーダー格を務める。 最初のソーキン・モンスターとの戦いで唯一変身しなかったが、ズーン戦で変身した際には、ズーンが人間に危害を加えない事を理解して、別の惑星へ送りだしている。 ウルトラマンチャックと違ってヒゲははやしていない。

ウルトラマンチャック（Ultraman Chuck）

身長：79メートル 体重：68000トン 年齢：14000歳 飛行速度：マッハ22 ソーキン・モンスターを追ってM78星雲から地球へと派遣されたウルトラ戦士の一人で、チャック・ギャビンと一心同体となった。 最初の戦いでは一人だけ登場しなかったが、ズーンとの戦いで初登場した際は、変身するチャックの判断力もあり、ズーンを他の惑星に逃がす活躍をした。 スコットやベスと異なり、モミアゲからアゴそして鼻の下までヒゲが生えている。 三人の中では唯一胸に☆型のカラータイマーの様なものがついているが、エネルギーがピンチの時は額のブームランプが青から赤へと点滅する。 必殺技のウルトラ・バブル・ビームは、一度捕まえると抜群のバリア性能を発揮する技で、ズーンの捕獲や別の惑星への移動に使用したり、キングマイラを太陽に送って「汚物は消毒だ」した際にもこの技で動きを封じている。 ウルトラマンスコットより3メートル低いのに、4000トン重い。筋肉質？隠れMTB？ ウルトラマンチャックの必殺技 グラニウム光線 両手で十字を組んで放つ必殺光線。劇中、単体では使用していない。 ウルトラ・バブル・ビーム 両手の先から出すシールドビームで敵を光の球に包む。

ベス・オブライエン（Beth O'Brien） CV：鶴ひろみ（CV：Adrienne Barbeau）

「ウルトラマンUSA」に登場するウルトラ戦士に変身する人間の一人で、米空軍での階級は中尉。 ウルトラシリーズの女性キャラにありがちなサポート役かと思いきや、チャックをさしおいて敵に攻撃を仕掛ける（結果捕まる）等、軍のパイロットにまでになっただけでの人物であるところ見せる。 残念ながら本作のヒロインはスーザン博士だった為、初の武闘派女性ウルトラ戦士に変身する人物というだけに近い存在になってしまっている。

ウルトラウーマンベス（Ultrawoman Beth）

身長：76メートル 体重：54000トン 年齢：10000歳 飛行速度：マッハ23 ソーキン・モンスターを追ってM78星雲から地球へと派遣されたウルトラ戦士の一人で、ベス・オブライエンと一心同体となった。 ウルトラシリーズ史上初の武闘派の女性ウルトラ戦士であり、ウルトラマンタロウの危機に共闘したウルトラの母や、ウルトラマン80の危機に共闘したユリアンといった本来は戦闘しない女性陣と異なり、最初から戦う事を目的に地球にやってきた稀有な存在である。また実際にソーキン・モンスターを倒しており、サポート役ではない主戦力たる戦士でもある。 アニメ作品だからということもあるが、腰がキュっとしまったモデル体型をしている。胸はウルトラの母に比べると小さいがかたちは良い。子持ちの爆乳と比べても意味ないしね 数珠パールのネックレス状のものをつけているが、エネルギーが減少した際は、額のビームランプが青から赤へと点滅する。 必殺技のウルトラスパウトは、水は吸い上げて発射する技だが、グリンショックスを倒した他、キングマイラの捜索にも使用した。 ※某映画ではウルトラマンパワードに誤射されてしまった。 ウルトラマンスコットの必殺技 グラニウム光線 両手で十字を組んで放つ必殺光線。劇中、単体では使用していない。 ウルトラスパウト 所謂「ウルトラ水流」。水を吸い上げて噴射する。

ウルトラマンスコット・ウルトラマンチャック・ウルトラウーマンベスの共通必殺技である「グラニウム光線」を３人同時に使用すると破壊力の増した「ウルトラシンクロビーム」となるが、キングマイラを倒すには到らなかった。

また、キングマイラを太陽に突き落として「汚物は消毒だ」した時の３人で行った打撃技は、「トリプルパワー」と言う名前がついている。 

ウルトラフォース

ウォルター・フリーマンが組織した防衛組織が「ウルトラフォース」であり、スカウトされたスコット・チャック・ベスの三人も所属している。ジョージア・ナショナル・ゴルフクラブの地下に本部を、アメリカの四人の歴代大統領の巨大な顔が彫られたラシュモア山にマザーシップの格納庫がある。

※スコット達をサポートする三体のロボットの名前の頭文字を合わせると「USA」になる。

ウォルター・フリーマン　CV：宮内幸平 ウルトラフォースを組織した、太り気味の体型に白髪と白ヒゲを蓄えたメガネの老人。 普段はジョージア・ナショナル・ゴルフクラブのグリーンキーパーをしている。 クーパー将軍から強制的に休暇をとらされたスコット達を電報でゴルフクラブに集めた。 スコット達を地下基地へと連れてくると突然好々爺の顔を捨て去り、マジ顔でスコット達にウルトラの星から来た生命体が宿っている事を教えた。

[U]ユリシーズ（Ulysses）　CV：田の中勇 ラシュモア山の格納庫でスコット達をまっていたロボットのうちの1体。 細身で長身のロボットだが、サムソンと張り合っており、スコット達との初対面時にもそれを隠さなかった。 本来の名は「コンボットMF842号」だが呼びづらいのでスコットからユリシーズと名付けられた。 自称「レーザー兵器のプロフェッショナル」。 ちなみに、日本版の声を担当した田の中勇の持ち役「目玉おやじ」と同じ一つ目である。 [S]サムソン（Samson）　CV：大竹宏 ラシュモア山の格納庫でスコット達をまっていたロボットのうちの1体。 太めでがっしりした体型のロボットだが、ユリシーズと張り合っており、スコット達との初対面時にもそれを隠さなかった。 本来の名は「コンボットBA666号」だが呼びづらいのでスコットからサムソンと名付けられた。 自称「武装システムのオーソリティ」。 [A]アンディ（Andy）　CV：山田恭子 ラシュモア山の格納庫でスコット達をまっていたロボットのうちの1体。 身体が小さく、声も子供の様な甲高い音を発する。 本来の名は「ユーキロイドZQ14582号」だが呼びづらいのでベスからアンディと名付けられた。 自称「トランスポーテーションシステムの専門家」。 マザーシップの操縦を担当し、三体のうちでは一番良く働く。

ソーキン・モンスター出現時には、母艦「マザーシップ」で出撃し、スコットら三人は「ウルトラジェット」を駆る。

マザーシップ ウルトラフォースの戦闘母艦で、ウルトラジェット3機を搭載している。 イームの電撃に苦しめられていたウルトラマンスコットを救うべく、盾となって電撃に突撃させられたりするが、太陽光を集めて瀕死のウルトラ戦士達を蘇らせるというおいしい機能も搭載している。 またウルトラ戦士達を乗せて大気圏外に運ぶことも出来る。

ウルトラジェット スコット・チャック・ベスが乗り込む戦闘機。 標準装備はミサイルとレーザー。 ウルトラシリーズの変身する人物がのる機体の例に漏れず、溶解液で溶かされたり、武装が歯が立たないといった弱さを露呈する。 しかし「帰ってきたウルトラマン」方式で変身する三人にとっては、「危険に陥る事で変身するきっかけをつくる」と言う大事な役目がある。

その他登場人物

スーザン・ランド　CV：吉田理保子 異星生物研究所「Federation for Extraterrestrial Research(F.E.R. Labs)」に所属する女性の学者。 ガルバラード／イームとの戦いを終えたスコットの前に現れ、異星生物研究の邪魔をしたと空気読めない発現をしたが、逆にスコットが気に入ってしまった。 研究所の前で口説こうと待っていたスコットと再会した際は、スコットから異星生物が攻撃してきたらどうするつもりかと問われたが、「異星生物と接触する事に興味を感じないの」と言い、スコットを絶句させた。 本当に空気が読めないのかと思いきや、実はウルトラマンがソーキン・モンスターを倒した意図を理解していた。（ここらへんはアメリカのＴＶドラマ的な展開と言える部分である） ズーンが出現した際は、身の危険を顧みずに現場に現れてズーンの保護を訴え、願いを聞き入れたウルトラマンチャックによりズーンは別の惑星へと送られた。 生物反応を検地した隕石からキングマイラを復活させ、小悪魔的な外見に対する危険よりも接触をとろうとした為キングマイラの本性に気づけず巨大化させてしまい、電撃を浴びせる装置で対抗したが、出力が足りずスコット達に救出された。 キングマイラが倒された後は、スコットと親密な仲になり、ウルトラシリーズでも珍しいキスシーンを演じた。

フィルビー博士　CV：田中康郎／マーク・ワトキンス　CV：塩沢兼人 スーザンの異星生物研究所「Federation for Extraterrestrial Research(F.E.R. Labs)」での同僚。 生命力を検出した隕石をあの手この手で解析してキングマイラを復活させた後、過酷な実験を行った。 スーザンによりキングマイラの実験が中止されると、キングマイラの巨大化のあおりをくって研究所が破壊されてしまった。

クーパー将軍　CV：青野武 スコット・チャック・ベスの上官。 墜落事故から無傷で生還した三人を問い詰め、自分達も状況が飲み込めないスコット達の的を得ない報告に対し、地上勤務を命じ、フライングエンジェルスの活動を一時中止させた。 空を飛べない事に嘆く三人に対して休暇をとるように命じた。

ソーキン・モンスター

M78星雲にある惑星ソーキンの爆発により地球に飛来した怪獣達のことで、英語では「The Sorkin Monsters」と記述する。

植物怪獣「グリンショックス（Greenshocks）」 身長：100メートル／体重：30000トン M78星雲ソーキン星の爆発により、アメリカのルイジアナ州に墜落・出現したソーキン・モンスター。 植物怪獣の通称の通り、植物の蔓状の触手を複数操り、頭部の花弁には溶解液が溜まっている。 ニューオリンズへと進撃中にウルトラフォースと交戦した。 ガルバラードの出現によりスコットがサンフランシスコへ向うと、チャックとベスと戦った。 ベスの機体を捕獲して溶解液で溶かした際に、ベスがウルトラウーマンベスに変身した。 海水が弱点だとしてベスが海中へと引きずり込むも、地上に残した触手から再生した。 ウルトラウーマンベスと海辺で戦い、ウルトラスパウトで海水を浴びせられて溶けてしまった。

電磁怪獣「ガルバラード（Galbalard）」／電磁球獣「イーム（Im）」 身長91.44メートル／体重91000トン（※イーム時は身長152.4メートル／体重27000トン） サンフランシスコに出現したソーキン・モンスター。 本体は電磁球獣「イーム」で、飛来した際の隕石の破片を装甲の様に纏っていた。 ガルバラードの武器は、両肩の角や尾から放つ電撃や怪力を利したぶちかまし等。 駆けつけたスコットが変身したウルトラマンスコットと戦ったが、スコットとがっぷり四つに組んだ際に持ち上げられ、そのまま発電所に投げつけられて正体を現した。 ガルバラードから出現したイームは、発現所の電気を吸収した電撃でスコットを苦しめたが、アンディらが電撃に突撃することでスコットへのダメージを遮断した際に、ウルトラ・エナジー・ボール→ウルトラスライサー→グラニウム光線の三連コンボを喰らい、切断された上の光線技で塵一つ残さず消滅した。

ひょうきん子怪獣「ズーン（Zoon）」 身長：35.05メートル／体重：35000トン ユタ州に出現した、ピザな身体にとぼけた顔をしたソーキン・モンスターで、米軍の攻撃に対して背中向けて丸くなるほどの臆病者。 地球では重力バランスが異なるのか転びまくっていた。もっとも元からそういう可能性もあるが・・・ ズーンが人間に危害を加えなかった事とスーザンの願いもあり、ウルトラマンチャックのウルトラ・バブル・ビームにより保護されアンドロメダ星雲M11惑星に送られた。

超変身怪獣「キングマイラ（King Maira）」 身長／体重共に無限に成長する。 F.E.R.Labsに回収され、スーザンの手により隕石から出現した。 当初はウサギの様な小さな怪物で、フィルビー博士による過酷な実験を受けさせられていたが、可愛そうだと感じたスーザンにより保護され、ウィロンと名付けられた。 しかしその身体は90分ごとに2倍に成長するという凶悪な能力を秘めており、またスーザンに対しては隠していたが、本来はとても凶暴なソーキン・モンスターである。 スーザンが目を離したすきに巨大化し始め、駆けつけたスコット達３人全員がウルトラマンとなって戦ったが、火炎攻撃やテレポート攻撃により、ウルトラマン３人を一時撤退させる強さを見せた。 スコット達と再戦した際には、チャックのウルトラ・バブル・ビームに閉じ込められた上、宇宙空間にはこばれて、太陽に投げ込まれて「汚物は消毒だ」されてしまった。

キャスト

ウルトラマン スコット・マスターソン（Scott Masterson）／ウルトラマンスコット（Ultraman Scott） CV：古谷徹／CV：Michael Lembeck チャック・ギャビン（Chuck Gavin）／ウルトラマンチャック（Ultraman Chuck） CV：小川真司／CV：Chad Everett ベス・オブライエン（Beth O'Brien）／ウルトラウーマンベス（Ultrawoman Beth） CV：鶴ひろみ／CV：Adrienne Barbeau
ウルトラフォース ウォルター・フリーマン CV：宮内幸平 ユリシーズ（Ulysses） CV：田の中勇 サムソン（Samson） CV：大竹宏 アンディ（Andy） CV：山田恭子	スーザン・ランド CV：吉田理保子 フィルビー博士 CV：田中康郎 マーク・ワトキンス CV：塩沢兼人 クーパー将軍 CV：青野武 ボーディンガー大佐 CV：佐藤正治	（役名表記無し） 平野正人 佐藤浩之 塩屋浩三 戸谷公次 矢田耕司 田中和実

 スタッフ

製作	円谷プロダクション
原案	円谷皐
エグゼクティブ・プロデューサー	円谷皐、ウイリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラ
監督	日下部光雄
脚本	ジョン・エリック・シーワード
音楽	風戸慎介
キャラクターデザイン	飯村一夫
ヒーローデザイン	吉田等
メカニックデザイン	佐藤智彦
モンスターデザイン	雨宮慶太、村山寛貢、杉浦千里
タイトル・ロゴデザイン	吉田等
作画監督	飯村一夫、鶴山修、工藤柾輝、羽原信義
絵コンテ	奥田誠治、長尾粛、日下部光雄、大庭寿太郎
監督助手	根岸弘、大庭寿太郎
美術監督	古谷彰
背景	スタジオ・ユニ、クローバー
原画	松尾慎、羽原信義、西沢晋、田中保 伊藤浩司、林隆文、高見明男、河野悦隆 増田恵子、小川浩司、竹内美智子、尾関和彦 村田美樹子、谷沢泰史、伊藤久美子、華房泰堂
動画	西宮規子、鈴木辰也、栗原早苗、宮麻美子 島袋美由紀、大野香織、伊良波淳子、室井冨美枝 村山晴美、山岡信一、本橋ひろみ、山下敏也
動画協力	スタジオ・コックピット、スタジオ・サムタック
動画チェック	佐藤多恵子、村田明子、前田明寿
色彩	若井喜治、小針裕子
色彩検査	一瀬美代子、田村至子
アシスタント	原明美、佐藤和子、岡久美子
仕上	高山直美、祝嶺みどり、諸見里浩子、松原すみ子 伊敷千恵子、比嘉郁子、松長清子、垣花ひとみ 渡嘉敷安子、神谷ゆう子、神谷美江、新垣るみ子 金城秀美、大城光江、宮良文子、上原ひとみ 儀間利恵子、森田まゆみ、金城浩美、我那覇元子 新垣幸恵、宣保律子、スタジオGOODS、スタジオ・トイズ
特殊効果	スタジオ・マリックス
撮影監督	森田俊昭
撮影	鳥越一志、杉山幸夫、トランスアーツ、ACC
タイトル	マキ・プロ
編集	正木直幸
編集助手	古橋宏
音響監督	松浦典良
音響監督補	渡辺淳
音楽制作	日本コロムビア
エンジニア	飯田馨、時枝一博
アシスタント・エンジニア	飯野和義、桧和芳、長谷川文雄
ディレクター	小暮一雄
プロデューサー	木村英俊

ハンナ・バーベラ・プロダクションスタッフ

クリエイティブ・プロデューサー	ジェフ・シーガル、ケリー・ワード
スーパーバイジング・ディレクター	レイ・パターソン
プロダクションスーパーバイザー	ケン・ミムラ
クリエイティブ・デザイン	イワオ・タカモト
キー・キャラクター・デザイン	フローロ・デリー
キー・バックグラウンド・スーパーバイザー	アル・グーア
編集スーパーバイザー	ラリー・コーワン
エグゼクティブ製作担当	ジェーン・バーベラ
プロダクション・アシスタント	ブレンダ・リース、エリック・ワイルド ジョン・ロイ、ドロレス・ソマー
エグゼクティブ・コーディネーター	宇川清隆
アソシエート・プロデューサー	玉川静
提携	講談社 日本コロムビア バンダイ ハンナ・バーバラ・プロダクション 円谷プロダクション

日本語版製作

演出	松川陸
録音	大塚晴寿、小原吉男、成田一明
効果	神保大介、佐藤寛一（スワラプロ）
録音スタジオ	整音スタジオ
現像	東京現像所
制作担当	滝沢昭夫、渡辺正、下地志直
プロダクション・アシスタント	中村禎、青柳和彦
テクニカル・プロデューサー	梅原勝、小林正典
協力	スタジオ・ザイン、葦プロダクション、龍プロダクション
制作プロデューサー	尾崎正善、江藤直行

主題歌

主題歌	歌	作詞	作曲	編曲
「時の中を走りぬけて」	石原慎一 こおろぎ'73	阿久悠	都倉俊一	風戸慎介
挿入歌	歌	作詞	作曲	編曲
「スカイ・ハイ・ヒーロー」	石原慎一 こおろぎ'73	竜真知子	都倉俊一	風戸慎介

客演

ウルトラマンスコット・ウルトラマンチャック・ウルトラウーマンベスの三人は、M78星雲出身のウルトラマンの為、「新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE」や「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」等に実写で出演している。

その後はしばらく客演の機会が無かったが、『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』のトレーラーPVにて登場が決定し、当時のファンを驚かせた。前作の『大いなる陰謀』におけるウルトラマンジョーニアス同様、アニメ版準拠のカラーリングによる新造スーツでの登場となる。

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

ウルトラマンスコット ウルトラマンチャック ウルトラウーマンベス 北米版ウルトラマン ウルトラシリーズ 円谷プロダクション ハンナ・バーベラ・プロダクション 葦プロダクション プロダクション リード アニメ作品一覧

古谷徹 小川真司 鶴ひろみ 宮内幸平 田の中勇 大竹宏 山田恭子 吉田理保子

田中康郎 塩沢兼人 青野武 佐藤正治 平野正人 佐藤浩之 塩屋浩三 戸谷公次 矢田耕司 田中和実

円谷皐 風戸慎介 雨宮慶太 羽原信義 奥田誠治 石原慎一

関連リンク

• 円谷プロダクション
• Wikipedia(en)「Ultraman: The Adventure Begins」