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エイシンプレストン

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エイシンプレストンとは、1997年生まれの元JRA所属の競走馬・元種牡馬である。
香港国際競走GIを3勝し、「香港魔王」の称で人気となった。

な勝ち
1999年:朝日杯3歳ステークス(GI)
2000年:ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(GII)、アーリントンカップ(GIII)
2001年:香港マイル(HNKG1)、毎日王冠(GII)、北九州記念(GIII)
2002年:クイーンエリザベス2世カップ(HNKG1)
2003年:クイーンエリザベス2世カップ(HNKG1)

概要

Green Dancer :Warranty Applied Monteverdiという血統の外国産馬。血統的にはやや古臭くマイナーな感じを受ける構成である。の孫のスーパークリークが走っていたのすらこのデビューするより10年も前の話である。


デビュー二戦で勝ち上がると三戦朝日杯三歳ステークスに挑戦。一番人気所属レジェンドハンター仕掛けからり込むところをきっちり差し切りGI初制覇を達成。この勝利は所属していた北橋修二厩舎にとっても初G1勝利となった。

翌年はきさらぎ賞こそ惨敗したが重賞を連勝しNHKマイルカップを本命として迎える…はずだったが骨折が発覚し休養に入った。
幸いにも軽度の骨折には復帰できたものの、ここから泥沼の8連敗を喫する。ダートに挑戦して惨敗、1400mに挑戦し惜敗、得意のマイルでも2着まで…と、朝日杯勝ちによくある枯れなのでは?という疑惑が浮上したが
米子ステークス北九州記念(当時1800m)を連勝、関屋記念3着を挟み迎えた毎日王冠をこれまた快勝し復活して迎えたマイルチャンピオンシップではゼンノエルシドに屈したものの2着に入る。

そして、前走の結果から香港マイルに追加招待を受け受諾、初の海外遠征にして後の安住の地となるシャティン競馬場へと向かった。 
追加招待ということもあり6番人気人気こそなかったが、大外から一気に突き抜け2着に3身1/4差をつける大楽勝でGI2勝を挙げた。この2001年香港国際競走デーは日本が大暴れしたことであまりに有名だが
最も鮮やかに勝ったのはエイシンプレストンの香港マイルである。どうしてもステゴドラマデジタル変態っぷりに隠れがちだが。  
翌年は中山記念から始動するも5着、続くレース香港際競争クイーンエリザベス2世カップへ遠征。2000mがどうかと思われたがあっさりし快勝。アグネスデジタルワンツーフィニッシュを決めた。
しかし内では5着、2着、8着、2着と勝ち切れず、活路を見出すべく三度香港、今度は香港カップへ向かったが香港勢や欧州勢も今回は彼のポテンシャルを最大限に警しており、マークに遭い伸びあぐねて5着に終わる。 

翌年は賞金的に使えるレースがないという理由でフェブラリーステークスに出走したがゴールドアリュールから6.2離される大惨敗を喫し、ダートがまるでダメであることを再び示してしまった。
次走には連覇をクイーンエリザベス2世カップへ向かうと発表された。時折しもSARS騒動で香港へは行きづらい情勢となっていたが、なんとか出発リミットまでに危険度が下がり出事出走し見事に連覇を達成した。
2003年はこれがハイライトとなり、 以後は大した見せ場もなく負け続け、年末の香港カップファルブラヴの7着に敗れ引退した。
余談だがデビュー以来すべてのレース福永祐一が騎乗した。プレストンデビュー時まだ若く未熟だった福永にとってもプレストンとのコンビで学んだことはきっと多いはずである。 

2004年より種牡馬入りしたが、1972年生まれのニジンスキー種牡馬という古臭い血統な上牝系も強調材料に乏しく、さらに産駒の出来も芳しくなく苦戦、種牡馬場をすぐに出ていくハメになった。香港での実績が高かったため、香港馬主からも産駒の出来は注を集めていたが、イマイチだったため購入オファーは来なかった。
オーナーの所有する栄進牧場で細々と種牡馬業をしつつ々自適に暮らしていたが、2019年種牡馬引退引退繋養展示事業の対となり、栄進牧場で引き続き余生を過ごす。 種牡馬期間に生産して血統登録に至った頭数は87頭(うち80頭が出走。なお、生産頭数は89、種付け総数は132)。2021年11月時点で現役の競走馬は、佐賀競馬で走っているエイシンベルタス(2018)のみである(後継種牡馬は0、繁殖牝馬になった産駒はいる)。代表産駒ケンブリッジエル(2006・要勝勝浦特別(3歳以上1000万下)で準オープン止まり)であった。

血統表

Green Dancer
1972 鹿毛
Nijinsky II
1967 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Flaming Page Bull Page
Flaring Top
Green Valley
1967 黒鹿毛
Val de Loir Vieux Manoir
Vali
Sly Pola Spy Song
Ampola
Warranty Applied
1986 栗毛
FNo.3
Monteverdi
1977 栗毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Janina Match
Jennifer
Implied Warranty
1979 栗毛
Blood Royal Ribot
Natashka
Garden Fresh Better Self
Rosy Fingered
競走馬の4代血統表

クロスNorthern Dancer 3×4(18.75%)

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最終更新:2024/03/29(金) 06:00

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