エスキモー語とは、エスキモー・アレウト語族に属する、イヌイットをはじめとしたエスキモーが使用する言語である。
雪を表す言葉が多いことがやたらと引用されているが、これはちょっと尾ひれがつきすぎた「神話」に近いものである。
グリーンランドからカナダ、アラスカ、ロシアのシベリア極東にわたって話されている言語。勘違いされがちだがエスキモーという呼称をやめてイヌイットという呼び方に変えてほしいというのはカナダの同語族のみであり、それ以外の地域も含めた総称としてはエスキモーと呼ばざるを得ない…というか実際呼ばれている。
エスキモー語に属する言語としてはグリーンランド語、イヌイット語/イヌピア語、アラスカ・ユピック語、アルーテック語、シベリア・ユピック語、ナウカン・ユピック語、†シレニキ語といった言語である。
言語によってばらばらであり、カナダのイヌイットはクリー文字から発展した音節文字を、グリーンランド、アラスカではラテン文字を、ロシアではキリル文字を使っている。
語より小さい意味の単位を組み合わせて語を作っていく複統合性の高い言語であり、また主格と対格ではなく他動詞の主語を表す能格と自動詞の主語と他動詞の目的語を表す絶対格を区別する、能格言語である。
抱合語ともいわれるが、スワヒリ語などの純粋な抱合語と違い名詞語幹や副詞語幹などが存在しないことからこれを認めない向きもある。
動詞と名詞はそれぞれ、
語幹-接尾辞-語尾
の順番に構成されており、語幹が意味の中核を、接尾辞が語幹を修飾し、語尾が文法関係を表している。
文の順番は特に決まりはない。
名詞は能格、絶対格、奪格、向格、場所格、経由格、等格の7格であり、数は単複だけでなく双数も有している。
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最終更新:2024/04/25(木) 00:00
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